日々のあぶく 05月
5/31
バイトの日.適当に頑張って大学に向かう.が,すみやかに研究室に
向かうのではなく,ひとまずコンピュータを触りにセンターへ.えへ.
…どうやらまだアカウントは消えていない模様.よかったよかった.
「すいません,止まっちゃったんですけどぉ」等の質問者がいっぱい来るが
そもそももうアドバイザーの資格もなにもあったもんぢゃないので答える
義務なんてないもんね,あっちいけしっしっ…というわけにもいかないし
それなりにアイソ振りまきながら応対.我ながら商売人の息子の血なんだと
つくづく思う.あと,センター窓口係のおねぃさんに学生証を見せるという
約束をようやく果たす.きちんとウケてくれてありがとございます〜.
さて研究室に.なんか机の上にモノモノしい箱が置いてあるんですが…
え,このそーがんきょーみたいなもの,実はデジカメなんですか.ほほー,
言っちゃあなんですが古すぎて一見でぢかめだなんて思いませんでしたよ.
確かに昔のデジカメってでかかったよなあ,などと回顧してみたりする.
で,これまだ使えるんですか? などと失礼な質問をしてしまう.研究室には
これしかデジカメがないらしい.っちゅーかデジカメが存在するだなんて
だれひとり思っていなかったらしい.先生でさえも「こんな大きい上にさ,
液晶もないからその場で撮った画を確認することも出来ないだなんて」と
呆れていた.撮った画像はケーブル繋いでパソに転送しないと確認できない
素敵な仕様となっております.で,誰が使うんですかコレ… いやいや,
誰か使うんですか? とりあえず研究室の様子を適当に撮ってみはしたものの
どんなふうに写っているか確認できない.…んー,確かに不便だよこれ.
遺物(ひでぇ)と戯れた後にサーバのおへやへ.てけてけといろんな処理を
しているときに管理者候補その二さんが現れる.今日も元気に Unix の
説明だねわーいゎーぃ… ただひとつ言えるのは,すべての作業の性質を
Windows と比較されるとよくわからなくなるということである.ぼく自身は
DOS も Windows も詳しいわけではないので,逆にこっちが混乱してまう…
向こうは向こうでもっと混乱しているに違いないのだが.あと,マウスを
使わなくてもいいというのは世間一般においてはメリットではないのか,と
愕然としてしまう.マウス (GUI) でしか使えない OS ってのはある意味
脆弱だと思うんですけど… 画面描画が止まったらそこでサヨナラだしね.
ひとまず慣れてくださいとしかいいようがないんだろうか.うみゅう.
あとはアカウントの追加… あれ? おかしいぞ? アカウントはできてるし
su も出来るのに,wdm からはログイン出来ない.なぜだなぜだなぜなぜ.
いろいろと手を尽くしてみるがいまいち原因が分からず.とりあえず最初に
gid を設定しておくと100%ここで引っかかるようなので,しかたなく
素のユーザーとして作った後 vipw で変更を企てるという方針に変更する.
なんか間違いまくってる気がするがしょうがない… あとで相談してみよ.
この悩みだけで作業時間を食い潰してしまい,続きは来週ということに
なってしまう.ダンドリ悪くてすみません… へなちょこ管理者ですから.
研究室の方に戻って先生がたとしばらくおはなし.しかしですね先生,
Mac の相談話を振られても,Windows よりもわかんないですよぼくには.
そーいうのはもう少し詳しそうな人に相談するほーがいいです.ぼくは
あくまでしろーとさんなんですから.いやいやホントなんですってば.
5/30
起きたのはかろうじて午前中.なにやってんだか.ひとまずはさわやかな
目覚めを…いかん,体調が悪い悪すぎる.かなり休もうかと思ったのだが
今日のIII限の授業,ひとりが教育実習に旅立ってるからぼくが休んだら
最後のひとりと先生によるマンツーマンセッションになるのだな.それは
かわいそうだと思ったのが半分,後で怨まれるなと思ったのと半々の気分で
学校に向かうバスに揺られる.むしょうに立場が弱いのである.ぐしゅ.
院生室に向かうと,先生が呼んでたからオフィスに向かえ,との伝言を
受ける.どうやら教科書が届いたらしい.受け取りにいって,ついでに
先生といろいろとおはなし.国語年鑑に名前を乗っけるためのヒケツを
教えてもらう.よぅしぼくもいっちょ狙ってやるか.かなりウソですが.
授業開始.フィールドワークの授業内容は「先生が語る少年時代・1970年の
万国世界博覧会の思ひ出」というもの.いや,ホントに講義時間の前半は
ほぼそれに費されてしまいました.おもしろかったっす.あとの余り時間で
デジタルな記録媒体の話についてちょこまかと.MDの仕様書の名前って
Rainbow-Book って言うんですな,始めて知りました.そこまでしてまで
色の名前にこだわらんでも,と思わなくもないんですがまあよいでしょう.
次の授業.あいかわらず結構ぎりぎりまで課題をせこせこやっている.
Semantics の授業は相変わらず説明が淡々と続く.授業のいちばん最初に
先週提出したぶんが戻って来た.いろいろと書き込みが.…確かにあの時
名前を書き忘れてたのはぼくが悪うございます.しかし赤いペンで明確に
「中村白丸」と書き足されるってのはどーいうことなんでしょう….大体
ぼくの名前は「なかむらしろまる」と奥ゆかしくひらがなで明記するのが
フォーマルだというのに.…感情の持っていきどころが間違ってますね.
とりあえず来週からこの授業の課題については全部「なかむらしろまる」で
提出することにしよう.もう名前や呼称に関してはいろいろ諦めてます.
だいたい「中村白熊」と書かれなかっただけでも儲けものとしよう.弱.
最後は音声学.ついに教科書代の請求書が回って来た… この時期になって
いろいろ出費がかさむと言うのは予想外… III限の教科書とともにどっと
大きなお金がぼくの財布からサヨナラしていくことに.今日は幸か不幸か
持ち合わせがなかったのでまた今度に持ち越し.今日のマメ知識.ようやく
某人形劇で多用される"oh-oh!"の正確な発音を知る.喉の奥で息を止めて
おっおーと発音.これから生きてく上でなんか役に立つかもしれません.
院生室に帰る.もぞもぞメールを読んだりしているうちに先生がいらして
をぢさんといっしょにかえろうよぐへへ(発言ママ),と誘惑.先生それって
手当たり次第に取って食いそうな発言ですよ.あるいはいろいろな理由で
お持ち帰りされてしまいそうだ.ヒかれますってば.ほかの人達は無情にも
とっとと帰る.しょうがないのでぼくと帰ることになる先生.もくろみが
はずれたようですね残念ながら.歩いて駅までお話しながらてくてくと.
家に帰ってからこねこねと地味な作業を続ける.そーいや明日はバイトだ.
5/29
あうううう,何が悲しうてこんな朝から電車に揺られてるんでしょう.
それは話を遡ること4日前,演習発表時に追加された資料を探すところから
始まるのでありました.来週までにこれこれの資料を読んでおくようにと
先生からのお達し.書名と筆者を控え,あとは捜して読むだけさと考えた
その気持ちが甘かった.その翌日現在の大学の図書館情報を検索するも哀れ
資料は蔵書に含まれておらず,更にホンの少し山を越えたところにある
隣の大学の図書館資料まで漁る始末でありましたベンベン.それでも愛しき
資料はいっかな見つからぬ.業を煮やして前の大学の図書館情報を漁れば
なんとも話は奇遇なほうへ,過去に所属していた研究室に存在するという
ありがたき話ではございませぬか,こいつは幸いと思ったのもつかの間
次の授業までに間に合わせようと思えばいつそちらに向かえばいいものやら
トンと見当がつかぬ次第.仕方ないやねと諦めだけは早いこの男のこと,
授業が始まるより先にいったんあっちへ向かえばいいやと考えたわけで
ありまして… 弁士口調疲れたからこのへんでやめ.ともかくそんなわけで
苦悩したり苦悶したりしながら朝起き,前の研究室へ.体はだるだるだあ.
研究室到着.いきなり,国語学会来ーへんかったやんなんで,と助手さんに
つっつかれる.ふに,そんなこと言われてましても普段の課題が忙しすぎて
そこまで手が回らないというのが実情でございますよ.ちなみに担当教官が
学会のとある発表にいたくおかんむりだったらしい…明日機嫌が悪くなきゃ
いんだけど.古すぎる発表は時として人を怒らせることもあるのだと実感.
とりあえず資料をめっけだしてコピーを…あ,現在のサーバ管理者である
先輩がコピーカードを貸してくれた♪ これで外まで資料を持ち出さなくて
すむのでかなりラッキー.時間も短縮.しかもタダ.よいことづくめだあ.
なお,研究室のコピー機がパワーアップし高級品になっているよいう事実に
今日初めて気づく.ちくしゃう,読み取りが早いじゃないかうらやましい.
コピー取り終わって助手さんとちょっとおしゃべり.この大学の蔵書量は
実はすごかったんだなあといまさらながらにして思う,とため息をつくと,
助手さんはさもありなんといった面持ちでうなづく.助手さんは他の所から
こちらに移って来た時に,うぉぉぉ,この論文もあの書物もあるやんけーと
感動したクチらしい.…ぼくは逆に他のとこに移動してあれもないしこれも
見当たらないしという,離れて初めてその恵まれた環境がわかったタイプ.
…なんかおいしくないぞ.でもとにかく資料はつかまえた,あとは読めば
なんとかなるでしょう.さあのっそりと帰りましょう授業が待っている.
遠回りなのだが途中で家に寄る.家賃振込みやんなきゃいけないのに,
物の見事に口座番号の控えを置き忘れて来たので.アパートのそばにある
銀行でぷっちり振り込んで作業終了.再度大学に向かいます.山登り.
院生室にたどり着くと思いっきり頼りたいオーラに包まれて歓迎される.
こんなに待ちかねられたことなんてめったにないぞ.…みんなよーするに
TeX の課題が完成してないのだね.というわけであれこれ手伝いまくる.
…ていうか,頭っからこれ以上やる気がございませんねさては? などと
心で考えてもおくびにも出さないぼくはしょせんしがない日本人である.
そうこうしているうちに授業.Minimalism の講義.全体的に先週の復習と
これまでのまとめといった感じ.まあそれなりに難しくて,語彙のまとめを
やっておこうと思ったものだ.来週からはまた新しい理論を学ばなくては
いけないようだし.授業終了時に聞いたこぼれ話.「〜と考えるべきか」と
試験問題を出したら,「〜と考えないべきである」と結ばれた回答がんもー
げちゃげちゃに多かったそうな.これって日本語の揺れで済まされるのか?
かなり不自然に聞こえるんだが多数は正義なのだ.むむー.文章を構成する
順序がどっかずれているのだな.なお,若い娘にとって「超自然現象」とは
「自然を超えた現象」ではなく「めっちゃ自然な現象」のことらしい…
いや,こんだけ謎の擬音を並べておいて日本語の乱れをいぶかしんだり
嘆いたり眉を顰めたりする権利なんてないのかもしれませんが.でもねえ.
さて次は TeX の授業である.みんなのを手伝ってる間に時間がなくなり,
実は課題が数分前までできていなかったのは秘密ということにしておこう.
せむかたなしに以前別の授業で提出した課題をちょこまかっと並べておいて
お茶を濁すことに.まあ樹形構造図とかいろいろあるからいいやね,などと
思っていたのだが,enumerate 環境の使い方あたりでちょっとした誤解が
いくつかぽろりと.しかも同じような論理の勘違いを他の人の手伝いで
わんさかやっていたため,ほとんどの人の宿題をぼくが手伝ったとバレる.
…まあしょうがないでしょう.手伝うなという法はないわけだし.それに,
論理的に箇条書きであればそれで納得していただきたいものを,「えーっ,
ここって1.2.3.で出てくるん,私ここ絶対 abc で出したいんやけどさ」
「いやどうせ箇条書きは箇条書きで出てるわけだし」「でもこの原稿では
abcに,しかもカッコついてるやん」「や,だから」「納得でけへーん」
「どーしても?」「どーしても」的なやりとりを数回繰り返して頭の中が
くたくたになったあとだったんで…もう許してやってくださいませ.
憔悴している間にいつのまにか授業が終わっていた.次は毎週毎週胃が痛い
Research Presentation である.前回の課題が返却されるが,いっとー頭に
「明確に言って英語の捉え方がまだまだ基本的なとこからわかってない」と
大書される.あう〜.この授業は実は恐ろしいことに必修科目であるため,
卒業が結構懸念される.いや,ほんとーにヤバいかもしんないです.うぐ.
さらに授業のなかば頃眠くてしょうがなくなる.だからどーしてこういう
大変な授業のときに限って.眠気と格闘していると先生の英語の聞き取りが
おぼつかなくなるというおまけつき.後半には眠気は消えてくれたのだが,
授業で何が起こったかいまいちまとめきれない状態.まずいのうほんとに.
今回も懲りずに課題だけは提出したのだが,また A4 いっぱいにいろいろと
書かれてしまうのだろうということは想像に難くない.進歩したいねえ.
5/28
ぐたー.暑くてやってらんない気候.まだ5月,夏のカテゴリじゃないのに
この日差しはなんだってんだいったい.意地でも6月になるまでは半袖を
着ないつもりではあるが負けそうである.くう.大体この時期にすでに
半袖だったら,夏まっ盛りの頃には何着て歩けばいいんだ.そのことを
考えると今から自分を甘やかしてはいけないと自戒しているのだが…
まあ暑いとはいえ晴れてるのはありがたい.洗濯洗濯ごとごとごとと.
並行してあれこれ本を読む.あと課題をやったり.基本的にはすごーく
地味な生活.おでかけするといらん出費がかさむしね.ということで
家でのんびりと.明日の課題もとっとと終わってくれたらいいんだが
それが終わっていないからこんな日記なんざ書いているわけで.ふぃ.
むしろ問題は明後日の課題.毎週繰り返しているのは週末に月曜日の
課題をあれこれやってくたびれ果てて,月曜は授業でさらに疲れ果てて,
結局力尽きた状態で火曜日を迎え,課題の進捗状況が思わしくないという
いけないパターンが組み上がりつつある.ここらでなんとかしとかないと
なんともならない.若干同語反復.あれこれとテキストを読みながら,
辞書を引いて… あ,英語学辞典買いにいけばよかった… 忘れてたぞ.
5/27
ゆうべ Gimp の make に時間を費しすぎて自爆,気がついたら朝だった.
わりかし疲れていたのでとにかく眠る.目が醒める.13時過ぎ.むぅ.
