ももとせの命ねがはじ

もさもさ.なんらかの音で目醒める.
同居のひとがそろそろ出かけるよと
声をかけてくれました.おやそんな
時刻ですか,なんかいろいろあって
ごめんなさい.いや,精密に言えば
なんにもなくてごめんね.ともあれ
お見送りをする.もっくら起きたら
玄関先まで.では行ってらっしゃい.

さて作業しましょうか.普通の日に
ぼけぼけだったので,週末になって
ようやく本腰を入れる.よっこらせ.

とはいえ本腰を入れたからといって
捗るかどうかはまた別の問題なので
それ以上は言うな訊くな.ぐったり.

休憩.こうなればもう本格的に横に
なりましょう.中途半端に休んでも
どっちつかずになって精神がすさむ.
沈むように夢を見て,五感について
思うところあり.夢の中でも嗅覚を
感じることができるのだなあという.
精油を調香する夢なんて,あんまり
見る機会がないと思うんです.夢で
なにかをしなくてはならない状況に
追い込まれて,得意分野で対抗する
流れになっていました.ぼくは何の
役にも立たないので,香りを使って
周囲を喜ばせようと思ったのでした.

で,電話の音で夢から醒めたのです.
結構な夜になっていて,それじゃあ
晩ごはん食べに出かけましょう.で,
まさかの二度寝.ダメージが深くは
なかったのですが,肝が冷えました.

駐車場に止まっている車におじゃま.
今日も一日お疲れさまでした.では
お食事処に連れていってくださいな.
近場のお店でするっと入れましたが
食べてるうちに賑々しくなってきて
帰る頃には行列ができておりました.

寄り道してから帰宅.お風呂の支度
いたしましょう.同居のひとはすぐ
ゲームの世界へと潜っていきました.
今日はやりこみでなくストーリーを
進めるようです.飲み物など供して
最大限に楽しんでいただく.あとは
ぼくはお薬を服んでしほたれるのみ.

では服薬.真面目にしっかり寝ます.

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