クドリャフカ

おまえを呼ぶ
夜空に向かって

閉塞された機械の外は
無限であるというのに

還る希望のないまま
地球から連れ去られた
はじめての知的生命体へ

淋しくてたまらないとき
おまえを呼ぶ
夜空に向かって

まだこの星は青いのだろうか

その身が砕け散ったことを
知らないわけではないが
空気も水も音もない世界で
まだおまえは見ているだろう

おまえが空にいると
わかっているだけで
ただそれだけで
わかちあっているだけで
わかりあえているだけで

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