起きない.土曜日だもの週末だもの.
本当の本気で寝たおして,ようやく
むっくら起きたのが十五時くらいの
ことでした.変な夢を見ていました.
かと言って現実の世界観がごろっと
替わるわけでもなく,ただひそかに
立ち上がって水を飲んだり.それと
お昼ごはんの代わりに手元にあった
ビスケットをもぐもぐしたりします.
同居のひとはどう過ごしてるのかな.
自分の部屋でなにやら動画を観たり
していたらしいです.おもしろげな
音も聞こえます.晩ごはんについて
訊かれましたが,まだ早いんじゃあ
ないですかね.ぼくはさっき食べた
ビスケットがあるから,もうちょい
ゆっくり考えましょう.ぼくもまた
自分の部屋でこちゃこちゃと好きな
ことをして楽しみましょうか,うん.
映画を見て名シーンを繰り返し堪能.
浸っていると同居のひとからの声が
かかりました.おやもうこんな時間.
確かにそろそろ出かけていいですね.
出かける支度,そろそろ冬ですかね.
まだ長袖のシャツだけで生きてます.
だけどそろそろ人目を憚るころかな.
同居のひとがどこに行きたいかとの
ヴィジョンを強く持っていたようで,
そのお店に連れて行ってくだされば
ぼくはそれで幸せですよ.するっと
店の中に通されて注文.が,なぜか
昨日と同じく料理の出てくる速さに
難がありました.いくつかの料理を
飛ばされている.少々お待ちを,と
言われた割に,そのすぐ後に戻って
何をご注文でしたか,と尋ねられる.
あー,そこ管理できてなかったのか.
ちょっと残念に思いながら,じっと
待ちます.料理自体はおいしいので.
さて帰りましょう.寄り道もせずに.
家に戻ったらお風呂の支度をします.
じゃぶじゃぶちゃぱちゃぱ,そして
さら湯が貯まるのを待ちます.でも
同居のひとが入るとたぶん入浴剤が
投入されるんだよな.じゃあぼくも
精油で香りを足していったりしよう.
たゆんと一日を終わらせて,明日も
よろんと過ごしていくことでしょう.
そんなんでいいんです,そんなんで.
お薬服んで,しっかりと寝ましょう.