憂さ晴らし

あれは楽しかった時間を思い出すため
だけど現実を見つめたくなかっただけ

解決の糸口は見つかるはずもない
そこらじゅうの手がかりを捨ててしまった

憂さ晴らしの方法はいくらでもある
絵を描いたり字を書いたり引き裂いたり
抱きしめたり火をつけたり傷つけたり

絵を描きたい字を書きたい引き裂きたい
抱きしめたい火をつけたい傷つけたい

だからぼくに絵の具と筆とカンバスと
両腕とライターとナイフをください

人が憂えるって書いて
どうして優しいって読むんだろう

とにかくぼくにナイフをください

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