16本の弦のための小曲

朝ですよ.起きますよ.それなのに
ぴりっとしませんな.昨夜は極めて
気を抜いていたのに,どこぞやらに
テンションがかかっているみたいで.

それでもなんとか起き出してからは
電子的な作業をこねこねいたします.
こないだの事件から,創作について
考えるところあまたあり.それでも
言葉は必ず誰かから,どこかからの
借りものであるというところからは
逃れられないので,できる範囲での
オリジナルを追求する.それはただ
組み合わせの手法そのものに過ぎず
謙虚さを失ってはいけない.そして
畏れすぎてもいけない,と思います.

ちょっと音楽のデータをいじりだす.
15年ほど前に書いた弦楽四重奏曲の
楽譜データはあるのだけど,これを
音のデータとして入力してみました.
効率が悪いったらありゃしませんが
ステップ入力です.だって手元には
ヴァイオリンもヴィオラもチェロも
コントラバスもありませんからねえ.
そういうわけでト音記号,ヘ音記号,
ハ音記号と戦いながら最初の四小節
叩き込んだところで完全にへたばる.
我ながら当時どうやってこんな曲を
書いたのかが判りません.ふにゃあ.

同居のひとの帰宅に合わせお風呂の
支度をする.あとちょこまか伝達と.
予定を大きめにみてやっておかねば
ならぬこと少々あり,そして何より
大切なものを大切に取り扱うことが
肝要なのでありました.また今日も
梨の礫のまま終わらせてしまうけど
明日はなにか実るといいなと思うよ.