白い空

 

 

ボールを追っかけ回してても 女の子探してても
何か見えない殻が ぼくを取り巻いている
完璧すぎる自由がのしかかってきているから
ハジけ飛ぶような理由も 言い訳もできない

酔っ払う大人たち横目に 乗り継いで行く電車
あんなふうにはなりたくないけど
ぼくらにはもう逃げ場所がない
星の道 塾帰り ストレス 今度のテストも近いけど
紙切れに乗った人生なんて ヒコーキにして飛ばしたい

どんなに疲れてしまってても 肩なんか凝りつめても
決して素直にならず コドモらしくふるまう
結局なんにも変わりなどしないのだから
シニカルな笑いを押さえ 天使の振りをする

期待する大人たち後目に 乗り継いで行く電車
たぶん未来は決められてるから
必然はもう変えられない
白い空 お日様は ポッカリ 燃えつきるために光ってる
あらかじめわかる人生なんて 裏切られたいこともある

ぼくらにはもう何も残されてないし
何かを作り上げることもできない たぶん
狭い水槽に生きる我慢も 広い海へと出て行く勇気も
きっと残されていない たぶん そんな時代

くたびれた大人たちに背を向け 乗り継いで行く電車
ぼくらもみんな偉大ではないよ
可能性など数字だけで
大人たち 昔は 誰でも ぼくらと同じコドモだった
かわりばえしない人生なんて ヒコーキにして飛ばしたい

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