季節移れば心が揺れる


ぼくはぼくなりにできるだけのことをやったつもり.そのうえでよい結果が
生まれなかったのはしょうがない.しょうがないさと笑って過ごすことは
できるけど,それ以外の心揺らす外因がやってくる季節になってきました.

たとえばそれは昨日の話です.目が醒めても体が動かない.布団の中でただ
時間が過ぎるのを待つしかない.太陽の光を浴びたくない.遮光カーテンを
ぴしりと閉めて,世界中の何もかもがぼくのせいで引き起こされたような,
そんな自意識過剰なマイナスパワーがみっちみちで,生活することさえも
できなくなってしまい,ひたすら凝り固まっていました.買い物にも行けず
ありあわせのもので食事を作る.食事と洗濯の世話については,この家に
住まわせてもらう時の約束ですから.だけど何を作ってもなにか味気ない.
テレビの何を見ても楽しくもない.淡々とだんだんと世界がゆがんでいって
泣きだしそうになる.ああ,秋ですから.病気の重くなる時期が来ました.

就職活動やってる身としては危険きわまりない状態なんですが,こういう時
どうすればいいかなんてどこの誰にも教わったこともないし,自分の力で
どうにかしていかなくちゃいけないんだろうな.仕事なんかそんな簡単には
見つかりませんし,今みたいな時期に「あなたは必要ありませんから」と
素で言われると通常の30倍くらいのダメージをかっくらってしまいます.
笑い過ごすことができなくて心の内壁にかさぶたが重なっていくんですね.

とにかく昼間に起きられない,日も暮れてるのに外に出られない,誰かと
目を合わせるのすら憚られる.…ああ,誰がどう見ても発症してますね.
幸いというかなんというか,今週には病院の予約が入っているはずなので
そこでいろいろ吐き出した方がいいんだろうな.ここ数ヵ月薬も変えずに
なんとかやってきたけれど,そろそろ重い薬がおでましになるんだろうか.

とにかく今はなんにも考えたくない….誰もぼくのことをそんな殺すほどに
嫌ってはいないはずなのに,誰からも「死んだ方がいいよ」と笑われている
ような気がするのは被害妄想も混じりはじめたのですか? この憂鬱な季節を
無事乗り越えられたら御喝采,ということで.それまではしばらくなんにも
手につかないかもしれないしねえ.別に病気のことを錦の御旗にして病気
そのものと慣れ合うつもりもないけれど,病気そのものに慣れていくことは
治療の上で大事だと思うんですね.本当は俺様のために世界が動いていれば
それが一番の治療環境なんでしょうが,世の中そんな甘くないですから….

のーみそ系の病気.オーケー,それは認めよう.まずは話はそれからだ.
…とか書いてるうちに夜が明けちゃいましてね.そろそろ就寝時刻かね.


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