トラブルまとめてドン,さらに倍

食事が終わってから実家の方へ電話.先日の入院で 高額医療費適用が認可されたので,病院の領収書を 集める必要があったのです.で,手紙で送ってねと 頼んだのですが,そこで驚愕の事態を知ることに. やっぱり実家を売っ払うんだそ … “トラブルまとめてドン,さらに倍” の続きを読む

食事が終わってから実家の方へ電話.先日の入院で
高額医療費適用が認可されたので,病院の領収書を
集める必要があったのです.で,手紙で送ってねと
頼んだのですが,そこで驚愕の事態を知ることに.

やっぱり実家を売っ払うんだそうな.で,大阪に
戻って来て,アパートでも借りて夫婦で住みつつ
仕事を探して第二の人生歩むんだそうです.むむむ.

「せっかくやからお姉ちゃんとこの近くでアパート
探すわ,どうせおまえ相手してくれへんやろ」.
まあ確かにあんまり相手はしないだろうとは思うが
こんなに殊勝でしおらしいことを言うひとでは
なかったのだけれどね.実はなかむら家は非常に
短命な一族で,父方の親戚は60歳を越えて生きた男は
父親がすごい久しぶりだったのもあり,自分が年を
取ってしまったことを深々と感じているのだろうか.

ただ問題は.実家に残してある本.本の山.というか
スチールの書棚に詰め込んである本そして本.これは
小学校のころからすべて捨てずに取ってあるもので,
実際希少価値もなくはないかもしれない.言葉狩りに
ひっかかって今では削除された文面も残っている版を
保存していたりもするのである.それを捨てないで
ちゃんと指示通りに取っておいてくれたことには感謝.
しかし置き場所がね.ないんだよね.頑張って稼いで
どこかトランクハウスでも借りるしかないのかなあ.
というか捨てると言う感情は微塵も起きないあたりが
本の虫としての意地というかダメ人間の証というか….

もっと強くなって君を迎えにいくよ

やっぱりオカシイ,ということでアコーディオンを抱え 修理屋さんに向かう.幸いなことに,楽器の調律ならば 日本でも有数の,と言われる専門家が大阪市内にいると いうことなので,事前にお電話さしあげて予約を取り 車に乗せてもら … “もっと強くなって君を迎えにいくよ” の続きを読む

やっぱりオカシイ,ということでアコーディオンを抱え
修理屋さんに向かう.幸いなことに,楽器の調律ならば
日本でも有数の,と言われる専門家が大阪市内にいると
いうことなので,事前にお電話さしあげて予約を取り
車に乗せてもらってたどり着く.東住吉は遠いのですよ.

さて,けっこう年のいったおじいさんが出てきました.
だけど工房の中はアコーディオンでいっぱい.なぜか
ギターも置いてありました.魂柱とか直すのだろうか.
まずケースを一瞥しただけで「あー,中国製やね」と
発言される.むむう.でも中身はイタリア製だぞう.

ハコを開けて楽器を鳴らす.うわぁ,すごい指捌きだー.
そして低音のビリつきや高音の出にくさ,そして何より
デオンの大敵である空気洩れが起きているとの診断.
さらに楽器を分解して,ジャバラの中にカビが生えてる
ところを見せてくれる.どうやら保存状態がよろしくは
なかったようで,数箇所修理する必要があるとのこと.
それも根本的に.ただ,最近の廉価版アコーディオンは
イタリアやドイツのメーカーでも中身はチェコ製が多く,
中身がたいしたことないらしい.対してこの楽器はまだ
イタリア本国で造っていたものらしく,楽器としては
しっかりしたものであるそうな.ただメンテナンスが
杜撰だったためこういう事態に陥っているんだそうだ.

というわけで調律を依頼.数百枚ある鋼製のリードを
ひとつひとつ削っては調整するということで,二週間は
かかるという.また,それなりにお金も….話を聞くと
15000円でオークションで落としたアコーディオンが
リード錆び錆び状態で,調律したら5万円かかった例とか
あるらしい.うーむ,やっぱり理由ありモノだったか.
ひとまず楽器を預け,よろしくお願いしますと辞去する.

しばらくの間練習できないけれど,もっとすごい楽器に
なって帰って来るのを待ってるからね.それまでせめて
教則本を読んでイメトレでもしておくよ.さよならー.