いないひとのためのレッスン

ずん,と起きる.だらっとしていて
申し訳ない.今日は練習の日なので
ちゃんと起きよう.だばだばと血を
流しながらうがいうがい.ちょっと
冷蔵庫の中のものをつまんで,では
楽器を持ってお出かけお出かけです.

スタジオに到着.楽器の搬入が暑い.
涼しい屋内にとっとと運び入れねば
夏の暑さで楽器が死ぬ.がっちゃん
がっちゃんやらかして,ケーブルを
ぐるぐる這わせます.足りないのは
延長させて,それでもまだ不足気味.

メンバーのひとりが病欠するという
事態に陥る.でもしかたがないので
来た者だけでやるしかございません.
下支えがないのでぺらい感じですが
音楽はそれでも続く.録音と録画で
保持データ量がもりもり増えていく.

なんとか合わせて音色の確認をする.
ぼくは間奏がうまく弾けてないので
要練習要練習.課題ばかりが増える.
あと二週間なのでなんとかしないと.
問題がある場所が明確になったのは
大切なことです.楽譜に書き込みを
ぐしゃぐしゃと行い,終わる時刻と
なりました.大荷物をげしゃげしゃ
移動させて車に詰め込んでいきます.
カウンターで鍵を返して終わります.

家に戻り,楽器を下ろしていきます.
終わったら同居のひとと一緒に食事.
申し訳程度のお野菜を食べたあとは
ちょっとジャンクなものを食べます.
おいしいおいしい.脂は美味しいね.

寄り道をせず家に帰って,ゆっくり
自分の部屋で過ごす.同居のひとも
なにやら作業をしている.お風呂の
支度をしましょうか,ピルケースの
補充は,また明日や明後日でいいや.

入浴を終えたらお薬服もうね.では
おとなしく眠りにつくことにします.

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