前からえんえん行けずじまいだった散髪に出かける.あと家賃もそろそろ
払っておかないと.28日までに払えって規約だし.あ,もう明日やんか.
ひとまず銀行に.振り込み振り込みっと… あれ.あ,今日は土曜日だ…
つまり入金できないっちゅーことですね.やばいやばい.月曜まで待ったら
28日越えちゃうよー.でもしかたがないものはしかたがないということで
月曜日にさくりと払うことにする.諦めが早いのは取り柄のひとつですか?
電車に揺られて電気屋街に.その近くによぉ行く散髪屋があるので…
普段通り散髪.ちょっと混んでたけどまあいいでしょ.しばらく待っても
別に急ぐわけでもないんだし.散髪終了,あー頭が軽い.顔もひさびさに
つんつるてんに剃りあげてもらってさっぱり.やっぱり自分で剃るよりも
散髪でまとめて剃ってもらったほうがさっぱり度は高い.ものぐさなだけ,
などという明確で的確な指摘を私は必要としてはいません.ふむう.
さて,次は電気屋さんめぐり.といってもこの時点で夕方だったので,
あまりあちこち見て回るわけにもいかなかった.そもそも移動してたら
道に迷うこと必至だし.とりあえず自作機,ノート,デスクトップといった
順序で見て回る.自作と通販とどっちが安くあげられるんだろう? いっとー
最初だからパーツの使い回しとかもできないし,はてさてどうしたものか.
ノートは最近復活したトラックボールタイプのものを触ってみる,なかなか
よい感じ.もしもデスクトップとノートを同時に買えたとしたら,ノートは
XGA なくてもいいかなあ,などと考えてみる.ノートのみの購入であれば
そりゃ XGA 死守の CD-ROM ドライブ内蔵のタイプを探すのだが.しかし
どこまで収入があるのかよーわからんので今日はホントにさらーりと見て
まわるだけに留める.いや,本当に今すぐキャッシュで買えるものならば
買ってみたいんですが.まあそのへんは通販安パソで充分だし.
家に帰ってから IRC で強まった友人たちに相談してみる.聞いた話では
ノートは今買い時ではないそうだ.夏のボーナス商戦まで待つか,または
Crusoe の登場まで待つか.結局待つんかい.ともかくどーしたらいいか
あれこれと相談に乗ってもらう.奨学金が早く下りたらいいなあ…
5/26
昨日の疲れというかなんというか,それとも睡眠が足りないのが原因か,
目が醒めても体が動かない.極端に血圧が下がっているのだろうか,なんか
手足がえんえん痺れている.ほんとに動かせないぞ.こんな発作はときどき
起こっていたのだが,今回は久しぶりかつ質が悪い.しょうがないので,
体をもぞもぞ動かしながら這いまわり,感覚のない痺れた腕で冷蔵庫の水を
取り出し摂取.なぜか水を飲むと少しましになる.我ながら自分のからだの
いろんな仕組みがよくわからない.他の人もそうなんだろうか.やっぱり
チョコレート食うと眠れなくなったりパスタを食べるとおなかがすいたり
するものなんだろうか.友人はぼくのことを得意体質のデパートと呼ぶ.
さて,動けるようになったことだし学校に行きますか.昨日先に帰った
友人たちに TeX のいろいろを教えると約束しちゃったからなあ.結局
授業は18時からなのだが昼から学校に登ることにする.わっせわっせ.
ひさしぶりにサークルのほうに顔を出してみるが,知った顔がいない…
ていうか久しぶりすぎてどの教室でやってるのかいまいち記憶が怪しい.
最近教室移動したことだし.で,なんとか正しい部屋を発見.しかしまあ
やっぱり知った顔が少ないな.結局えんえんとゲーム話にうち興ずる.
だってさ,いくらなんでも他のひとたちの「ボーイズラブ小説がさあ」とか
いう会話に混じっていけるほど女子大生じゃありませんから.そりゃもう.
適当に退散.院生室に向かう.先生がふいっと現れてカステラなどを
置いていってくれるが,基本的に今日は人が極端に少ないのでみんなで
お茶を飲むことも出来ない.…待てよ,TeX の面倒見ることになってた
友人どもはどこにいるんじゃ.その後メールが来たりして今日はお流れと
いうことになる.課題提出は月曜だからまあその時に頑張るらしい.はあ.
さんざん待ちぼうけをくらわされたので,ひまつぶしに NT に Netscape6を
インストール.ダウンロードに時間だけがひたすらかかってしまう.まあ
Java を一から入れてるんだからしょうがないか.よし,うまくいったぜ.
ちゃんと PNG の透明色が反映されてるのを確認.重要なことですとも.
調子に乗って Mozilla もインストール.こないだ Gimp も入れちゃって
結構ディスク容量食ったのかなと思ったのだが,まだまだ大丈夫らしい.
まだまだ頑張ればいろんなもんが入れられそうでほくそ笑みにやにや.
気がつけば授業が始まる時刻… これはいけないそろそろゆかなくては.
しかし教室では先生がネジ回しを持ってコンピュータと格闘中だった.
今日の授業で音声を使うので,サウンドカードをぷちっと挿さなくては
いけないらしい.面白いので横で観察.特に手伝うこともなかったし.
授業内容は素敵な指数対数の世界.Quod Erat Demonstrandum なんて語を
数年ぶりに使う.だから素直にQEDって略せってば.なんかわっざわざ
ラテン語綴りを覚えて使ったむぢゃきな時代がおいらにもあったものさ.
しかし授業内容がどうとかではなく,純粋に眠気がさしてきた… すぅ,と
眠気に押しやられそうになる瞬間に「では授業内容習得のモチベーションを
高めるために」とどこぞで聞いたようなセリフを聞く.先生ってばちゃんと
日記読んでるんですねもう.「誰かさんの日記のせいで授業の方向性が
決まっているような感じですが」などと言われても私は好きほーだいに
書いてるだけです.しかし本当に誰が読んでいるか判らないものを書くって
ある意味おそろしーことなんだなー.でもおもしろいからそれもまたよし.
ちょっとした用事であれこれ動いてみる.しかし自動両替機に向かいつつ
財布を出した時,なんか足に当たった感じが… 歩きながらだったから
なんか蹴飛ばした感触.機械の下のほうに滑り込んでいったような残像が
見えた気がするんだがあれは気のせいなのか? 財布をまぢまぢと見る… と
足元にテレホンカードとか名刺とかが散乱している.ぐわ,やっぱりなんか
落としたんだ.じゃあさっき蹴飛ばしたのは… あれはある,これもある,
となると… 学生証やな.店の人を呼べば話は早いのだろうが,そこはそれ
迷惑かけたくないってのと例の誤解を招きやすい学生証をあまり人様の目に
触れさせたくないというふたつの思惑が渦巻いている.ので,結局床に
這いつくばって手を延ばすことに.うーん,ギリギリで届いて良かった.
本当は他にもなんかいろいろけっとばしてたかもしれないけど,とりあえず
今すぐ気づいて実害がありそうなものはなかったのでよしとしておこう.
おかげで服がかなり汚れてしまった… また週末は洗濯の日だなこれは.
家に帰っていろいろとがさごそ.最新版の Gimp の make は失敗ばかり.
やっぱり 1.1.22 はもうちょっと待って 2 になってからいれるほうが
ひょっとしたらやりがいがあるかもしれん.今んとこ動いてるしいいか.
5/25
結局は昨日の日記を書いた後にも作業はさしてはかどることもなかった.
なにもしなかったわけでもないが躍進的に進みましたということもなく,
少し仮眠を取ろうと横になる.もう外はうっすら明るくなりはじめている.
…かえって寝つけない.なんか眠れないことそのものが妙に気になりだし
悩む,というかめそめそする.もう睡眠障害とは10年ほどの付き合いに
なろうというのに,やっぱりまだまだ割り切れないモノがあるらしい.
どーしたものかね.そろそろ病院に通い出すべきなんだろうなあ.うーむ.
ぶつくさぼやきながら学校へ.とっととハンドアウトの書き直しなどを
やらなくては.…のその前に,全体像を手に取り目で見たいから印刷だな.
えいっ印刷開始.あれ.うまくプリンタにジョブが飛ばないぞ.うーっと.
まずは先生に報告だな.あれやこれや見てもらうがどうも昨日いろいろと
設定を変えたらしく,その余波が残っているという話であった.ふむふむ
理由はよくわかりました.ではもうすぐ始まる授業での発表に使う原稿は
ここで印刷できないということですねそうなんですね.…しょうがない,
いつもの手で遠回しな転送をしまくってなんとかかんとか DVI ファイルを
PDF に変換.授業は先生の部屋で行なわれるので印刷していただくことで
なんとか解決を見る.やっぱりきちんとプリンタ使えないと困るですよ.
さて社会言語学の授業.今日は前述のごとく発表当番.当番っつっても
受講者合計二名なんでかたっぽが休むと針の筵となるタイプであろう.
そしてあれこれと解説とか説明とか読みくだしとか.先生からひたすら
速く,もっともっと速くとせっつかれる.質問されれば鐘を叩くように
打てば響くように答えるべきである,と.確かに読み込みが足りないのかも
しれませんが,すべての解説を単文,単文,単文と流して行けるくらいの
頭の回転の速さが備わっていません… あと単純に話すのが早い人ってのは
うらやましいです….とりあえず考えたことと自分の口が一致させられれば
もう少し生きやすいのかもしれない,などとぼんやりと考えてしまう.
そんなことを考えている間に授業も終わってしまうのであった.はうはう.
その後別の先生に力仕事を,と頼まれごと.まあ机をちょっといくつか
運ぶだけなので仕事そのものは結構さっくり終わる.その合間に先生に
いろいろと,たとえばこの院でぼくはどんなふーに勉強の方針なぞ立てれば
良いのですかねえ,などといったことを相談してみる.まあやはりというか
なんというか,自分の興味を突き進めて研究するために必要な知識などを
きっちり詰め込んでおいた方がいいだろうということで.確かに言語学は
他の文系専攻よりも科学カガクしてて理屈がシャッキリしてるところが
気に入っているのだが,好きと得意は違うということで.こないだもなんか
書いた気がするのだが,科学的な記述・論述のしかたとかを知っておく
べきなんでしょうな.うーむ.文系のゆたっとした記述に慣れ切ってるので
そのあたり学んで行くのに不安が残りまくりなんですが.うーむ.
さて今日は突如降って涌いた宴会.行けるかな行けないかなどうしよかな,
などと思っていたのだがここんとこ気分が沈みやすくなっているようなので
参加することにした.電車乗ってけっこう遠いとこまでがっとんごったん.
そこに至るまでに課題の迫っている TeX に関する友人からの質問だとか,
プリンタのあれこれとかの説明を横聞きしていたりすると時間はどんどん
過ぎて行くものだ.さらに,ふと気がつくと帽子がない.また無くしたか?
あちこち探し回ってもどーしても見つからない.あ,そうかあそこか.
さっき机を運び込んだ教室だ.申し訳ないが先生に頼み込んでもう一度
教室を開けてもらう.案の定先生から「また無くしたの? 」と言われて
日記が確実にあらゆる方面に読まれていることを実感.喜んでいいのやら
悲しむべきことなのか.さて,宴の開始時刻は18時ということだったが,
実際の到着はそれよりも結構遅れた時刻になってしまった.まあ行くよと
確約していたわけではないのでべつにいいか.誰も困らないし.
宴参加開始.下戸なので酒はナシ.あいかわらず烏龍茶をペットボトルで
出してくれる店のマスター.確かに面倒くさくないのでこれが一番である.
ここは料理がおいしいので酒よりもたべものたべもの.同じく下戸の友人と
「飲み会の時には最初にごはんモノを注文すべきだ」との点で意見が一致.
周囲からは非難轟々であったがそんなのは酔いどれ人のたわごとである.
後輩は東洋史学のひとなのだが,卒論の正式題目をどうするかで迷っている
ようであった.そりゃ突厥文字とかそーいう限定的なモノには興味もあるし
見てみたい気もするけど,やっぱりハザールなんてそんなに一般的じゃない
エリアなんだからなあ.あそこは民族が民族だし,宗教が宗教なんだから
下手なコト書いたら殺されちゃいますよ.でもやっぱり題目候補に挙げてた
「ハザールでござーる」は熱烈に推薦.あとでどーなっても知らないけど.
かと思えば日本史学の友人は思いっきり攻撃的になっていた.普段はとても
おだやかな人物のはずなのだが,やはり譲れぬところがあるらしい.昨日
担当教官と大喧嘩したのがよほど頭に来ていたようだ.そりゃあねえ.
「ウチの専攻ではどうして未だに卒論提出手書き限定なんですか」という
疑問は誰もが普通に持つよな.せめて「手書き原則」を改めて,手書きでも
印刷物でもどちらでも受理できるようにするのが世界の正しい流れだと
思うんだが….いったいどうなっているんだ日本史学.「自らの手で書く
苦労が大切なんだ」なんて根性論は絶対にどっかおかしいし,「手書きを
読んでこそ執筆者の人間性が見えてくる」だなんて,そんな生臭い論文
ぼくでも読みたくありません.「どうせ君はもう卒論は関係ないんだから
いいでしょ,院生なんだし」という逃げの態度も間違ってるし.そりゃあ
先生の方が間違ってるわ.友人の意見に全面的に賛成.しかし哀れなことに
友人の賛同者は一切いなかったらしく,そのことに関してもかなり神経を
参らせていたようだ.御愁傷様としかいいようがございません.とっとと
そんな時代錯誤で封建主義な研究室,移動したほうが身と精神に良かろう.
まあ簡単に移動できるものではないことくらいは承知しているのだが….
その後「歌いたい気分」という人が多かったため懲りもせずカラオケに.
さすがに久しぶりだったのでなかなか声が出せなかったがそれでも勢いで
あれこれ歌うことに.我ながらよーやると思う.それは決して自分を誉めて
あげたい方向ではないところへ向けられた「よーやる」である.途中で
別の友人を電波で呼んで引き込んでしまった.素直に携帯電話って言え.
しかしその彼が持って来たのはこないだ東京くんだりまで見に行ったという
アングラ演劇のパンフレットであった.あははは,こいつはすさまじいや.
とっくりとパンフレットやチラシを堪能.話を聞くと,開演前にすでに
赤い縄で体を椅子に縛り付けられ転がされた女の子が数人いたり,前列
かぶりつきの席では舞台で使用する融けた蝋が飛び散るのを浴びたり.
それはもう異世界が広がりまくっていたらしい.こーいうのってやっぱり
大阪ではやれないんだろうな.濃さの方向が笑いに向かっちゃうから.
