Hal #64

世界の悪いところいやなところがうじうじと蟲のように這い出てきて
この体を顔を腕を腹を首を指を爪を足を膝を脛をたぐるように嘗める
吐き気を催しながら喉を開けばどろどろとしたこの世界への嫌悪感が
はっきりと形になって心を蝕みさらに奥深く広がって離れられないで
ねっとりと責める重い空気が肺の中にまで押し入ってきて息苦しくて
身悶えしながらこの先まだ生きなくてはいけないというつもりですか
内蔵をえぐりえぐりかき混ぜられるようなもったりとした不安の中で
みんなみんな大嫌い不快感を押しつけて流れゆく世界がみんな大嫌い
この命の不気味さそして目から流れでる涙の生暖かさが気持ち悪くて

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