ごめんね なんにも してあげられなくて
涙こぼれて 消えないように
泣かないふりをしないように
ぼくにはただ泣くしかできない
たとえいくら願っても 叶えられない夢がある
くだらない理由で争う人たち エスカレートした波の中
殺された罪もない街 誰も住まなくなった石の街
人が人であり続けるために せめてぼくは泣く
晴れぬ気持ちをささやきながら
たとえば 誰かが ドアをノックしたら
それは自分に 何かすてきな
便りが届く合図のように
素直に開くことができるから
たとえいくら叫んでも 届きはしない声がある
ささやかな理由で誤解しあったり 憎しみあう人たちがいる
残されたあどけない夢 明日を知れない子供たちの瞳
人が人であり続けるために せめてぼくは泣く
晴れぬ気持ちをささやきながら
ごめんね なんにも してあげられなくて
涙こぼれて 消えないように
泣かないふりをしないように
ぼくにはただ泣くしかできない
晴れぬ気持ちをささやきながら