なんのかんので終電ギリギリまで遊んでた.最近遊びが多いですのう.
5/24
一日家の中.本当はバイトの日なのだが,今日は休むとメールをいれる.
だって明日発表だもん.ということで家で孤独な作業にいそしむことに.
あと,昨日書き損ねたメールのお返事を返す.最近長文メールが多いので
お返事を書くのは結構時間を食う.そのぶんうれしさも多いんだけどね.
しかしやっぱり 4kbyte を越えるメールが一日5通程度ってのは多いか….
これが ML とかだったら流し読みだけど,心を込めた個人メールだからね.
ひとまずお返事を書く.書く.書いて書いて書きまくる.うをを,夕方.
まあ夕方と言うには少し早い15時ではあるが.さ,とっとと課題だ課題だ.
言語選択についての英文をさらに追加させられたのでぺらぺらと読む.
これまで読んで来た文献と言ってることが重なっているので,ある程度
読むのは楽になってきた.専門用語とかで悩むことも少ないし.しかし
それでも10ページはつらい.どーして大学受験の頃ってあんなにボーダイな
英文を読むことが出来たんだろう? そしていまどーしてできにくいのだろ?
あーだこーだで読んだりまとめたりしているうちに,ハンドアウトが到底
4枚で収まるとは思えない分量になって来た… これはひょっとして,後半は
来週に回してもいいという神の思しめしなのだろうか.そんなすいーとな
考えをめぐらしているうちに作業効率が落ちて来たようだ… いかんな.
ひとまず間に合うようにわっせわっせと作業を続ける.でも徹夜かなぁ.
5/23
結局2時間くらいしか眠れず.そして課題などをてけてけとやりはじめる.
しかし…今回量が多いのぅ.今日の授業どれもこれも宿題が出てたんで
いまさらやるってのは問題なんですが.いや,だからやらないって言ってる
わけじゃなくて.そんな空恐ろしいことできますかってんだちくしょうめ.
とりあえずとっつきやすいフィールドワークのモジュールからはじめる.
まあこれは思いつくままに話のネタを転がしていくことで終了.ひふー.
次に意味論と音声学… うーん,音声学のほうを読みながら学校に行こう.
というわけであれこれ支度をしている時に親から電話.…長いよ.あうう.
あの,長距離なんですけど.急いでるんですけど.課題が.ねえ.うー.
だけど電話を自分から切れない妙なクセがどうしても抜けない.そのため
親のひと話し放題.気弱さはなにももたらさないことをあらためて実感…
おおあわてで学校に向かうも,バスが特別に急いでくれるわけもなし.
学校到着.課題を始めるも,意味論で読んでたところが宿題の範囲と
微妙にずれていたことが発覚.問題は1,2,3だって? 3,4,5のとこばっかり
読んでたぼくはどーしたらいいの.とりあえず時間もないことだし,
あれこれと書くことにする.うー,なんかよくわかんないよー.焦ると
特に読み間違いが多くなるし,そもそも知識ないのが痛い痛い痛い.
またおしゃべりとかに加わってしまったりして自分の首を締めまくる.
そうこうしているうちに始業のチャイム.フィールドワークの授業開始.
今日の授業はデジタルメディアの動向とか音の性質がどうこうとか.でも,
このへんの内容はその昔学部の頃にやった覚えがあるので復習の気分で
すますことができる.スペクトログラム読むまでにはさすがに至らないけど
日本語の五母音における第一第二フォルマントの差異とかは懐かしく拝聴.
そういや昔は真面目に音声学の授業とか出てたんだよなあ.さらにCD-ROMの
フォーマットのあれこれは個人的に調べまくったものよ.CD-Rのあれこれに
関して原稿書いた経験がこんなとこで役立って来るか…人生わかりません.
先生が「今何時? 授業っていつまでだっけ」と問へば,学生は「えっと,
いま4時10分です.あと数秒でチャイムが鳴ると思います」と答ふ.まさに
その刹那ちゃいむ鳴れり.教室の空気いとかろがろしく,また乾きたり…
いやータイミングがいいんだか悪いんだか.とりあえず次の授業だ授業だ.
さて意味論の授業〜.その合間の休み時間にさっきの宿題の続きをやろうと
カタく決意していたにもかかわらず,課題提出の迫った TeX の質問が…
それに答えているうちに休み時間が終わる.しかも先生は遅れず時間通りに
現れる.宿題の提出は授業の一番最初に要求される.さらにその解答内容を
見ながら今日は授業が進んで行く.逃げ場なし.しょうがないので書きかけ
穴だらけの解答を提出.あまつさえ名前すら書いてなかったと指摘される.
さらに授業の内容,まあ宿題の答え合わせから進んで行くのだが,みんなは
めちゃめちゃ長く精密に答えを出している.あれがこうで,これはああで,
よってこの理論ではこんなふうなのでこの例文はこのようにあれこれと.
…ぼく,とりあえず走り書きの一行くらいで話が済んじゃってるんですけど
やっぱりダメですよな.とりあえずまず最初に身につけないといけないのは
思わず自明に見えることもきちんと論理立てるための方法論だと痛感する.
いやー生きた心地のしない授業でございました.めそめそうだうだ.
さらにおまけ.意味論の授業終了後,TeX の質問が飛んできてたせいで
どうのこうのあーだこーだと泣き事を言っていたら,先生入って来るし.
まさかよもや聞かれちゃいないとは思うが,かなりびっくりしました…
ま,とりあえず泣き事言っててもはじまらないので,論の組み立てとかに
馴染んでいかないといけないと自戒しておきましょう.問題は単位を取るか
どーかということではなくて,そこで何を身につけるかということなのさ.
…いかん,今何を言っても弱者の論理になりそうな気がする.
次の授業は概論,今日は音声学のシリーズである.さっきの休み時間も
愚痴ってたり驚いてたり先生からの質問に答えてたりで時間なしなしなし.
おろおろしながら記述記述.やっぱめちゃめちゃ簡単にしか書けない状態で
提出せざるを得なかった… 宿題の回収は常に授業の最初なんスね… 落涙.
とりあえず今日印象に残ったもの.finger と singer との二つの単語間で
"ger" 部分の発音が異なるということ.知らんかった… 理屈を聞けば
確かにそうだよなあと納得できるんですが.ふむふむむ.しかし今度は
こちらの先生も時間を間違えていたらしい.あと30分あるのに無闇やたらに
解説のペースが早まり,今日出来なさそうだからこの部分宿題だな,とか
言い出す.こんな多い分量のところで宿題が出るのは学生としては嫌なんで
時間はまだあることを提言.よかった,宿題が別の箇所になった.ラッキ.
課題に追われまくった一日の授業,とりあえずこれでようやくおしまい.
打ちひしがれて教室を出ると,院生室のドアに小さなメモが貼ってある.
「授業が終わったら部屋に来るように」との担当教官からのお達し.一緒に
呼び出された友人と,なんだ一体これはと何が待ち受けているんだと相談.
二人して出した結論は,さらに新しいリーディング資料が山盛りサービスで
用意されてるに違いない,というもの.さらに忙しくなるのか… ふぅ…
これからの生活が鉛色に染まってくような暗澹たる気持ちで先生の部屋へ.
…なんか飲みにいきましょうというお誘いだったようだ.友人の顔,一気に
華やぐ華やぐ.でもまあたぶんぼくも同じよな表情だったんだろうなあ.
先生が降りて来るまで院生室で待機.その間メールを読む.いろいろな
メールが来ていたが,うち一通は600行にも渡ってたので読めずじまい.
いろいろ返事も書かなくちゃならないけど,今日はそれよりもごはんの方が
優先するので許していただきたい関係者の皆様.三人で山を降りていく.
しかし… 眠い眠い.しかも膝の調子が悪くなっているようで,歩くたびに
ぎしぎしカラダが悲鳴をあげている.でも痛みも通り越すほどに眠いぜ.
しかも先生も友人も歩くの早いし.重たい体ひきずってなんとかついてく.
そしてごはん.とりもなほさずごはん.焼き鳥おいしおいし.好き嫌いが
多いことを指摘されるが,もうこのへんは慣れたもんです.いいんですよ
鳥わさも梅肉和えもぼくは食わないだけで.人がおいしそうに食ってるのを
見ているだけで結構幸せな性分ですから.お安い幸せではある.それでも
それだけで腹がふくれるわけでもないので食うべきとこではちゃんと食う.
これ以上腹が(物理的に)ふくれていいのかという素朴な疑問は聞き流すので
いちいちメールで送って来たりしないように.いろいろと話は盛り上がる.
話題になる人物はこの場にいない,というのはとても重要なポイントだな.
別に批判とか非難とかしてたわけじゃなし.ほんのクシャミが出る程度の
噂話,ウワサ.あれこれ笑いながら話をするというのはいいことです.
帰宅.疲労.そーいやあまり寝てないんだよなあ.バスの中とかでちょっと
揺られてるといい気持ちだったんですこーし眠ってたけど… ん? ああっ,
帽子が頭の上にない.どっかで落としたんだろうか… 寝てる時やな多分.
だけどいまさらどうすることもできないし,何よりも疲れているので今は
寝ることにしましょう.ころんと布団にまるまって睡眠.もう今日だけは
メールチェックもそのお返事書きもあとまわし,ということにしておこ.
5/22
からだがかなりだるい.週末の無茶がたたり放題のようだ.朝からずっしり
気分は霞の中.体力が結構限界の所でふらふらしていて,歩いているだけで
素敵な悪寒が走ってくれる.かなり真剣に休みたかったが必死こいて登山.
院生室に入るなり,研修生のかたから「しろまるくん,見て見て見て」と
かーなりはしゃいだ声がかかる.おを,いつのまに.キーボードがきゅっと
小さくなって,これは例のハッカー(notクラッカー)御用達と言われてる
テンキーとファンクションキーのないコンパクトなキーボードでしゅな.
しかしりんご君に繋いである,ということはLite版ではない高いほう.
変換コネクタ込み30000円弱ですか…高いなやっぱ.でも嬉しげなだけあり
確かに軽快ですわ,ちょっと触らせてもらったところによると.やっぱり
テンキーいらないもんカーソルキーもいらないもん.しかし聞くところに
よると,このキーボードを買いに行って自分が社会的弱者であることを
痛感したらしい.何がって,やっぱりりんごは意地張ってナンボやね,って
ことでございますですよ.互換機に繋ぐならあんなに安いのになあ,などと
ぼやいていたので,現在の通販系安売りパソコンの値段などを調べて教えて
見たところ,かなり真剣にナニかを考え出した模様.そりゃあね,そろそろ
おうちのりんごを買い換えようって時にこんな値段出されちゃ心の一つも
揺れますわな.でもりんごユーザは誇り高く己が意志を貫くことにこそ
その心意気の美しさがあるんですから,負けちゃだめっすよ.ちなみに
りんご本体一台買う金額で,同等スペックの互換機が3台買えるらしい.
ちなみにディスプレイ付きで.世の中不公平.とりあえずは互換機を買い
中身をPC-UNIXにしたいなあとため息をついていたようだ.がんばれ〜.
そんなこんなの話をしているときに友人から電話.え,体調悪いから休み?
あのねー,課題がねー,どこかわかんなくなっちゃってたんでいろいろと
訊こうと思ってたんですけど… とりあえず何をやっておくべきなのかだけ
教えてもらう.その最中携帯の電波が切れ切れ,何度もかけなおすハメに.
病気のときに何度も苦労かけてホントにごめん,ゆっくり休め御大事に.
しばらく課題に取り掛かるがいまいちよーわからんことになってしまった.
書くべきことはあるんだが,なんとなく自明げなのでどう書いていいのかの
判断にとまどう.む,こういう時には先生に訊きに行こ.友人が体調悪くて
休む旨伝えるついで.いろいろ教えてもらってそれなりに疑問が解ける.
きちんと場合わけしてどの理論が一番シンプルにまとまるかを議論しないと
いけなかったのだな.このあたりの論理をまとめるのがまだ慣れてなくて
大変である.しかし体調が悪いひとが多いのはやっぱりハウスシックなので
あろうかという話まで出てくる.うちの院,建物は去年できてたんだがまだ
学生がいなかったので一年間閉めっぱなしになってたのだ.蓄積した埃とか
工事による「新しい建物のにおい」とかがなんらかの悪影響を及ぼしては
いないのだろうか,と院生の間でマコトシヤカにささやかれているのだ.
しかし,ぼくだけはなんともないんですけど.仲間はずれにされた気分.
さて授業.さっき先生に訊きに行ったことも含めレポートをまとめてたんで
教室に入るのが髪の毛一本の差で先生に遅れる.うぁぁ,ごめんなさい.
しかし…誰もいないんですが.今日休む友人がいないのはともかくとして
研修生の幾人かはどこへ.ついに恐れていたマンツーマン授業に遭遇かあ.
しばらく進んだところで更に先生が追加.ま,先生として来たわけではなく
この授業を受講しに,ということなんですが,これじゃますます威圧感が…
しかしお構いなしに授業は進む.Modal がどうとか Aspect がなんとか.
どーせ院生はぼくしかいないんで先生の解説も易しめである.たぶん.
それがありがたかった.あと今日は宿題がなかったのもうれしかったっす.
次の授業は休講.しかしその裏でさらにその次の授業の予習をしなくては
いけないのである.だけど約束しちゃったんだよねー.TeX の講習会の
続きもん.とりあえずいろんな疑問質問に相談員としてお答え.なんか
予習なんかしている隙がなかった… 頼むから章の見出しとかは自分で
いちいち定義せんと section とかを使ってくれ… よけい疲れるからさ.
さて,月曜日の難問奇問 Research Presentation. 授業開始前にみんなで
ウダ話しているとき,やっぱりこの授業はてーどたかいよ,ということで
意見の一致をみる.要求する課題が多いってことで,そーいえばこないだ
嘆願書を出したんだっけ? そして授業開始.どうやら嘆願が通ったらしく
課題の進行方法が少し変更されていた.しかしこれってあんまり楽になった
わけじゃないような気がしますが.朝三暮四という言葉が頭をかすめる.
あとはなんとか発言の機会を与えようと努力する先生と,適切に発言して
沈黙を回避したい学生と,リズムが噛み合えば幸せなのだが(仮定法).
家に帰ったころにはもー眠くて眠くて.もういいや,とりあえず休もう.
明日の課題はまた明日早起きしてやればいいや.危険思想であるなあ.
5/21
なんかドライブに連れて行かれることになる.しかしあのー,まだ朝の
6時なんすけど.有無を言うヒマもなくとりあえず出発.車の中では…
すやすやぐーぐー.車に揺られながら眠るの好きなんです.ほんとに.
