めりめりめりめりめり.起きるにも
大変な苦労が伴います.なんにせよ
目が醒めてから活動を始めるまでに
なんじゃもんじゃと時間がかかって
しまいます.下手に動くと杖の一撃,
ひゃうんと崩れ落ちるその姿にまた
追撃が.そんなこんなで痛くてもう.
同居のひとがごそごそと起き出して
お出かけの様子.一緒にどうですか,
そんな言葉をかけてもらいましたが
体調不良でお休みとお伝えください.
そんなわけで送り出して,それでは
ぼくも朝ごはんの支度をしましょう.
台所でお湯を使っていると,突然に
声をかけられて,ものすごく驚いて
しまったうえにそのはずみで熱湯を
手の甲にこぼしてしまう.無論熱い.
いろいろ言いたいことはあるけれど
まず水道水で冷やさなきゃ,ざぶり.
その声の主は先ほど出かけたはずの
同居のひとで,忘れ物を取りにきた
らしいのですが.びっくりしました.
熱い痛い熱い痛い.それじゃあまた
もう一度,行ってらっしゃいの挨拶.
やれやれ,テーブルに食べ物を置き
ぞぶぞぶといただく.さてこれから
どうしますかね.もうちょい寝よう.
おふとんの中ででれでれと過ごして
やがて自然に眠くなって.すやすや.
ゆるっと目が醒めて,夕方なのです.
がちゃりとドアが開く音が.そして
荷物を抱えて同居のひとご帰宅です.
今日はどうでしたか.観られなくて
残念でしたが,そのぶん家で休んで
体力の回復に努めました.それでは
おしゃべりしながら食べ物を食べて,
同居のひとは今日の事を反芻すべく
自分の部屋へと籠っていくのでした.
ぼくはしばらくリビングでだらりと
過ごして,そのままちょっと眠って
また目が醒めたら二十一時くらいに
なっていました.お風呂の支度して
お湯が貯まる音を聞きながら移動し
自分の部屋で自分のなすべきことを
転がしたり丸めたり.なんやかんや
やっていって,最終的にまずは一度
最初からやりなおし.ウインドウを
全部閉じてまたぷちぷちと元に戻す.
ある程度できたら,お風呂なんかに
入ったりしましょうかね.しっかり
身体を温めて,服薬して寝ましょう.