たくさん傷つけば それが練磨と呼ばれる 細かい傷で埋め尽くして 磨くという行為に仕立て上げる
原石は麗しい ごつごつした感じが心地よい その味を切り取って 削ぎ落として人間に近づける
鏡のように磨ぎ澄まされても 世界はそこにうつらない ピカピカのものはこれから傷ついて やがてその役目を終えることになる
原石は原石のままに 曇りは磨かずあればいい それくらいでちょうどいいと思う