Books/Comics」カテゴリーアーカイブ

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読もうと思っていて溜まっていた本を大量に消費.
非常にこころよい読書でありました.濃かったり
えぐかったりゲラやったりしんみりしたりじっと
ナミダを浮かべたり訃報にびっくりしたりいろいろ.
能動的に狩りをするように読書するって,けっこう
大切なことです.その他のことはゆっくりやってけば
いいらしいです.難しいことなんか考えないままに,
ただ読んでいきましょう.それはきっとよいことです.

批判の心が動くのは,自分がきっちりできてから.
それまでは水を飲むように歌を歌うように読んで,
知らないことを知っていくようにしていきたいなあ.

あと,映画も見ていくようにしたいものです.読書と
映画は重ねるほどに男前が上がっていくものですから.

本日の衝動

携帯電話がらみでごねごねやりあった後,慎ましく病院へ.
診察前に寝てしまうのはいつものことなので諦めましょう.
最近親姉弟のひととモメてるんですぅ,と愚痴をこぼす.
睡眠薬はよく効いてくれるけれど最近仕事への強い意欲が
ペースダウンしてます….と言うと,そろそろそういう
時期に差しかかってるんだろうと言われる.これまでずっと
働きたい働きたいとガッツンガッツン行ってたところが,
最近安定してきたので正しく疲れているのではないか,と.
んむう….だけど医師によると,よくここまで回復して
きたものだ,とのことらしいです.一時はもうダメなんじゃ
ないだろうか,社会復帰できないだろうと思われていた
らしいですから.うーん,どう受け止めていいかわからん.

薬を受け取り,次は丸まってきた髪の毛を切ることに.
馴染みの店で髪の毛相談.次に手術する直前には坊主頭に
するつもりだけれど,まだそこまでやるのは時機尚早なので
最後の普通なみカット.しかし髪質がクセクセらしく,すぐ
くるくる跳ねるのですよこれがまた.帽子からはみでたぶん
丸まり放題ですから.これが嫌で普段は短くて楽な感じに
してるんですが,まあ事情が事情なので.また年内に切るさ.

それから紀伊國屋書店とBook1stにて本をうざうざ買い漁る.
ぼくドラえもん20号,詩学2004年11月12月合併号,モーニング
2005年1月1日号,はじめようみんなのブログvol.2,詩と思想
2004年12月号,上京ものがたり,月刊カチョー12月号.なんか
相変わらず雑食性というか方向性がないことだけは一貫してる.
明日はゆっくり読書の日だ.とか言ってたら大雨でげっそり.

バラエティ溢れる品揃え

同居のひとがごそごそと部屋の掃除をしていると,
うおーとかひょえーとか奇声をあげている.そして
昔の写真だとか取っておいたパンフレットだとかを
しげしげと見つめている.完全に引越し前の荷作り
現実逃避モードに突入している模様.ぼく? ぼくは
最初から掃除なんかしないから遺物の発掘そのものが
ありえないのさ.時々地層が逆転して奇妙なものが
表面に現われることはあるけれど,それもまた一興.

で,「このへんの本は興味あるんとちゃう? 」と
数冊本を持ってきてくれた.…『作曲技法』ですか?
まあ食指は動くけれども.ものすごい専門書なので
いきなりわからない専門用語たくさんなんですけど.
開いた1ページ目が四分音楽器(ハルモニウム)って
いったいどうなんですか.黒鍵がコマ切れになった
ピアノのようなものの写真.目次を見るといきなり
調性のカデンツ,IIVVI/IIIVIって言われても.
コード進行や音の運びについてなんか知らないぞ.
そりゃあ知っていきたいとは思ってるけれどもさ.

次に束で渡されたのが『GREAT COMPOSERS』.うう,
こちらは確かに貪るように読むかも.チマチマした
雑学が好きですから.作曲家の生涯をあれこれと
記しているのはついつい読むと思う.だけどこれ,
全部で100冊あるんですけど….家中ひっくり返せば
揃うらしいけれど,そこまで掃除する気力はないぞ.

あとは….ぼくが買ってどっかやったと思っていた
『病める心の記録』と『西原理恵子のやっぱり
おくられてうれしくないポストカード』がなぜか
そちらの部屋から発見される.自分の本棚に格納.
きっとまだぼくの部屋の開いてない段ボール箱から
いろんなもんが出てくるに違いないが,それはまた
老後のための楽しみに取っておくのです.うひひ.

Amazon と OK のふたつを合わせると

合わせて逆から読むと KONOZAMA だ.というネタは
さておき,なんぞやらメールが着ていた.おおっ,
ようやく Amazon.co.jp で雑誌を取り扱うように
なりましたか.勢い込んで行ってみると.まだまだ
あんまり,その,品揃えが….なんかかなり微妙な
キワモノが転がっているかと思ったのに.これから
成長して行くのを見届けることとしよう.焦らず.

