そういうふうな,あつかい


引っ越しとともに住民票を移して,それとともにやらなくてはならないのが
とっぱなのらくがきにも書いた精神保健法第32条に基づく医療費公的負担を
受けるべく市役所に行ってきました.病院からも診断書書いてもらったし.

で.書類はきちんと揃えて持って来たんですが,役所でこれを持ってないと
さっぱり話が進まないものと言ったらなーんだ? 答え:印鑑.思いっきり
印鑑忘れて来てしまいました.そのことを障害福祉課の係の人に伝えると,
ああ大丈夫よこの建物の地下に売店があるからそこで買えば大丈夫だから
ところであなたお金は持ってる? となんだかとっても VIP 扱い.あるいは
腫物に触るかのような扱い.確かに障害者として医療負担を軽くするために
ここに来てるさ.だけどそのあからさまな優しさはどっかニセモノくさくて
なんだかなあ,と思ったりしたものです.優しくしてもらう事はとっても
ありがたいけれども,こいつは面倒だからとっとと済ませてしまおうという
どす黒い心根を感じたのはぼくの土性骨がささくれてるからですかやはり.

帰りに数冊のパンフレットをもらって帰りました.心の病とのつき合い方,
精神障害者体験談集,その他もろもろ.なんとなればこういう場所で自分の
リズムを崩さないようにしながら作業所で働いてみるというのもいいかな,
とかなんとかこのところ魔がさしまくっております.障害者のみなさんが
書き連ねた体験談集を読んでいると,うんうんこれでえーやんとか考えて.
大学院生としてのプライドなんざ三億年前に放り捨ててますから,別にまあ
生きてればいいか…とかとっても思考が前向きなんだか後ろ向きなんだか
わからない状態になっております.でもどうせこういう扱いを受けるのなら
もうべつにどうだっていいやーという気分が蔓延.いっそ近くの窓口から
障害者年金の申請とかもしちゃおうかなという勢いだったさ.さすがそれは
踏みとどまったけれども.でも近い将来やっちゃうかもだ.公的援助万歳.


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