その日はなにもできなかった 焦燥が増すばかりだった 流れて来る事を手先で転がすだけで なにひとつ先へ進むことはなかった
時計はしっかり音を立てて いろんなかたちで今をおびやかす 始めからなにも終わっちゃいないから ため息の音を喉で飲みこんだよ
大きくなったら夢は叶わなくなる 時間を止める針一本ください