しかも助手席で.これって嫌がられるとよく言われるんですが,どうして
ダメなんですか? ぼく自身は運転免許なんか持ってないのでその心理が
ちょっと判らないんですが.で,車はどんどん進んで行く. いろいろ
観光のポイントで揺り起こされても特に必ず起きるというわけでもなく,
景色を眺めるのに忙しいでもなく,ひたすらに眠りまくる.ドライブ行くと
必ず眠れるのでぼくは幸せなんです,これで.連れてってくれた先生に
してみれば張り合いがなかったんだろうなあ,と悪い気がするけれども.
でも牧場で馬を見ながらアイスを食ったり,温泉にゆったりつかったりして
それなりにリフレッシュさせていただきました.朝早く行ったのが功を奏し
帰ってきたのが夕刻.車の中のほとんどの時間を寝倒すことができて満足.
先生にしてもドライブができて幸せだっただろう.と思い込みたい.
さて,ドライブに行ったことで時間がもうあまりないが,明日提出の
課題が出てたよなあ.とりあえず夜のうちにやってしまおう.…むむ?
課題内容をメモした紙が見つからない… いかんな,これじゃどこをやれば
いいのかわからんじゃないか.しょうがない,明日早めに行っていろいろ
訊くしかないかな… もう少し早く気づいていれば友人に電話とか手は
あっただろうに.うみゅう.この週末は遊びすぎてバチが当たったもよう.
5/20
もー一日中力つきてた感じがする.はにゅう.今日やったことといえば
友人に電話をかけたことくらいかな.なんでもメデタク国家医師免許に
合格したらしい.おめでとーさん.しかし無職.医師免許持ってても
無職は無職.これから言語学者目指し大学受験にむけて精進するという.
「国家試験のペースで勉強し続けてたら国公立の大学は受かると思う」と
強気な発言.でもまーそうなんだろうな.それほどまでにハードだったに
違いなひ違いなひ.くわばらくわばら.なぜに雷よけのおまじないを.
ともかく,彼の近しい友人の多くは理系だったので,文系大学の受験には
情報が足りないらしい.ぼくの知っていることでよければ,と意見を
あれやこれやそれやと述べる.でもまあカリキュラムとか変わってきてるし
どこまで本当に参考になるかはわからない.しかし比較言語学って,今は
どこでやれるっていうんだろう.彼の前途はおそらく多難であろう.
あ,あとひっさしぶりに WebPage の更新をおこなう.トップページに
ちょこまかと文章を継ぎ足し,いくつか作品をあぷろーど.とりあえず
書くだけ書いておいたけれどテキスト化していなかったものを中心に
あれやこれやと足していく.で,追加分には"New"のアイコンをつけて…
うを,こんなアイコンだったっけ.自分で忘れているくらい久しぶりに
追加したんだろうか? ともあれ,いいかげんアイコンも書き直さねば.
5/19
カラスが鳴く声で目が醒める.なんぢゃそりゃと思われるかも知らんが
とにかくウチのアパートにはカラスがよく寄って来るのである.個人的に
カラスという鳥はむしろ好きな範疇なんですが,おだやか〜にすやすや〜と
でろでろ〜と正体もなく眠っている時に鳴くのはやめていただきたい.
あの声って通るし.あまつさえ窓開けっぱなしだったんで聞こえまくり.
はて.今何時だ.眼鏡をかけて時計を見る.…じゅうよじさんじゅっぷん.
なんかひさしぶりにめちゃめちゃ眠った気がするぞ.でも妙なタイミングで
起きちゃったせいでいまいちエンジンがかからん.這うように学校へ.
さて,最初に図書館に行く.来週の演習発表のための資料探し… もともと
最初に渡された資料の上に追加されたものである.これ以上英語を読めと
言うのか.言うんだろうな.で,「どっちに行けばよいのかわからない」
「いま自分がどこにいるのかわからない」「いま自分が何階にいるのか
わからない」「階を移動したいが階段が見つからない」「宝の地図(端的に
見取図とも言う)の示す場所がわからない」などなどのタクミなトラップに
いちいちいっこづつはまっていきもがきまくる.努力の末なんとか資料を
捜し当てることに成功.しかし最後のトラップ「どうやって借りるのか
システムがわからない」にも見事に引っかかる.受付に持って行って,
カードを見せてくれと請求される.と言われましても.この図書館に来るの
初めてなんだからカードの登録とかいるでしょ.持ってません,と答えると
かーなーりー怪訝な顔をされる.そもそもあんた誰や,というところから
はじまっていろいろと尋ねられる.そして疑問氷解,学生証が図書館の
カード代わりになってたのだね.そりゃ学生証もないのに髭面ひっさげて
この大学の学生ですとのたまへば不信人物扱いもされるわあっはっは.
そして先生にコピーカードを借りてがっしょんがっしょんコピーに興じる.
資料をぱらぱらと読んでみるが,指定された Code Switching の資料じゃ
ないような気がするのは私のりんぐぃすとれべるが低いからなんですか?
その後コピーも終わったことだし,とメールを読んでいると DVIOUT の
質問が飛んで来る.Windows の TeX 環境設定って楽なんだね… とりあえず
困ったら guess っとボタン押しとけ,ってなもんで.かりこりとパスを
調べ直す必要もなく便利なんでどんどん頭が軟化していきそうな感じだ.
…とか思っていたら,自分のマシンでは guess できたもんが質問者の
もんではなぜかフォントが見つからない.しょうがないので自分の設定を
コピーすることに.決め打ちっぽいがまあ間違ってないやろ.どうせ
同じようにインストールした TeX なんだし同じ場所にあるだろう,うん.
そして決め打ち成功.人間はこんな風にしてどんどん危険に鈍感になって
いくのである.しかもその伝達方法,メール使えばいいものを,いちいち
設定項目を読み上げて打ち込んでもらうというもの.しかもちょっと席が
離れているので,けっこう声を出さないといけない.響きわたる謎の呪文…
ほかに人はいなかったが,端から見ればシュールな情景だったのでせう.
さて,気がつくと先生のとこに行く時間があまりなくなっていた.ちょっと
確認したいことがあったのに.授業の前20分くらいでぱぱっと相談そして
それなりに解決.たぶん.やっぱり指示された資料には Code Switching の
あれこれは載っていなかったのかもしれないっちゅーことで.でもまあ
必要な情報は載ってるはずなのでやってきますけどね.なおこのときに
奨学金がかたっぽ通っていることが判明.わーい.でもやっぱりふたつは
無理だったらしい.ああ夢の月収16まんゑん生活が遠ざかってしまう.
…贅沢こいているとあらゆる方面に刺されそうなので愚痴はこれくらいに
しておきましょう.なんだかんだで8万円は確保されるんだし.
実験心理学の授業.講義中における先生のおことば.「1kg の重さのものと
1.2kg の重さのものでしたらすぐ判別はつきますが,100kg と 100.2kg の
ものでしたら判別はつきませんよね.この例からもわかるように,ヒトは
あまり無茶な大きさのものだと判別はつけられないんです.」…100kg は
やっぱり無茶な大きさなんですね… もちろん,誤差に比べた大きさの
話なんだということはわかってはいるが,体重が 100kg - Δx のぼくには
充分ショックなひとことでございました.Δx の詳しい数値は秘密だ.
その他の授業の内容は主に指数対数の説明について.受講者のメンバーは
指数対数に関して知っているレベルが似たり寄ったりであった.先生は
かなり呆れていたようですが.だって数学が得意だったら今ここで語学を
志すことはなかったもの.それに個人的な話だが,高校の授業で指数対数を
習った記憶がないんだが.高校の頃しばらく休学しているうちにこのへん
授業が終わっちゃったらしいし.その後の数学の教育項目に指数対数って
なかなかリンクしないから,結局勉強しないまま今に至る.物理とかも
ぜんぜんやらなかったしね.それでも大学院生にはなれる! すごい! 便利!
…何が便利かわからんが.ひとまずは基礎からみっちりやることになる.
先生の説明はわかりやすいし,高校の授業で最大の障害であった「講義の
内容を習得するモチベーションに著しく欠ける」ということにもいろいろ
気を配っていただいたので楽しく数学の知識を脳にほりこんだ気分になる.
…来週までその気分が持続していればいいのにな.いきなり弱気かい.
家に帰る.デカい荷物がひっかかって台所の台に直撃,盛大に食器を
ぱっくり割ってしまう.こりゃいけないね,また今度買いに行かないと.
そしてこういうこまごました部分で大事な通帳残高は減って行くのである.
5/18
結局眠り始めたのは午前7時になろうかという時刻でありましたです.
最近この極悪パターンが増えている気がするが,このままいくと絶対
体調か精神に変調をきたすに違いないぞ.さようなら脆弱な体力よ.
でもこんな日に限って授業が遅い時間ではなかったりするのである.
まあまともな社会生活を営んでいる向きには悪いとは充分思っているけど
13時50分に開始というのはすでにぼくの生活のなかでは早い時間なんです.
それより少し早めに院生室にスタンバイしていると担当教官のお出まし.
日記の更新がしばらく滞っていた上に3日分まとめて載せるのはやめい,と
お叱りをいただく.でもそれはしょーがないでしょー.日記あぷろどする
暇もないほどのリーディング資料をくださるのはどこのどちらさまかしら.
で,これからの行く末について相談.企業就職とか研究者として残るとか
なんかいろいろな選択肢はあるんだ.友人らが就職活動で悲鳴を上げながら
その選択をしていたというのに,のほのほほと院に上がることを決めたので
単純にその選択が少なくとも2年延びたわけだが,ではどーするかというと
どうしたらいいのやら.ま,就職活動が嫌で院に逃げたというわけではない
あたりは唯一の救いだと思うんですが.で,ぼくは気が短いので,教師には
絶対向いていないと思うんですけど,と申し立ててみると,そんなことは
いっさい関係ないと断言してくれた.そーいうもんなんですか,ほはあ.
ほかにもいろいろと相談に乗ってくれてありがとうございます.まあでも
どうせすぐ次の授業で会うんですけどね.しかも課題がおてんこもりで.
というわけで社会言語学.今日も今日とて pidgin と cleore のお話.
今日はなんか頼まれたとかで,授業のようすを MD で録音していた.
しかしまあそんなことで授業のペースがどうかなるというものでもなく
むしろすぴーどあっぷ.テキストに走らせる目がすでに忙しい.あうう.
しかも突然ほいっと解釈を訊かれ,そのことごとくを誤解してしまう.
自分のところを予習するのに精一杯でほかのところは最大限心をこめて
雑に見てたからなあ.こんな言い訳をしたところで来週に自分の担当の
ところが穴だらけ赤だらけでこてんぱんのギッタギッタにやられると
いうのも予測された未来である.これがせめて日本語だったらなあ.
相も変わらずすでに英語学の学生さんであるという自覚がなさそげ.
次は勉強会.ぼくが先生となって Mule と YaTeX の使い方を教えると
いうことになっているのだが,ぼくのことを先生って呼ぶのはどうか
勘弁してやってつかあさい.所詮下っ端の人間でございますからして.
しかし受講者はふたりだけ.ほかのみんなは都合がつかなかったらしい.
ちょっとさびしいが,却って教える負担が少なくてすむのでラッキ.
とりあえず Mule とはなんぞやから始まり,便利なキーバインドや
YaTeX による TeX 入力支援などを実演して見せると結構喜ばれる.
時折やってもらいながら Ctrl key や Alt key の位置について愚痴を
ひとくさりこぼしてみたり.やっぱり Ctrl は頻繁に使うものなんだし
A の隣でないと許せません.英語キーボードのノートパソコンがあれば
即買いなんだが… まあ,どうしようもなければノートにはさっくりと
Unix 入れて X から Swap させて我慢しますが… それになによりも
問題として,「キートップにひらがなを印刷しないで欲しい」という
希望もありますなあ.見にくいし醜いし.…だいぶ話がずれてきたようだ.
で,そんなこんなで教えている最中に,しゃべり口が担当教官に似てきたと
ちょっとしょっくな指摘を受けてしろちゃんめまいがしちゃったよ.だから
一人称をそんなふうにするからいろいろ言われるんだろが.…そーいえば,
また別口から「学生は担当教官に似る」と断言されてしまったことだし.
んーとぼくもあんな,いやや,あのような感じなのかなーと内省してみる.
あーあと兄弟に間違えられたこともあったような気もするが… このように
物的(?)証拠が固まって,結局なるようになってってしまう気がします.
しかし風貌としゃべりが似てきたら,あとは一体どこが残ってるんだ.
家に帰る途中のバスで力尽きる… 終点に着いても目を覚まさずめーわくな
お客さんになってまう.買い物して帰り,てけとーに過ごす.どっと疲れが
噴出した感じである.ねむいだるいおかねない.最後のは関係ないやろ.
5/17
バイトの日.でもまずは別のキャンパスにある生協に向かう.ここならば
以前から捜している本が見つかる,かもね,という情報を入手したのだ.
いやまああまり本の入手に期待はしていなかったんだけれども,それより
今まで行ったことのないエリアに足を踏み入れる口実が出来たってことで
満足だったりする.なんせ工学部なんて縁がなさすぎて行こうと思った
ことすらなかったからなあ.とりあえず工学部の生協目指して歩き出す.
当然のようにお約束のようにご期待通りに道に迷う.そもそも目指すべきは
どの方角なのかがわかっていない.むしろ道に迷うというよりは何をしたら
いいのかわからない徘徊老人レベルだ.まあ家族に迷惑かけてるわけじゃ
ないのでぼくの勝ち.…戦いとは常に虚しいものなのである.いつ戦った.
なんとか奇跡的に目的地にたどりつき,本がないことを確認.しょんぼり.
またここからバス停にたどり着くという困難なミッションをクリアしないと
バイト先に行けない.あいかわらずどちらがバス停かわからぬままさまよい
ようやくそれらしきものを発見.バスが停まってる.そして発車.ぶるん.
…次の発車は1時間半後.さっきの店に取って返し文庫本を買う.せめて
これくらい自分に優しくしてあげないと,ごめんぼく泣いちゃいそうだよ.
とはいえ1時間半.センターに行って通信をしながら時間を潰すことに.
うーだかーだこーだとメールを確認,やーのかーのとお返事をしたためる.
そろそろ時間だね,ということでバス停に向かう.そして発車.ぶるるん.
だからなぜ目の前で発車する.さらに1時間後のバスまで逃したくないので
その場でさっきの文庫本を読みつつ執念深く待つ.ようやくバイト先へと
移動完了したのは15時くらいという状態である.タダなんだからそんなに
連絡バスの運行を増やせと文句の言える立場でもないし.そもそももはや
この大学の学生でないような気がするが.まあ些事はおいとくとして.
