砂の城

こわしたものをとりかえし
なくしたものをてにいれて
ようやくそこでおちつける
そんなくらしをもとめてた

ぼくのからだがゆらめいて
ものをぱたぱたおとしても
こわれてしまわないような
しっかりとしたおももちで

くずれてしまうものならば
つみあげないでいるほうが
うしなうときのかなしみを
あじわわなくてすむけれど

きおくをたぐることさえも
はかなくおもういまだから
すなのおしろをきずきあげ
なみにとかしてしまいたい

back.