あおぞら

川のこちら側の
思い出の場所に
ぼくはひとりだけ
くちずさんでいる

あなたはいつもどおり
幸せだっただろう
いつもの微笑みで
ドアを出るまでは

かなたのせせらぎが
時を急ぐ
あなたは静かに
⾵に消えた

さよならさえも⾔えなくて
さよならさえも⾔えなくて
涙を拭いながら

あなたのいない世界で
あなたのいない世界で
⽣きていくんだね

ふたりがもっと強く
⼿をつなげていたら
命は続いて
いたのだろうか

あたりまえの⽇々が
続くと思っていた
夢は哀しいね
現実は冷たいね

顔を上げる
ぼくの気持ちが
せめてあなたに
届くように

さよならさえも⾔えなくて
さよならさえも⾔えなくて
涙を拭いながら

あなたのいない世界で
あなたのいない世界で
ぼくは取り残されて
⽣きていくんだね

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