バイトの前に先週予約しておいた CD を受け取りに行く.ひとまずこれを
鞄に忍ばせて研究室へ.なんか機械が増えてます.ちゅーか,思いっきり
狭いよ.ぼくの体格ではいるだけで邪魔っぽい感じになっている.いやまあ
どうせ誰もいないんですが.孤独に作業を進める.あと,現在受けている
授業の資料なんかもコピー.あう,コピーカードが使えない.だからもう
所属員じゃないっての.一時貸し出しで本を借りて外のコピーサービスへ.
なんか研究者の卵というよりは事務員的な作業ばかり.でもこういう風な
ちまっとした仕事が好きってあたり,人間としての器が知れてしまうのう.
さて,今日は新しい管理者候補が増えました.現在の管理者は Mac しか
使ったことないよ〜というひとだったが,今度は Windows と DOS しか
使ったことがなくて Mac が恐い,というまた極端な人であった.ありゃ.
とりあえずどちらでもない Linux だってことを説明する.頻繁に訊かれる
「この機械では Word は動かないんですか」という質問… どうやら彼女,
何か文章を書くときには Word でないと気がすまない性質のようである.
…まあ,とりあえず慣れていってください.最初はあくまで補佐なので
電源の管理だけ気をつけてくれたらいいですから.あといろんなことを
デモンストレーションするのだが,リモートによる操作方法をもっともよく
示すために,隣にある bun110 にログインする.bun109 の兄弟分みたいな
もんであるが研究室は違う.サーバ立ち上げ時にいろいろ手伝ってたので
ついでにアカウントをもらったのである.で,こちらでログインしてみて
bun109 のプロセスを切る,というのを見せるとまあウケが良いのである.
…えええ? なんでいつのまに bun110 って空色の画面になったのさ.確か
ここと同じでないと不安だからと Debian 入れたはずでしょ.なにかしら
勝ち誇ったように WindowsNT うーじゃらかじゃらとか表示されているし.
かなりショックを受けてデモ中止.ていうかぼくのアカウントどうなった.
まあそれなりにサーバ管理という仕事の紹介を済ませ,気づけばもう夕刻.
今日は前の担当教官が御食事に誘ってくれる.わーいわーい行きます.
大学院の生活はやっぱり授業が厳しいです,と言い垂れると,新しいとこは
みんなそうよぉ,と軽くいなされる.また外国の院などはそれはそれはもう
作業量が著しく多く,assignment の配布は枚ではなくキログラム単位,と
あまりにも悲惨過ぎる事例の提示まで.また,突然友人から電話が入る.
特に用事というわけではないがあたしの心の叫びを聞け,と.ほうほう.
なんでも今日は読書会.で,彼女以外のメンバーは3人,すべて教授だ.
普段よりさらにひとり追加してぱわーあっぷしております.友人は非常に
心細かったらしい… でもまあいーじゃないですか,そんだけもみくちゃに
揉まれればきっと立派な言語学者になれるさ.とひとごともぉどである.
まあともあれお疲れさまのご愁傷さまである.人を慰めれば穴二つだが…
御食事をすませて帰宅.結構遅くなっちゃったなあ.ほどよく疲れている
ことだし,今から睡眠を… って,明日の予習がまだやんけ.ぬかったわ.
5/16
今日はなんやらケーブルテレビの画質調査とかいうことで,お昼くらいに
調査員が来ることになっていた.12:30までは家にいなくちゃ,ちゅことで
のんびり午前を過ごすことに.しかしこのアパートってケーブルテレビに
加入してたんだね,おいらテレビ持ってないから知らなかったっすよぅ.
もっとも,地理的な事情からアンテナの電波が届きにくそうなんで,その
解決策としてはもっともスマートな方法なんだろうな.それになによりも
ケーブルテレビといえば地域密着情報よりアメリカの妙な広告番組より,
いやそれらも充分捨てがたいのだが,やっぱりその高速な通信環境でしょ.
調査員のひとにあれこれ訊いてみようとわくわくしながら待つこと1時間.
…12時30分は13時30分の間違いではないかと何度も確認したのだが.まあ
調査に手間取っていたらしいし本人さんも謝ってくれたんでよしとしましょ.
しかもうちにはくどいようだがテレビがないので画質調整サービスってのが
不要のまま終わる.まあなんてスピーディ.5分くらいで全部終了っすよ.
で,通信環境.なんでもこのアパートのエリアはまだ通信設備工事が完了して
いないらしく,現状では契約できないとのこと.しかし契約予約しておくと
ひょっとしたら工事が優先されるかもしれないそうな.まあまだ自分自身の
パソコンを持っていない状態なので契約することもできないんだが,やっぱり
24時間常時接続の魅力は大きいですなぁ.…あまりに便利すぎて,ちっとも
外出しないひきこもり状態になってしまいそう.それも困ったものである.
で,学校.フィールドワークの授業である.先生もなにやら混乱しており,
今週と来週のスケジュールを間違えて予習して来た模様.そのずれに気づくと
とたんに憔悴していた… お疲れなんだなあとシンパシー.それはまるで,
昨日の自分を見ているかのようで.…いかん,視線が遠くなってしまうぞ.
授業の内容は,インタビューで談話を採取する時の話のネタ運びについて.
話をうまく転がすのって難しいんだよなあ.宿題が出たのだが,この手の
ネタ本作りはおぼろげに昔やったことがあるような気がしないでもないので
なんとかなればいいなあという感じである.本当になんとかなればいいなあ.
次は意味論のお話.激烈に難しく感じた先週とはうってかわってなんとなく
分かりやすく感じたのは何故だろう.前半は宿題のこたえあわせ.なんだか
赤がたくさん入っているが,ほかのみんなも似たり寄ったりだったらしいので
ちょっと安心.絶対的弱者が他者の弱点に連帯感を覚えるダメな見本です.
やはり presupposition の有無の判別が曖昧だったことが発覚.このへんは
テキストを再度読む必要がありそうだなぁ.後半は新しいところへと進む.
で,ひとつの章が終わったんできっちりどっかり宿題が.量がもりだくさん.
みんなの表情が提出課題を指示する先生の声により一喜一憂する.ぼくもだ.
最後は英語学概論,今日やるのは音声学.いつぞや後輩と話題になったIPA,
いわゆるインターナショナル発音記号のオンパレード.さすがに何の略語か
今はきちんと覚えてますが.このへんの記号は TeX で書くととっても楽なので
先生が嬉しそうである.この大学院は先生方の半分くらいが TeX 大好き野郎で
ほかの学生はヘキエキしているようだ.そりゃあねえ,いままでわーどしか
使ってないひとたちに「レポートは TeX で提出してもらおうかな」などと
漏らせば,それは単位を奪取する道が狭くなるとにありーいこーるだろうさ.
先生は実際には今日の授業でそんなこと言わなかったのだが,そうなるかも
しれないというおびえにより急拠 TeX の勉強会発生.てゆーか先生役は
私ですか? とにかく Mule + YaTeX のおべんきょしましょ,ってなことで
話はまとまる.そーいや TeX の課題も出てたしね.みんながんばれぃ.
5/15
づたぼろになって朝.40ページ読まなくちゃいけない英語文献の半分しか
読み切れていない.しかもパラグラフ冒頭を読んでわかったふりをする
だけという原始的な読解である.テクニックと呼べば… 大して変わらん.
他にもやらなくちゃいけない課題とかあったのだが,これにかまけっきりで
いっこも進まじ.仮眠だけはとっておこう… 午前7時就寝,午前9時起床.
体調? 悪いに決まっているじゃあないですか.落涙,放心,倦怠,呆然.
学校に向かう.かえって眠くなくなっている.仮眠が効いたと喜ぶべきか
睡眠障害が根深いと悲しむべきか.心が弱ってるので気持ちは暗いほうへ.
院生室にてぱかぱかとキーボードを叩く.ミスタイプ多し.だめっぽいぞ.
そして力尽き,端末前でつっ伏してぽってり寝てまう.お昼前なのにね.
なんやらの物音で目が醒めて,いつのまにか来ていた友人と話してみる.
いつのまにか? 寝てる間に決まってますね.例のあの英語文献購読さー,
あれどうよ? ぼくどーしても間に合わなかったんだけど… などと気弱な
嘆きを吐き出してみると,誰もやってきていないどころかみんなで競合し
先生に「できません無理でした延期して(うふ)」という根性のすわった
お願いをしようよ,ということで話はまとまっていたらしい.裏切り者…
オリエント急行殺人事件の被害者になった気分.もう心は満身創痍である.
待てよ,ということはもういっこの課題のほうは… 大がかりな課題の方に
心奪われっぱなしだったのでそっちに気をかけてなかった.やばいっす.
かと思えば虚しく響く授業開始のチャイム.む,今はとりあえず授業だ.
Minimalism の授業はまあ適当に難しくて,でもなんとかついていくくらいの
そういうレベル.テキストでコラムになっている専門用語の簡単な解説が
うれしいかぎり.これで知識確認していかないと本気で取り残されるぞぅ.
先生が気にかけてくれているらしく,よく質問が飛んでくる.それもちゃんと
答えられる程度のものを振ってくれる.適切な緊張感.難しいけど楽しい.
で,課題がまだ完成していないので次の授業は先生に申し出をしてみる.
次の授業での提出課題がまだできてません.そっちをやってきますので
この授業出られません.終わったらすぐ戻って来ますからハンドアウトだけ
ください.…我ながらこなまいきなことを.先生もちょっと視線を逸らして
「どうせね,君にはね,わかってることしかやらないから」というお言葉.
とりあえず心の中にて五体投地で謝り倒すが,実行に移すとただの変な人に
思われるのでそれはやらない.ていうか時間ないです今は.ひとり院生室で
たったかたったかタイピング.ちょうど間のいいことに,さっきもらった
ハンドアウトに文構造図解の tree を描く方法が記載されていた.いただき.
見よう見まねで初めて tree を描く.おお,きれーに出てしろちゃん感激.
ひとまず一段落着いたので TeX の授業に戻る.今日の話題は言語学の論文を
美しく組版するためのスタイルファイル等々.tsipa.sty なんて一度は使って
みたいじゃないですか,とか言い出すぼくは立派な言語ヲタクなんでしょか.
ていうか TeX ヲの字? そう呼ばれるのはなんか避けたいな… なんとなく.
さて,やらなくていいことをやって時間を潰しやらなくてはいけないことを
やっていなかった Research Presentation の時間だよ.とりあえず課題が
間に合ってほっとするが,やっぱり英語が喋れない….今回からいよいよ
ディスカッションげなことをやりはじめたのだが,なんか指名されても,
ぐ,ご,と口ごもるだけで言葉にできない.頭の中では単語がぐるぐる.
んー,このままじゃいけないなあ.よく友人は「あの先生はね,きっちりと
わかんない顔をしていればゆっくりわかるように言ってくれるから」などと
言ってくれるのだが,ぼくの作る「わかんない顔」では通じないらしい…
基本的に表情にとぼしい顔をしているので,こういうときにとっても困る.
過去に別の先生から「なかむらくんはね,いつもぼーっとしているからね,
困ってるだなんて想像もしないの」と言われたことがあるが,結構これって
きつい捉えられ方だと思いませんかねえみなさん.無表情で不器用な方からの
意見を広く求めたいところである.もしもぼくだけだったら悲しすぎます.
とぼとぼと家に帰る.なんかあんまり眠くない.なぜだ? いろんなことが
起こりすぎてからだがびっくりしているんだろうか.目は塞がりそうなんだが
からだとかあたまとかが寝ることを拒否している.しょうがないのでいろいろ
通信をはじめる.メールなどにお返事を書いているうちに,いつのまにか夜が
終わろうとしていた.いかんいかん.気をとり直して絶対臥褥を決め込む.
5/14
のてのてと目が醒める.とりあえず電車に乗り,家に帰るですよ.
家に帰ったら洗濯ですよ.洗濯は洗濯機がやってくれるのであとはずっと
テキストを読むですよ.うーん.なかなか終わらん.ひとまずはざーっと
ななめ読み,ができないのが痛いのである.どこが大切なフレーズなのか
よーわからんので,各パラグラフの最初の文章だけ読んでいくことにする.
…そのまま気がつくと夕方になって夜になって今現在午前4時である.
それでも担当分の半分も終わっていないというのはどーいうことなんだ.
自分の作業の遅さにあるいは集中力のなさに愕然とする.うーむ.
途中からノートに書くのをやめてコンピュータを使いはじめたのが
よくなかったようだ.Emacs の上で ispell が動かせたら便利かな,とか
思いはじめてさあ大変.いろいろがちゃがちゃやっているうちにぐんぐん
時間を浪費していたようだ… 少し寝たほうがいいのかなぁ.煩悶.
永遠に終わりそうもない作業を抱えて朝を迎える.続きはまた明日.
5/13
はう.夢から醒めたらギリギリの時刻であった.いかん,こりゃ遅刻だぁ.
今日は研究会があってその開催場所が前の大学であるからにして道案内を
求められるのは当然至極のことであって最寄り駅で待ち合わせたのであって
ガイドであるぼくが先に着いておかねばならないことは世の常識であって
あまつさえ自分の担当教官を待たせるのはそれは礼儀を欠くことであって.
いかん,考えるより先に動かな.ぱたたたたーっと用意をして駅に走る.
…案の定15分ほど遅れてしまう.ごめんなさいごめんなさいごめんなさい.
反対側のホームで待っているのを発見,大急ぎで向こう側へ渡る.しかし,
「走るの速いねえ」というのほほんな感想はどうかと思いますみなさん.
だいたいそんな速くないです.見た目通り鈍重な動物です.客観的な表現が
原則である図鑑にさえ「鈍重」と書かれてもおかしくないくらい鈍重です.
まずは腹ごしらえ.この近辺に4年間も住んでおきながら,一回たりとも
入ったことのない店がたくさんあることに今更気づく.基本的におやぢ街で
あることには変わりないのだが,さわやかなリンスの香り漂う女子大生が
上品な笑いをさざめかせていそうな店も探しゃあると発覚.どんな表現だ.
しかしパスタはおいしかったけれど,ぼく個人が抱える数ある特異体質の
ひとつとして,「パスタを食うとすぐに腹が減る,食う前よりさらに減る,
あっというまにおなかがぐーと鳴る」というものがあるのを食ってから
思い出す.うう,今回もおなかがすぐに空いて来た.学校に着くころには
おなかがぺこぺこに.我ながらいやしい体質だとは思うけどしかたないね.
