逢いにゆきましょう

世間が三連休の終わりであでやかで
はかない時間を過ごす中,すっかり
なまけものの節句働きでごやごやと
動いております.起床して朝一から
薬を詰める作業.ぽっちりぽちぽち.
また二週間しっかりと貯め込んだし
心の中にあるうねうねの身代わりと
なってくださいませ,お願いします.

友人たち帰宅.だけどもうそろそろ
帰る準備です.とりあえずみんなで
ごはんに行く.ライ麦のうどんなど
ぞぶぞぶすする.うむおいしかった.
近所の駅に降ろしてもらってここで
友人たちとはお別れ.また来てねー.

ぼくは電車と地下鉄でなんとかして
開場へ到着,今回唯一地の利のある
場所でした.通天閣ならかろうじて.
のこされ島という名前の居酒屋にて
映画鑑賞会.入場料を払って貝殻を
いただく.これがこのお店の中での
通貨で,ひとつにつきドリンク一杯.


のこされ島の貝殻

お茶をいただきながら,ざわざわと
賑わう店内で適当な位置に陣取って
とっくりと動画に酔いしれる.また
多重露光なので酔うんだ,ちょっと.
それでもそこで朗読される詩の力は
本当です.通る声って素敵だなーと
ぼそぼそ声のぼくは思うのでしたよ.

映画会が終わり,会場で売っている
詩集を買って書名を入れてもらった.
ぜんぶひらがなでおねがいしますと
ひともじひともじ確認していただく.


裸のメモ

散会となりとろとろと帰途について
同居のひとと駅前で待ち合わせます.
それではごはんにしましょう.はあ,
濃密な三日間だったなあと反芻して
剥がれない記憶をどのように自分に
固着させるかを考える.そしてまた
自分が渡してしまった原稿の綻びを
ごろごろと床をのたうち回って反省.
評価されたことがほとんどないから.

それでは朝詰めたピルケースを開け
今夜のぶんの薬を服む.じゃらりん.
明日はどろどろに溶けてるでしょう.