心は花のように

ごめんね
これらはもう
あなたたちが拾った時には
輝きを失っていたの

このバラは
絶やしちゃいけない気がして
それでも
火に焼べていたの

なんとかして
あのころを
思い出させてあげたかったけど
涙は淋しさを
分け合うようにはできていないの

やさしい体液に
本当を込めたら
あなたのこころの
かたちに沿いました

ごめんね
わたしたちは
生かされてはいけない
ふたりだったの

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