あなめでたやめでたやな.
ぼくの友人とぼくの友人とが結婚することになりまして,その結婚式へと
ご招待いただきました.礼服を着込んでのそのそと式場へと向かいました.
ホテルの中に吹抜けがあって,チャペルはそこにありました.何か違和感.
入口で賛美歌の譜面をもらい,木製の長椅子に座ってしばし待つことに.
新郎が前の方でこちらを向いていたので手など振って遊んでおりました.
するとオルガンが鳴り父親に連れ添われた新婦登場.結婚式というものは
誰が何と言おうと花嫁様が主役であることだなあとつくづく実感.やっぱり
花ですから.神父なのか牧師なのかわからないがともあれやそ教の説教を
いただく.チャペルのある学校に通ってる人間とは思えない発言ですね.
で,賛美歌うたいーの指輪の交換しーので誓いの儀式はつつがなくも終了.
先にチャペルから出ると,今度は花びらをてのひら一杯もらってアーチの
下にずらりと並ぶ.新郎新婦が後から登場し,そのアーチをくぐり抜ける時
お祝いとして花びらを振りまくのである.ライスシャワーだったら新郎の
後頭部めがけて塊をぶつけてやろうかと友人はゆっていたが望み叶わず.
披露宴に移る.お料理はおいしくて,幸いにも食べられないものがほとんど
出なかったのは奇跡的である.キャンドルサービスでぜひいたずらなどを
してみようと思ったのだが,特殊な液体の化学反応にブラックライトを当て
光らせるというハイテク(違う)なモノだったので自主規制.最後のグラスを
高く組んでてっぺんから注ぐ,という趣向はなかなかのでございました.
二次会.…に出るまでにはまだ時間が中途半端に残っている.ということで
適当に集まったみなさんで適当にお茶でも,ということになる.先人いはく
結婚式の二次会なんて合コンみたいなもんなんだからよさそうなのがいたら
ツバつけておくんだよ,とのこと.でも今回寄り合ったのは友人ばかりで
そのようなスリリングな駆け引きをして楽しむほどのもんじゃなかったの.
それに何より礼服が暑くて暑くて.色んな意味何ともあなどりがたし5月.
二次会の会場にちょろっと戸惑いながら到着.もちろん自力でたどり着ける
わけはないので他力本願の術を使う.わかりにくい入口を目指しなんとか
式場に.前払いのお金を払って「あれ,今日は白くないじゃないですか」等
数々の意見が巻き起こるが我関せずでほいほい進んでいく.しかし二次会は
二次会のクセに,というとあらゆる方面に失礼なのだが,クオリティ高し.
一般人でもそこそこ楽しめる程度の濃さで,なんとも愉快でございました.
こんな濃ゆいメンバーが揃ったらもうぐちょぐちょのぐちゃらけになる物と
ばかり思っていたのだが,この一件で幹事のことを見直しました.へへー.
よっぱらいのたわごとだと判ってはいるものの,やっぱり自分の書いてる
ものが褒められるのはうれしい三次会.なんか友人に「書き続けてくれ,
俺の書くものには枝葉ばっかりで根本がないんだ」とか言われたのですが
どこまで真面目に喜ぶべきなのでしょう.ぼくは細かいことを忘れてって
なくしたものをよせあつめて何かの代わりにならないかと思ってます.
それでもいいんなら,書き続けてもいいんですか? きっと増長しちゃうよ?
三次会が終わって時点でおひらき.テンションの調整に時間がかかるぅー.
これはひょっとして落ち込む前触れ? そして逆らわない逆らおうともしない
ダメっぷりです.少し沈み,また浮いて来るのを待つしかありませんねえ.