のっそりと朝.今日はちょっとだけ
ましになりましたが,やはり病院の
早い朝には取り残されそう.ざっと
カーテンを開けて朝食が配られます.
粥と味噌汁.朝は痛み止めが切れて
特に痛いのです.もっと早く起きて
食事前に薬を服むといいらしいです.
実現できる気がまったくしませんが.
メールをチェックすると,友人から
お見舞いに行くよとメッセージあり.
東京から出てきたついでらしいです.
うう,ありがとう.病院の場所とか
ぷちぷちとメールで説明し,そして
お昼過ぎに到着予定.うれしいなあ.
うかうかしていると,今日は午前が
男のシャワー割り当てになっていて
予約するタイミングを逸する.むう.
しっとり汗をかいたまま,もうお昼.
食事に蒸しサバが出て,味付けにと
レモンと醤油が付け合せられている.
ほほう,これは喉に沁みそうですよ.
覚悟を決めて飲み込む.…おやおや,
意外と大丈夫みたい.油断してると,
調味料は大丈夫だけれど魚の身自体
喉の奥に張り付いてしまい取れない
状態になってちょっとパニック状態.
うがいをしても治らない.仕方なく
箸で患部付近をつんつんし取り除く.
完全には取り除けないので鏡を見て
喉の奥を映しながら指を突っ込んで
なんとか.普段だったら自分で喉を
動かして取れるはずなんですが今は
喉の奥を動かすと激痛が走るので….
目を白黒させていると,そのうちに
午後になって友人が顔を出す.やあ
お久しぶりでございます.いろいろ
おしゃべりしたいけれど,基本的に
しゃべれないので,身振り手振りで
なんとか判ってもらう.ほんの少し
勇気を出して声も出してみましたが
やっぱりごくごく小さな囁きにしか
できなくてそれはそれでもどかしい.
それでもなんとか旧交を温めなおす.
友人が持ってきてくれたおみやげの
プリンなどを同室のひとたちに配り
心遣いもありがたい.本当だったら
ぼくが率先してあいさつしなければ
いけないのですが,しゃべれない身.
むしろこうやって友人が代理として
あいさつしてくれるのが,うれしい.
さて時間も過ぎ友人をエレベーター
ホールまでお見送り.ありがとうね.
その後はまたベッドの上でぼんやり.
気がつけば夕方で,もう食事ですか.
鶏肉のトマト煮込み,おいしいけど
これも微妙に喉にひっかかります….
泣くしかないんですか.四苦八苦で
流し込んで,痛み止めを服んで吐息.
居候君が来てくれて,必要なものや
家に持ち帰るものはありませんかと
訊いてくれる.今のところは大丈夫.
あ,このいただいたおみやげを家に
持って帰って,食べてくださいなー.
あと,退院が火曜日になりそうだと
伝えておく.うまくいけば,ですが.
夜になり,ちょっと不安なことなど
あります.うーん.耳鼻咽喉科だし
つなげて考えたほうがいいのかなあ.
このところ,喉はもちろん,右耳が
なんか痛いんですよ.左は別に何も.
痛み止めを摂取すると同時に和らぎ
喉の痛みが悪化したり,喉に刺激を
与えるほど咳き込んだりすると耳も
痛いのですね.なんか内耳炎っぽい
雰囲気で.確証は持てないのですが
とりあえず気になったので看護士に
伝えておく.明日先生に診てもらう
ことになりました.これでもし耳が
聞こえなくなったら,厄介な話です.
耳が聞こえず声も出せないとなると
本格的に生活に支障が出てくるので
大事に至らないよう注意しなくては.
ま,明日のことは明日に任せて就寝.
少しずつ回復ですね。
おだいじに。
給食の担当に「しろまる子にレモン醤油を」と頼んでいたのが本当にでたのね!!すごい!!
(全てフィクションです) w
> のあさん
はいー,なんとかちょっとずつ.
声が出せないのがとってもストレスフルですが
それも徐々に快復しつつあるので,なんとか元気です.
コメントどうもありがとうございます.
> dowaさま
レモン醤油は平気だったんですが,魚の身が大敵でした.
しばらく食事には苦労しそうです.