Don't feel, Think it!


接頭辞として「なんちゃって」が付こうとも,とにもかくにも大学院生とは
研究者のはしくれということになっております.自分にはあんまり自覚なぞ
なかったりしますが…とか言ってるとまた担当教官その他がいぢめるので
自覚はある,ということにしておきましょう.ついぞ先日も担当教官から
「調子はどうかね〜,アイディア出たかね〜」という電話が掛かりましたが
「まだピンとくるものはありません」という焦点のズレまくったお返事を
してしまったというのは秘密と言う事にしておいたほうがよさそうである.

ま,確かに自分の興味のあることについてぼんやり考えるのは,そこそこ
シアワセなんですけどね.常に常に研究対象のことを考え続けてください,
というのは強い意志の力が必要だと思います.で,ぼくにはその意志の力は
備わってなさそうなんですが.やっぱり研究者というのは感じるだけでなく
きちんとそれを論理的に考えることにこそヨロコビを感じるひとでないと
勤まらないではないかな,とか弱気な発言をしてみる.今既に自分自身が
研究者とみなされていることに違和感を大きく覚えるんですよやっぱり.
ごめんなさいカシコの振りしてました本当はもっとバカなんですよう,と
声を大にしてもいまさら遅いのだろうなあ.ぼんやり考えててもしかたが
ないというのは当然のことなんですが,論理的にこれをこうしたらこんな
結果が出てハッピー,みたいな方向にはよほど運がないとたどり着けない.

ある有名な映画の台詞で"Don't Think, Feel, it!"っちゅーのがありますが
それをまるで逆で行かないといけないんでしょーかね.もちろんどちらも
両極端な話であり,どちらが向いてるかとかどちらが幸せなのかだとかは
ぼくにも誰にもわかりません.ただ,考え続けるエネルギーが足りなくて
常時エンスト起こしてるような人生を過ごすのはどうかなと時々思います.


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