ゆらぎAとB

泳ぎながら
世界はこれでいいと思った
陸に上がって
それだけじゃいけないと思った

自転車に乗って
このまま暮らしていたいと思った
どこかに着いたら
そんなわけにもいかないなと思った

取り巻くのは虚構だったり実在だったり
いろいろな感情に捕えられた世界
あちらとこちらを行ったり来たり

眠る時に
もう目が覚めなくてもいいと思った
朝になって
しかたなく生活に引き戻されてしまう

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