ところで前にこんな実験をしたことが.パスタを食うと腹が減る.そこで
さらにパスタを食べる.さらに腹が減る.これを繰り返していけば理屈では
無限にパスタを食い続けることになる.…やってみました.結果として,
700g入りの袋をからっぽにしたところで腹痛をおこしました.確かに延々と
食い続けてしまうけれども,空腹感覚がおかしいことに気づくのは脳よりも
胃のほうが先だったようだ.さぼるなもっとがんばれ空腹中枢と満腹中枢.
閑話休題…さて研究会である.研究室に飛び込んでかけられた第一声が,
「何しに来たの?」 というのはちょっと寂しいモノがあるが,よい子強い子
負けない子.この研究会に参加しに来たことを告げると,「きみがここに
来るようになるとは思いもしなかった,人生ってわからんなあ」という声.
…ぼくはここにいてもいいんだろうか,という疑念の雲がもくもくもくと
心の中に渦巻き始める.うええ.存在があらかじめ除外されているよう.
さて,研究発表を心静かに聴講.話の内容はまあそれなりに理解できるけど
のーみそフル回転しないといけないのがつらいところ.はひー大変でーす.
でもこの変異理論研究会,方言研究がメインなのでぼくの現在の知識では
理解がやっぱおぼつかないんですね.今ぼくがやってることになってるのは
電子文字コミュニケーションについてなんだもの.もちろんその表出には
さまざまなヴァリエーションがあるから,こういうかたちでまとめていけば
いいのだな,ということはよっくわかるのだけれども.ともかく配られた
ハンドアウトとにらめっこしながらその手法そのものを学ぶことに専念.
で.さきほど研究室に来る前にコムビニで500mlのペットボトルを2本ほど
買い求めました.それをくぴくぴと飲みながら発表を聞くじゃないですか.
さらに研究会後半部開始時に同じ大きさのペットボトルを1本いただいて,
それもまた飲む,と.1.5lも飲んじゃいましたよ.いや,これくらいなら
別に普段なら飲むんですが,発表の途中って中座しにくいじゃないですか.
しかもこの建物にはトイレがないと来たものだ.まあ,いついつまでも
我慢してもいられないので助手さんからカギを借りて外に出る.そう,
この建物は中途半端にオートロックなので,カギなしで外に出てしまうと
もう中に入れないというまぬけな状態になってしまうのである.ひとまず
外に出て用を足し,中に… あ,鍵がどれかわかんなくなってしまった.
一緒に外に出た友人ととほーに暮れる.しかしその友人はあらゆる規範から
けっこう自由なひとなので,ドアに蹴りを入れるおしとやかな行動に出た.
その甲斐あって中から気づいてくれてドアは開かれたのであった.うーむ,
やはり最後は行動力と自由な発想ってことなんでしょうか? たぶん違う.
ちなみにカギは一見入りそうもないデカいやつが正解でした.うーむむ.
研究会終了〜.14時にはじまったものが18時を過ぎたころにようやく終了.
いやー長丁場でございました.担当教官がごはん食べに行こうよぉ〜と
ほうぼうに声をかけたが,今日は何だか多くの人が都合悪いらしい.だけど
それでも6人という頭数は揃うあたり先生の人徳なのだろう,ということに
しておくと世界は平和に保たれるのである.いや,ほんとに人徳ですって.
お食事しながらあれこれとおしゃべり.友人による失言大爆発とか,なんか
いろいろ楽しかった気がするです.もちろん話題の半分くらいは言語学者的
アカデミズムに満ち満ちたものだが,あとの半分は… まあいろいろです.
さて,帰りはみんないっしょ電車でがたごとー.しかし途中で友人との
ちょーっとした約束を思い出すことに.うー.しょうがないからここは
途中でみなさんとお別れですな.さんざん「怪しいね」「怪しいよね」
「怪しいですよね」とか言われてしまうが,ホントに怪しいことをするなら
もちっとうまくバレないようにやりますってば.というわけでみなさん
お疲れさまでした〜.疲れた体で友人宅へ.サウンドデバイスの調子が
相変わらずおよろしくないようである.ぐだぐだ話しながら調整を試み,
夜が更けちゃったので泊まることに.辞書持って来ておいてよかったぁ.
明日の帰る電車の中で課題の英文が読めるよ.読めるは可能動詞であって
強固な意志ではないことに気づいてはいけない.…間に合うかどうかは
わかんないけど,出された課題はやるしかないんでしょ? 疲労はさらに〜.
5/12
昨日の日記を読んだ数名から元気出してねとメールが届く.有難い限り.
ひとまずは少し気分も落ち着いて来たことだし,いつものように冷静に
事態の問題点をぎりりとえぐりとっていくことにしませう.友人からの
メールで,「他者の抱え込む問題の急所を見つけ出す能力に優れる」と
評していただきましたが,褒められてるんだかどうだかわかんないなあ.
さて学校に着く.ここんとこメールボックスを開けるのが結構苦痛だったが
気持ちの整理もついたんで諦めながら適当に適切に的確にメールの処理.
ここんとこメールの流量が多くてあれこれそれこれと書きまくっている.
文章書くのって楽しいからいいんですが,こういうのが苦痛になるような
ひともいるんだろうな,などと考えてみる.楽しいコミュニケーションの
さまざまな側面についてぼんやりと.んー.いや,仕事しようよ仕事を.
研修生のかたにあれこれと質問を受けたので,ロッカーに忍ばせておいた
世界で唯一の FreeBSD 専門雑誌を広げながら説明.ほーら,こーんなに
種類があるんですよウィンドウマネージャって.というような感じで.
…などと話していると,ネットワークの管理とかもやってくれてる先生が
ちょっとした用事で院生室に現れる.そのドサクサで,WindowMaker を
入れてくださいよ〜,とお願いしてみる.…なんか通ったらしい.わーい.
さて,授業に出ねば.今日の実験心理学は段階的に刺激を与えていくという
極限法の授業.刺激との比較がかなりあいまいであることが発覚.先生が
「方向音痴のひとの場合は長さの認識がうまくできないかも」と説明.
…ううっ,あまりにもそのとおりすぎてぐぅの音のひとつも出やしない.
なお今回も小数点以下二桁までの数値を計算するハメに陥ったのだが,
みんな相変わらず電卓欲し〜い攻勢をかける.ついに先生に「…来週から
よければ電卓を持って来てください」と言わしめてしまう.なんかこの間
「計算のできない大学生」とかいう本を読んだ気がするが,まさに….
や,できないんじゃなくて面倒だからやらないだけなんだけどね.たぶん.
授業終了後に先生に相談.VB の開発環境って用意できませんか? ちょっと
他の先生に頼まれまして,必要なんですよぅ… 先生の顔が不信に歪む.
VB じゃなくて Perl で書けばいーじゃないか,それにいまから覚えるなら
Java のほうが汎用性が高いよ,ということで説得されまくる.ん,ぼくも
そー思います.でも頼まれたのは VBA ,それ限定,ということなので…
ということで院生室の NT マシンにインストールしてもらう.しっかし,
本当に VB できるんですかねぇ? ここまでやってもらっておいて自己不信.
家に帰ってから念のためもう一度メールをチェック.あうう,返事を
急いだほうがよさげなメールが届いている.コンセツテイネイにいろいろ
言葉をならべてみる.どれだけ言葉を尽くしても言葉だけじゃ届かない
いろいろな意見というのはあるもので.言葉だけしか使えない自分が
無力であることに気づかされてなんだかもうって感じである.ここでただ
づづーんと落ち込むことは簡単なんだが,それだけではそれだけなので…
いったん落ち込んだ後に開き直った人間の強さってのもあるんだねえ.
などとブチブチ考え込んでいる間に時間ばかりが過ぎていってしまった…
5/11
昨日の日記を書いた後も憂鬱な気分は続いていて,少し泣いてしまう.
我ながらこういうときにはいらん苦労ばかりしてしまう性分だと思う.
本当は自分が生きていくだけでも結構せいいっぱいなんだけどなあ…
そんなこんなでも時間はきっちり流れるわけで.いつも通り学校に行く.
…の前に親に電話.別に気分が滅入るとかなんとか泣き事を言うわけでは
決してない.むしろんなこと漏らせばロケットパンチが飛んで来そうな
切り返しの鋭い親なのである.ぼくがこんな人間に育ったのもこーいう
環境のせいである.わはは.で,電話の用件というのは母の日に電話できず
ごめんねと.え? 母の日は今週の土曜日だ? …まちがえちゃった.うう,
「贈り物は期待してるから」といらん希望を与えてしまったようだ…
ほいさほいさと学校.やっぱり気が滅入っている… メールボックスには
あれこれと返事を書く必要のあるメールが溜まっている.火急ではないけど
ほっとくとこじれるタイプのメールがまたいくつか.相談役ってしんどい.
とはいえ,自分があれこれ悩んだ時にはさんざん人に迷惑かけてたんだから
あらゆるものへの恩返しと思えばこれくらいは… つらいもんはつらいか.
このへんは正直になっとかないと後が大変だってのは経験則から明らか.
で,授業だ授業だ.社会言語学,Pidgin と Creole について.学部時代に
ちょこっと聞きかじったことはある分野なのである程度はわかるけれども,
とっさに質問されると言葉が出て来ない.あー,うー,おー,えー,などと
口ごもるばかり.こういう時に出て来る母音ってのはおそらく lax であり
もうちょいきちっと話す時口元がきりっとする時の発音が tense である.
このような理解でいいんだろうか.ともあれ Pidgin においてはこのへんの
母音差などを含むあれこれがさほど区別されず,Creole になってそのへん
細分化して行く,と.だいたいこんな感じのお話である.このように授業の
あたりを日記に書くとエンタテイメント性はなくホンマにただの備忘録で
あることがバレバレですな.またの名を復習とも言うが.全世界に向けて
復習ノートを公開すると言うのもどうかって感じがするけど気にしない.
院生室に戻る.やっぱりんぼーっとしてしまう.忙しすぎて手が出ない.
友人と二人で「このまま過労死するんじゃないかと思う」とか悲しい愚痴.
いや本当に,それほど課題が多いんですってば.パブリックイメージとして
「学生はヒマであるはずだ」というのはウソです.このペースが持続すると
そのうち自殺者か失踪者か過労死者が出ますきっと.それともわれわれの
コンジョが足りないだけなんだろうか? ああ,平和な日々がほしいのう.
そのまま院生室で沈んでいたら,また先生がぼくを餌付けしに来てくれる.
ありがたく誘いに乗らせていただく.こんないいことのひとつでもないと
本当に今日はやってられませんです.先生ごはんおいしゅうございました.
会話はあれこれあったのだが,最近「このことは日記に書かないでね」と
ダメ出しされるようになってきた….人をスパイ扱いしないでください.
で,先生から VBA を執拗に勧められる.はぅ.BASIC はやったことは
なくもないですが,うーんどうなんだろう.とりあえず家に帰る前に
本屋に寄って VBA のあれこれを調べてみる.…知らん命令がたくさん.
ぼくにとっては BASIC ってのは行番号がついたリストなんですが…
なんかこれで本当にいいのか? とか思いながらも参考書を買わずに帰宅.
ひとりで悩むよりは,いろいろと識者の意見を聞いてみることにしよう,
ということで久しぶりに IRC .VBA について尋ねてみると簡単ぢゃ〜んと
いうお返事が.そりゃあんたたちゃソレ系のもろもろを仕事にしてるから
そう言えるんだろーが.うーん,却ってよくわからんことになってきたぞ.
あと,VBA でどうこうよりも,いっそ Java を覚えてみてはという声も.
確かに汎用性は一番高そうだ.しかし… C も知らないのに努まるのか?
5/10
週に一度のバイトの日.前の大学にゴーゴーレツゴーである.何だその
時代錯誤なハヤシ文句は.頑張ってガッコまでたどり着く,が,ちょっと
時間が早かったのでセンターに寄ってあれこれと時間を潰す.やっぱり
新システムの不具合があれこれ出ているようで今日も忙しそうだった.
もう門外漢なのでのほほんとして見物することにする.血も涙もないな.
あ,そうこうしているうちに時間.研究室に赴く.しかし今日は来ないと
なぜか思われていたらしい.更に現管理者の先輩はミーティングの予定が
入ってしまったようで,今日は仕事ナシ状態に.あ,でもんぼーっとして
時間を潰すのもどうかということなので,研究室の Web ページの更新を
ちょろっとやることになる.本当は来週に回して,現管理者にいろいろ
解説をほどこしながらやってもらおうかと思っていたのだが,まあいいや.
そんなこんなをやっている時に他の先輩からの質問を受ける.いろいろと
重要でデカいデータを持ち歩きたいが CD-R の使いかたがわからない,と
いう感じで.あーでも確かここの CD-R ドライブって原因は不明だけど
こないだから使えなくなってるんだよねー.うーむ.アプリケーションを
いったん削除してから再インストールとかしてみたけどやっぱり動かん.
しかたがないのでそのデータは MO に保管してもらうことに.うーん,
不手際でごめんなさい.そのうち原因を究明しないといけないなあ.
夕刻になって生協に行ってみる.卒業はしたが組合証をまだ持ってるので
利用する権利はあるよな.たぶんね.さっそく CD の予約…っちゅーか,
取り寄せを依頼.それから書籍部でちょこまかと本を物色.んあ? 誰か
ぼくを呼びました? あ,お久しぶりですー.前に TeX の授業を受けてた時
さんざん質問攻めにしてくれた聴講生のかたである.こう言っては何だが
けっこうお年を召してらっしゃるのにも関わらず果敢にこんぴうたに挑み,
なんとかややこしい TeX のタグ打ちとかをこなして課題を提出していた.
その節はどもお世話になりました,などと世間話.や,覚えてくれてるって
ありがたいもんである.現状報告などでえんえんと立ち話してしまった.
19時頃に電話が.友人がごはんを食べにいこうと誘ってくれる.わーい.
やはり現状報告からはじまってあれこれとおしゃべり.ぼくの学生証を見て
さんざっぱらウケてくれてありがとう.…やっぱり変? しょーがないし.
ヒトにモノを教えることのむづかしさとかを話題にしたり.なんでも彼は
過去にひとり「もんのすごくものを教えるのがうまい人物」に邂逅しており
その人物に比べるとやはり他の先生とかは… ということを.うーん,
一度見てみたいものだ.ぼく自身も(本人はインチキくさい人物であるが)
モノを教えることが時々あるため,こういう意見は参考になるのである.
…それよりも教授法とかの授業を受けたほうがヨイのではないのか?
家に帰る.ちょっとメールをチェック.なんか…たくさん来ているですよ.