雑誌と言えば.先日読んだもので首をひねらされる
ブツがありましてですね.弦楽器のための季刊誌,
その名も『サラサーテ』.ひとまず見渡した限りは
四号か五号くらいしか出てなかったんですが,その
中身をいろいろ斜め読みしました.ヴァイオリン,
チェロ,ヴァイオリン,チェロ,ヴァイオリン,
たまにヴィオラ,チェロ,ヴァイオリン,それから
四重奏団(Vn+Vn+Va+Vc)….をゐ.コントラバスは
仲間外れですか.弦楽器なのに弦楽器なのにい.
まあもちろんハープも載ってないので,要するに
『ヴァイオリン族専門誌』なのでしょう.ちなみに
コントラバスはヴィオール族で出自が違うのです.

…あ,調べてみたらコントラバス特集や低音特集も
バックナンバーでやってるみたい.でも地味めだ….

ついでにそのへんのツテをたどってこないだ買った
『こんとらばすのとらの巻 音楽とコントラバスを
愛する人のための事典』
は大変に楽しく読ませて
いただきました.実際にコントラバスを弾いた事の
ある人間にしかわからないであろうネタがもう
おてんこ盛りで,少しかじった程度のぼくでさえ
げらげら笑いましたともさ.コントラバス弾きには
大のおすすめであります.該当しない人にとっては
どういう判断をされるかわからないけれどもね.

本に殺されそうになる

そう広くもない部屋をできるだけ片づけている.しかしよくもまあ
こんなに買ったなぁと思うほど本があるので,あれはあっちへやり
これはこっちにまとめ,このカテゴリはちょっと廊下で待っててね,
あとはこっちをまとめるから…とかやっている.と,ごそっという
不吉な音と共に部屋の一角に積んであった本全体が一斉に崩れて
こちらに雪崩てきた.その結果腰まで本の山にうずまりましたとさ.

キケンだ気をつけろ奴らは本気だ.慎重に文庫本,新書,大きさを
区別しながらできるだけ併せて積んでいく.所属が不明な本はまず
廊下に出しておく,などなどのルールを課した結果,なんとか足の
踏み場が存在する部屋となりました.生き残りましたありがとう.

ただその分の皺寄せが机の上に来ています.今度はこれをと思うと
また明日を迎えるのが嫌になって来ます.でも片付けないとね….

本と名付けられたなにかがみちみちにつまっているもの

本屋で立ち読みしてぽろぽろ泣いてる
髭面の30男をどう思いますか?
あいもかわらず涙腺緩過ぎます.

「現代詩文庫 草野心平」
「現代詩文庫 続々谷川俊太郎」
「ハッピーアイスクリーム」
「手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)」
「もうおうちへかえりましょう」

本当に感動してるなら買えよ,と自分でも思う.

あと帰りのコンビニでなぜか一冊だけ置いてあった
「文庫版 ガラスの仮面(1)」.これで泣いてはいませんが.

草野心平を読む

ちょっと寝起きも身体のバランスが悪い….ということで
寝転がって本を読む.草野心平は昔から好きな詩人だったけれど
本気でのめりこむほどではありませんでした.だけどいろいろ
特集が組まれているところを読んで,ああやっぱりこんなふうに
ことばを使うことが詩というものなんだなあと実感.
「青イ花」を初めて全文読んで,すごいなーと思う.

普通の文章書くのはそんなに難しくはないけれど,
印象に残ってもらう文章を書くのって難しいですねえ.

泣くまで読むか

本屋で立ち読みしながら泣く男ってどうですか。
やっぱりイケてませんかイケてませんねそうですね。
ぼくもそう思うのでできるだけその手の本は
手にとらないようにしているのですが…。

『感動する英語』というもんがあったのでなんとなく。
英語読解能力は低いのでまあ大丈夫だろうと読み進めていったら
もう泣けてきて泣けてきて。もちろん読解能力の低さも
泣けてこなくちゃいけないんですが、これは素材が反則。

「感動」の章のヘレンケラー。
「説得」の章のチャップリン『独裁者』の演説。
そして「子どもの疑問に答える」の章の『サンタクロースっているんでしょうか?』

…ごめん、もう泣く。すごい勢いで泣く。我慢し切れなくて
ポケットティッシュひとつ使い果たしました。そこまでするなら
買って読めよと我ながら思う。周りの客や店員もさぞかし
不気味な思いをされたことでしょう。

なお、「謝罪」の章の素材はクリントン元アメリカ大統領の
『不適切な関係』。これはさすがに泣く気もしませんでした。