すべての熊は天国へ行く

たのしい子供のように座って
実は世界について考える
毛だらけの手を空にかざして

右手にはちみつ左手に鮭
どんぐりを口に入れて転がす
足りないようでなにかが多い

熊には熊の哲学がある

食欲だけが感情のすべてではない
性欲や睡眠欲だけでもありはしない
社会と情緒を携えて

悩んで迷って瞑想している時
がらっとした一撃で撃ち落とされても
命を取られてしまったとしても

すべての熊は天国へ行く

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