そのうちのひとつがかなりココロにヘビィだった….個人的な問題ではなく
ほかのヒトに関わることなので何も書けないが,その文章を読むことも,
お返事を書くことも,かなり大変な作業でございました.あまりに精神的に
げんなりで友人に意見を乞いたくなってしまう.憂鬱を被曝したよな気分.
いっつもいっつも相談相手の人生だなあとつくづく思う.ぼく自身がそんな
しっかりした人間じゃないってのになんでなんでしょ.で,周りを見回すと
人生失敗気味なひととかフツーの社会生活が営みづらいひととか結構いる.
これは決して類が友を呼んでいるわけではないと強く願いたい.…まあ,
大学院生なんて社会に適応できなかった人間のたどり着く場所だ,などと
よく言われましたが.それを凌駕する感じで困ったり苦しんだりしている
ひとがなんか結構います.みんなしあわせになれたらいいんだけどなあ…
5/9
ははは,ぢつは宿題が溜まっている.テキストは読んでおいたのでまあ
極端ギリギリ脳細胞沸騰1秒前ってとこには行かずに済んでるのだが,
むしろだからなおさらたちが悪い.とりあえず昨夜は疲れ果てて寝たので
早朝の4時半には目が醒めたぞ.今から社会に目を背けながら勉強だあ.
で,あまり家でウダってると暑くなって来るので,まだ空気が涼しい
午前中のうちに山に登っておくことにする.なにせ7月上旬並の気温だ.
ていうか空気がすでに夏になっていらっしゃる.おかしいって絶対に.
暑いとー,からだとかあたまとかー,とけちゃうじゃないですかぁー.
ダメだ,漢字変換する気力すら残らん.あまつさえ語尾上がり気味か.
午前中の院生室はほぼ誰もいません.そんなもんですしょうがないです.
家でまとめた宿題の解答をそれなりにまとめつつ,メールの確認などに
いそしむ.なんかいろいろといじらなくちゃいけないコトが出て来たので
そっちに取り掛かりっきりになってしまう.こらこら,本末転倒でしょ.
普段は Emacs + canna で問題なく生活して行けるんですが,やっぱり
かんなっておばかさんなので SKK で漢字変換を補助したいんですね,
canna の辞書(プラス自分の知識)では引き出せないような漢字とかが
時々あるんで.しかし..emacs をいじりすぎたせいで SKK の変換開始が
できなくなっている.起動はするし漢字入力モードにもなる.だけども
スペースバーを押しても漢字へ変換してくれないんだよなあ.うーみゅ.
そのへんをちゃかちゃかいぢっているうちに時間だけが過ぎていくのだ.
で,そうこうしていると今度は研修生のかたから TeX の質問を受ける.
やはは,お困りですかおぜうさん.そんなときには yatex-mode を試して
あなたも幸せになってみませんか,とささやいてみる.幸いにしてきっちり
Emacs の使いかたを知っているひとだったので,否応なしに .emacs を
ちょこまか書き足して yatex の使いかたを指導.本人がとても嬉しがって
使ってくれるのがまたありがたい.こうやって楽しく学んでいってくれると
教えるがわもやりがいがあるっ… はっ,宿題やらなきゃ.時間ないぞう.
結構時間ギリギリになってしまう… 最初の授業はフィールドワーク,
今日は実際にアフリカに調査に出かけた研修生さんの話を伺うことに.
そりゃあ面白くないわけがない.記述言語学ってとっても大変なんだなと
思うけど,その分楽しくて人間として得るところも大きいんだろうな.
とにかくこういう研究を成し遂げました,という事実に無条件に尊敬.
続いて意味論の授業.結局提出物は未完成のまま提出でした.宿題の問題が
難しすぎてうまく説明できませんのです.冠詞に代表される determiner を
ある条件で作成した時,その架空の determiner は conservative か,って
いう問題の意図はわからんでもないのですが,いかんせんそれをうまいこと
説明しようとすると今度はぼきゃぶらりが足りない.でもここらはみんなも
できていないようだったのでちょっと心狭く安心してみる.人間が小さい.
そろそろこの授業も難しくなってきた.というか進度が早すぎまする.
リアルな世界と言語表現との結びつきについて,さらにその周辺に付随する
さまざまな説について.うーん何だかとってもあかでみーくな雰囲気だ.
最後の授業は言語学分野全体に対する一般向け授業.とりあえず今日までで
morphorogy はおしまい.INFLECTION と DERIVATIVE についてあれこれ.
単語の形成要素を見ていくのって楽しいのさ.ひとまずはこの授業のんも
宿題は提出できたのでほっとひといき.しかし,「あれ…? なかむらくん
手書きなんだ,TeXじゃないんだね」というのは… 実は TeX のほうが
書くのは早いんですが,院生室のシステムでは X から dvi ファイルを
プリントアウトすることができないんですぅ.NT に回してもダメっちい
感じだったので今回はいっそ手書きで,ということで.字は汚いですが
勘弁してやってつかあさい.簡便に印刷できる環境が欲しいざんす.
5/8
はう.目が醒めたら…午前5時過ぎ.なんとまー中途半端な時刻でしょ.
でもここでさらに睡眠をおかわりするとひどい目に遭うことは火を見るより
明らかなので,むくりと起き上がっていろいろ書類とかの整理をする.
目が醒めるタイミングってのはかなり重要事項であり,いったん逃すと
もうまったく活動できない状態が続いてしまうものだし.眠くても頑張る,
などといった美点は残念ながら持ち合わせていません.むしろ眠気により
作業効率が落ちることの方を恐れます.これも理屈だと思うけどねえ.
ということで朝から学校に行くことにする.家にいるよりはそりゃよっぽど
勉強に適した環境でございますからして.で,こないだからえんえんと
止まっていた bun109 のネットワーク接続を再確認する.…あ,ようやく
復旧している.ひどいな連休中は完全に止めてたんですか? めそめそ.
しかし今回で懲りたので,この
ページのミラー
をもう一つ作ることに.
なんてことのない個人のページでメインひとつとミラーふたつって,絶対
何か間違っていると思いつつ,しょうがないから緊急避難場所ちぅことで.
とにかくタダだから文句いえないけど,ac ドメインを信用しすぎちゃ
いけないってことなんスよー.せめて停電を事前にアナウンスしてほしい…
なおこのミラーは暫定的なもので,じきにちょこっと移動させるつもり.
さて,次になすべきことは.あ,レポート出さなくちゃだわ.昨夜の内に
TeX + tgif で描いておいたものを印刷だぜ.ホントは言語構造を示す
ツリー表示も TeX のスタイルファイルを用いてぺしぺしコマンドを打つ
べきなんだが,小狡く tgif を使用.まだそのあたりのスキルはないのだ.
しかし…印刷が… X 端末からはプリンタが繋がってない.繋がっている
NT くんはまだ DVI 周りが完全でないらしい.なんかきっちりフォントを
用意してくれない.ぢゃ PS ファイルだ. dvips っと.NT に移して…
げげーん,PS ファイル取り扱うアプリが入ってない.今から GS とかを
インストールしている時間もないな… ps2pdf だ.う… sils の ps2pdf
うまいこと動いてくれず.ぢゃ,bun109 に更に移送してから ps2pdf を
かけ直してみる.うむうむ,きちんとできた.そしてこっちに引き戻して
印刷.… PostScript Error らしい.うぐう,しょうがないから先生に
直接メールを出して「ここに置いておきます印刷しといてね」と指示.
しくしく,できるだけ先生には手間をかけさせたくなかったから色々と
画策したというのに.ま,とりやへづ提出できたからよしとしませう.
授業開始,の前に補習.先週休んじゃいましたしねぃ.先生の部屋で
マンツーマンのじぎゃう.ま,恐いこともなかったし質問には的確に
答えてくれたし,やっぱり先生に直接訊くってのは重要なのだなあ.
最初はどうしてもおののいてしまうけれども.とにかく先週やったとこを
取り戻すくらいには説明を受けて,さあすぐさま授業である.ううむ,
ちょっと休憩したかったかも.基本的にこのクラスは出席者のレベルが
高いのだが,今回からは「なかむらくんがわかれば次へ」という感じにも
してくれるらしい.感謝.その分他の人にはちょっと申し訳ない気分にも.
もっと高度なことを授業に求めているような人もいるんだろうし… ま,
そういう頑張り屋さんな人は読書会とかで頑張っちゃってください.と
いう話も出ていたようだ.とりあえず授業はなんとかなりました,時々
わからなくなっていた専門用語とかもだいぶ解決しました.めでたし.
次は TeX の授業.院生室にテキストを忘れてしまうという非常に甘く
ナメくさった態度で授業に臨んでしまった… 先生ごめんなしゃい.
とりあえずはフォント替えとか文字の大きさ指定とか,そういったことを
こまごまと.授業に出席している人数が今日は少ないので珍しく自分で
キーをかたかた叩いてみることに.うぐ,LabEditorって使いにくい…
いーぢゃん emacs + yatex で.とか心の中でほざきながら作業作業.
こっそり途中で telnet をかけて emacs を使ってみたりしていたのは
秘密… にしててもどうせバレてるからいいや.と書いた時点でバレる.
なんとなくみんな TeX に関する恐怖心が薄らいで来たようでよかったね.
で,月曜日の一番大変な授業,Research Presentation. やっぱりねえ,
英語で授業が進むと大変ですわ.先生は授業開始のころには気を使って
ゆっくり話してくれるけれど,意識的か無意識か知らないがだんだんと
スピードアップしていくし.さらに当然だがてくにかるたあむがたくさん.
食らいつくようにして先生の英語を聞き取るが自信なし.こちらから
うまいことしゃべることもようやらんし,毎度ながら自己嫌悪に陥る
授業である.いや,ほんとに悪いのは自分だってわかってるんですが.
毎週毎週のような気がするが,月曜は毎度この授業でくたびれきって
家に帰るため,どっかりと部屋に座り込んでそのまま眠ることが多い.
でも今日はちょっとだけ我慢しました.冷蔵庫に野菜いれるくらいの
しがない我慢ですが.こないだ肉を冷蔵庫にしまう間もなくぐーすか
寝ちゃいまして.そろそろ暑くなって来たことだしねえ.…あー眠い.
5/7
にちようびー.昼ちょい前に目を醒ます.体調は可でもなく不可でもなく.
まあ贅沢はいわない.んごんごと洗濯しながら日々の生活についてちょっと
考えてみたり.とにかくここんとこ就寝と起床のリズムがめたらくたらに
ぶっ壊れていたので,ひとまず落ち着いてみることにしようかな,と.
お昼ごはんをもそもそと食う.お昼ごはんをお昼に食うのも久しぶりかも
しれないなあ.こういうちょっとしたところで喜んでおかないと,もう
いろんなことが面倒で.休みボケってやつですかねえ.明日のためには
あれこれテキストとかも読んどかなくちゃ,うーむ.やっぱりこの憂鬱は
連休最終日であるという状態に依拠するものなんだろなあ.ぐったり.
特に何があったというわけでもなく過ぎていったお休みの日々ではあるが
休みってのはただそこにあるだけで充分幸せなんだな,ということだけが
身に浸みて来るンです.うう,齢かいな.普段の学生生活に決して不満など
ないんですが,なんか妙にグチっぽいぞ.まあ多忙であるというのはむしろ
ヒマすぎて寄る辺ナシになるよりはよほどよい状態だっての,わかってる
はずなんですがね.人間ってないものねだりばっかりするから.あうう.
などと脳神経が螺旋とかフラクタル曲線を描いていくような鬱屈した思考を
ごちゃごちゃやっているうちに疲れてきてしまう.ぽてっと就寝に成功.
…また目が醒めないといいんですがねえ.夜中の2時3時くらいになって.
5/6
日記を書いたはいいがあっぷろーどできず.どうやら恒例の停電らしい.
やっぱりこういうとき ac ドメインは弱いのぉ.まあ無敵の無料なんだから
ぶーたれてたらバチのひとつも当たっちゃいそうなんですけど,けどね.
日記があげられないのはまあよいとして,bun109 に来てるハズのメールが
いっさい読めないってのがつらくてしょうがないかな.こうなったらもう
ぜーんぶ sils のほうに回してしまうことにしようかなぁ.実際現状でも
koko15 → bun109 → sils という順番で転送体制は敷いてあるけれど….
さて,気を取り直して今日は勉強会.つってもぼくがわかんないところを
友人に教えていただくといういたって小規模な会である.ほにゃほにゃ.
しかし心構えと言うかなんというか,こういう場合前日に徹夜なんてする
もんじゃないでしょう.サーバに繋がらない〜とこせこせしているうちに
なんかよーわからんうちに朝になってしまったというこの現実が嫌いさ.
さらに朝からいろいろ忙しくてあちこち立ち回り.勉強会は13時半から.
眠りこけそうになるのを抑えて電車の中でテキストを読む.英語なんて.
結局 X-bar 理論って何者だよ,という程度の理解のまま挑むことに.
でもまあ持つべきものは優秀かつ親切な友人である.初心者のぼくにも
わかりやすく例をあげながら教えてくれる.ふむふむって頷いている間に
なんとなく理解っぽいものができてしまった.ま,細かい専門用語とかは
あとで独力で調べるとしても.とりあえず今回の進歩は樹形図の仕組みを
じっくりと知ったことかな.メインの勉強以外にも他の授業で取り上げた
あれこれの課題や例文を見ながらいろいろと知ることができました,どーも
ありがとございます.お礼と言っちゃあなんですが TeX で課題提出とか
言うことになったら全力で手伝わせてもらいますぜ.…こういう風にしか
役に立たないってのもどうかと思うぞ文学研究科英語学専攻大学院生.
勉強会終了.いったんこないだの続きとして CD 探索行脚に出かける.
が,いまいち何処にソレっぽい店があるのかどうかわからない.ので
しかたなくすごすごと帰ることに.帰り着いた途端どってりと倒れこみ
布団にまるまって眠る.ぐおーぐーぐかー.まだ16時だっていうのに.
せめてこれで目が醒めたら朝だった,ってのならまだしも救いがあるが
どーしても夜のうちに目が醒めてしまうのだな.いいんだいいんだ,
どうせ夜の住人なんだから.…まだサーバへの経路は復活してないようで
あぷろどできずじまい.というかメールすら読めないんですけどもぉ.
たぶんいくつかメールは来てるはずなんだが.こういうときに不安に
なってしまうあたり,すでにテクノ依存症の気があるようだ.…っと,
今はネット依存症っていうんだっけ? 電話よりメールのほうが安心する
現代若者気質をきっちり受け持っている次第である.それは過剰一般化.
