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世界の半分はぼくのものじゃない
世界の一部分もぼくのものじゃない
なのにぼくはここにいて
世界の一部にいることになる

半分の向こう側には
そっくりそのままの世界がある
そしてこちら側には
少しだけ見飽きた世界がある

ぼくだけの世界は本当に小さくて
困ってしまうくらい小さくて
その中のもっとささいなことで
泣いたり笑ったりを繰り返している

その中のかなしいほうの半分に
ぼくはつまづいてしまう
本当の世界の全体を知らずに
ぼくは涙を流したりしている

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