5/5
子どもの日.最近は子供という表記もままならない世の中なのであるが
どうも今日びのお子さんは殺したいから殺してみたり都会に出たいから
バスジャックしてみたりで大変なようである.しかしバスジャックの犯人,
「このバスは俺がハイジャックした!!」と叫んだってのは本当ですかあ?
ネタとしてはあまりにもよぉでけた話なので笑っていいものかどうか迷う.
とりあえず,「殺すことは絶対の悪かどうかはわかんないけど,殺すことを
肯定したら自分が殺されても文句言えないし,死ぬことそのものにどうこう
言うつもりはないけど死ぬ時期くらいある程度自分で決めたいから殺されて
勝手に死なされちゃうのは嫌っぽい.だから人を殺すのを肯定致しません」
くらいの意見は述べてみよう.うーむ利己的.同じ理屈で人に迷惑をあまり
かけるべきではないってのも.そして人は人我は我されど仲良し.
そして今日のいろいろ.睡眠時間が世界に合わなくて爆睡.もうなんだか
合わせる気力ってのも失せつつある.誰かなんとかしてください.とにかく
いつ眠ったか覚えちゃいないが,目が醒めて21時頃だったってのをおぼろに
記憶している.…あの,もうすぐ子どもの日も終わっちゃうんですけど…
そして相変わらず現実逃避の機械いじり.なにやらいろいろインストール.
怪しげなツールがどんどん増えていく….そして気の迷いで Meadow を
投入してみる..emacsの作成にめちゃめちゃ時間がかかる.iso-2022-jp で
ないといけない,ってのはわかるんだけど Windows でそれを作る方法が
いまいちよくわからん.しょうがないので情報源のページからだばーっと
設定部分をコピー&ペースト,適当にメモ帳あたりに張り付けて保存し
FTP で大学に送る.Unix 上で nkf -j とかやらかしてから引き戻し完成.
…ぜったいもっとスマートなやりかたがあるはずだが面倒なので調べない.
とりあえず日本語も表示できたので YaTeX も動かしてみる.しかしなぜか
.yatexrc を読んでくれない.さて困ったね,どうしましょうか.うーん.
5/4
昨夜はまったく眠れなくてどーしようもなかった.部屋にいるだけで
空気がづづーんと重くて,寝る努力すら放棄するのであった.いいんだい,
どうせまた明日も学校はないんだし.ということでほぼ睡眠取らずに朝.
外が明るくなってくると,それなりに何かやろうかという気になってくる.
さすがに真夜中や明け方にごそごそやるってのもご近所の迷惑だしねえ.
で,昨日からの疲弊の原因,調査内容のちょっとしたまとめをやる.ああ,
なんか宿題もほかにいろいろ出てたっけなあ… やらなくちゃなあ…
ふと気づくと外にいてレコードショップ巡りに明け暮れていた.現実逃避.
なんかむしょおに聴きたくなったCDがあって,それを探しにぷいっと外へ
飛び出すことになったのである.なんか電波命令に従ってるような唐突さ.
しかし… 7軒回ってもないもんはない.新しいアルバムじゃないし,むしろ
古すぎて見つからん.そらそや,80年代初頭のアルバムだし,別にそんな
バカ売れしたわけでもないし.うーん,やっぱり注文するしかないのか.
とにかく寝てないんでハイになりっぱなし.普段なら絶対やらないってのに
あちこち気の向くままに歩き回る.体力は好き放題絞り取られてゆく一方.
ふっと気分が陰って「…もう帰ろう.疲れた」と考えたのは既に昼下がり,
人の行きかう広い広い歩道橋のどまんなかであった.もっと早く気づけよ.
家に帰って崩れるように眠る.目が醒める.23時.人間として失敗してる.
結構な自己嫌悪に陥りながら鬱々と過ごす.ひょっとして五月病なのか?
5/3
んあ.さてさて物理的にも比喩的にも重い腰をあげて,フィールドワークに
行ってきまーす.今回のミッションは盗み聞き.…というか,会話の中に
どれくらい鼻濁音が使用されているかを聞き取ってメモする,という内容で
実際の話題の内容はどーでもいい.とにかくガギグゲゴを含む話題だけに
耳を尖らせることに.調査場所は近くの安ハンバーガー屋に決定.気軽で
それなりに人が集まるってことで.えんえん粘ってても大丈夫そうだし.
人の多い時刻ってこれくらいかなーと思って夕方までは家でごろごろしたり
うだうだしたり.で,結局のところ狙いを定めた調査開始は17時.実際に
人が多くてうむうむ,狙いは外れていなかったとひとりうんうんうなずく.
しかし実際に聞き取る段になって,わらわらと不安が胸に去来することに.
なにせ人が多すぎて,何をしゃべっているのかが聞き取れない.いかんせん
個人的な能力の問題として難聴のケがあるのと,耳の焦点があわせにくいと
いう2点で,めちゃめちゃ苦労することに.…えっとですね,もーちょっと
説明してみよう.普段ひとりでもしゃもしゃハンバーガー食ってる時には
それなりに周囲に雑音が聞こえてますよね.で,普通なら「耳をすます」と
耳の焦点…というか聞きたいところ,そこだけに集中して選択的に聞くって
ことが可能なはずなんです.「聞きたいもの+その他の雑音」という形に
聞き取り,雑音は聞き取りの音量を絞り聞かなかったフリができるという
カクテルパーティー効果と呼ばれるものがあるんですが,どうもぼくは
その能力に乏しいらしい….耳をすまそうとすると,何気なく聞こえてくる
周囲の雑音がそのまま大きくなったような感じになり,音は混じったまま
うまいこと聞こえてこない.それでも調査はきっちりやらないといけない.
結果としてほとんどがでかい声で会話している時にようやく聞こえてくる
音声を聞き取るのが精一杯でした… でもはっきり聞こえる鼻濁音ってのは
ちょっと想像できないし,事実きっぱり聞こえて来た音ってのはほとんどが
軟口蓋破裂音(だっけ?)のG音でした.そーいうもんなのか調査者が悪いのか
それは神さまと実態を知ってる先生だけがご存知のはず.なんだかなあ.
しかしまあ,実際に調査をやってみて感じたことがいくつか.上記の理由で
普段から耳をすますこともなくんぼーっと過ごしているぼくですが,周囲を
見渡してみるとなんか面白いことに気づくもんだなあと.女子高生ってのは
でかい声でしゃべるのが仕事みたいなもんだと思ってたけど,実際には
それ以外にひそひそと秘密めいたしゃべりのグループってのもいるという
事実に気づく.張り込んでいるテーブルに娘どもが群がって座った時には
これで労せずでかい声のサンプルが取れる,と内心ほくそえんだものだが
ひそひそ内緒話で仲間意識の拡大に努めていた.ううう,聞こえないよう.
かと思えば遠く離れたテーブルでは別グループの女子高生が店中に響く声で
バカ笑いをしている… しまった,向こうに着けばよかった.今更遅いわ.
普段からコドモには近付かない生活だが,なんといっても子どもの話題は
限定されているので単語の繰り返しがやたらに多い.書き留めたリストに
「13cmぐらい」という単語がずらり.しかもこれ,ぜんぶひとりの発言.
やりやすいといえばやりやすいが,なんか作ったリストを眺めていると
こんなんでいいのかぁ? という気分にかられます,はい.しかしそれよりも
「久しぶりに邂逅した女子高生が感動のあまり涙などこぼしつつも交わす
相手のその後を気遣う挨拶(推定)」のほうが,もっともっと同じ単語が
だらだらと並ぶ結果に.…そりゃー「元気? 」ってたずねるよな.しかも
10人くらいが口々に.それはよいとしよう.しかし,何度も何度も訊くのは
どうかと思うぞ.もう少しボキャブラリーを増やしていただきたいものだ.
しかし増えてくボキャブラリーにも内容に問題がある場合もあるわけで.
最後のほうに聞き取ったおばちゃんらの会話,元気かどうかを尋ねるような
元気もなさそうだが,金の話ばっかりってのはどうかと思う.そりゃ確かに
ガ行音を聞き取るのに「5」って数字は頻繁に会話に上る便利な単語ですが
ダンナの仕事と貸した金を回収する算段と気晴らしの旅行と買いものと.
もうちょっと金と気晴らし以外の素敵な内容の話題はないんかい.あ,
結局ボキャブラリーが増えたんじゃなくて切り替わっただけなのかな?
なんかへとへとになってしまったので帰宅.あー疲弊そして疲労.
5/2
それなりにそれなりな覚悟を持って学校へ.身体の調子がよくなったとは
お世辞にも思えんが休むわけにも.バスの坂道とうねった道が弱った内蔵を
揺るがしてくれてやられっぱなしの気分である.タクシーがうらやましい.
とりあえず端末の前に.そういえば管理者養成のためのページを作らないと
いけないんだった… こりこりこりこり.とりあえずある程度書きためる.
しかし最初のほうだから「管理者養成っ」というよりも「よいこのみなさん
がんばって Unix 使いましょうねー,わかったかなー」という雰囲気が.
それ以前にどうしてもぼくがマニュアルを書くとネタを仕込んだり笑かしに
いったりしてどうもうまくない.適度に適当にちゃらけた本としてならば
そこそこよいのかもしれないが,いちおこれでサーバ管理できるように,
という目標があるんだからねえ… やっぱ人にものを教えるのって難しい.
さて,どうやら昨日休んだ分の授業でまた宿題が出ていたもよう.うー,
しょうがないので先生のところにいろいろ尋ねに行く.諸々訊くついでに
この授業はむじゅかしくてついてけないっすよぅ,と泣きごとをかます.
すると先生はそんなことつゆとも感じていなかったらしい.そりゃま,
ぼく以外のメンバーが強いひとたちばかりですから… で,結局のところ
「ぼくがわかれば皆わかる」状態なので,ぼくを中心に授業を進めて行って
くれるということになった.うれしいけどそれはそれで忙しくなりそう…
ひとまずは来週の授業が始まるちょっと前にえくすとらくらす,という
ことになってしまった.それまでに土曜日の勉強会をなんとかせねば.
とかなんとかいいながら書きかけのページをさらに作成.一番大事なことを
ほったらかして瑣末的なことをやるときって,どうしてこんなにはかどって
しまうんだろう… しかしまだまだ Emacs の使いかたを説明したところで,
本格的にあれこれ管理者っぽいことを説明する日は遠そうである.でもでも
エディタとメーラーは必要だし. ls とか man とかから説明しなくちゃ
いけないから手間がかかるというかなんというか.でもこういう原稿を
ざっざか書いてる時がそれなりに幸せってのも,なんか人間の底が見えて
自虐的な感じになるものであるのぅ.幸せの器が小さいぞ,我ながら.
愚痴ってる間に授業開始.Assertion と Prosupposition のおはなし.
うーん,どっちが前提だっけ? とかゆって単語力のなさを心の中に露呈.
彼女は彼とダンスに行ったことを否定しなかった.で,彼女は結局
ダンスに行ったのか行ってないのか? とかいった感じで,なんとなく
騙されたような気分である.口のうまい詐欺師に引っかかった時のような
感じを受けてしまう.いや,そんな大層な詐欺に引っかかるほど財産を
持ち合わせているわけでもないけれど.また論理記号とか entail とか
頭がこちゃこちゃになりそうな単語ばかりが増えて行く… 整理せねば.
そして Phonorogy の授業に移行.こないだ届いたばかりの教科書が,
それはそれはブ厚くて困るのである.本の角で人が殺せそうなほどに.
で,形態素を組み合わせて複合語を作っていく時にはうんぬんかんぬん.
ベースとなる語の性質が変化してこうなってああなって.事例そのものが
けっこう面白いのでこの授業は飽きなくていいや.しかし.redneckって,
どうしても土方としかイメージできなかったんですが,これってやっぱり
よろしくない言葉なんですかねぇ? うーんと,肉体労働者? というのも
なんか違う気が.「意味を知ってるなら説明してごらん」と言われても,
躊躇するしかないし.思わず先生に「どう言えばいいんですかね!?」などと
聞き返してしまった.いとおろかなことなり.何やってるんだかねえ.
授業終了後,あれやこれやとお仕事の話が舞い込んでくる.文献をOCRで
読み取って,どーしても読み取れないタテ書き英単語を人間の手で補完,
なかなかよさげなバイトじゃないですか.とか思っていると先生のほうから
「あぁ,なかむらくんには別の仕事をやってもらおうと思っててね」と.
はぁ,なんでしょう.「CGIってできる? 」…あうう,できませんとも.
確かにうちのサイトにはCGIを使ったお遊びのページも用意してますけど
プログラムを一から書いてどうのこうのってのはやったことないっす.
ま,機会があればやってみようかなとも思っていたりはしますけれども.
…とか書いていると気がついたらやらされていたりするんだろうなあ…
ここには Linguist として通ってるのか Engineer として通っているのか
混濁してくる.うーむ.どっちにも同時になれたらいいんだけどなあ.
5/1
五月の空は五月晴れ.あーよかったね,と無色透明の空に向かって
憎まれ口を叩いてみる.昨夜の徹夜がよほど身体に応えたのか,
目が醒めたらもんのすごーく体調が悪い.というか歩けないよ.
立てばふらつく座ればめまい歩く姿は… だから歩けないってば.
主に頭痛オプションとして今なら腹痛もついてくるという徹底した
サービスぶりにばたんきゅーってとこである.うーあーうー,今日は
学校休ませてください〜と先生がたに泣きのメールをいれる.不覚.
おそらくIV限の授業ではもーひとりしかいない院生が怒っていることで
あろうことは想像に難くない.ごめんねー.わざわざ勉強会までやって
課題提出に燃えていたのにねえ.課題そのものはやりかけのものしか
ないけれどもDVIファイルで提出することはした.こういうときに
ネットワーク社会って便利だね.でも授業は受けたかったなあ…
だとかなんとか書き散らしている現在も周囲にはこの課題のために
夜というか朝というか,までだらだらやってた形跡が残っていて…
今にして思えば「やるにしても深夜に無理せずに朝起きして学校で
やれよ」といった印象である.ここんとこの睡眠不足が祟った模様.
とりあえず養生につとめる.こんな文章書くのも布団にあおむけに
寝そべっておなかのうえにノートパソコンを設置,ラッコのように
ぱかぱかキーボードを打つ打つ.…ホントに養生してるのだろうか?
とはいえ起きてると頭痛いのでめそめそしながら薬を服んで少し寝る.
身体がまいってるとココロまでしょげてくるもので,うーうーうなりつつ
現実逃避.とにかく睡眠を取って精神的にも落ち着かなくては.ぐしゅん.