ぶっきらぼうに仕事を終えることにして,
家に帰るとぽつねんと置かれた DVDR.
これは? そう,これは先週の金曜日に
現在の声優陣が入れ替わる最後の収録と
なった,ドラえもんスペシャルの映像.
『ハリーのしっぽ』は名作.たださすがに
設定をずらせないのが痛かった.どんな
頑張っても,1986年という時間は動かす
ことができないからねえ.合間に出てくる
ミニドラはかわいいが,所詮賑やかしの
存在ではある.そして最終作となるだろう
『ドラえもんに休日を』.なんかすごい
原作が書き換わっているんですが,やはり
サブキャラクターも全部含めて出そうと
苦肉の策だったんだろうな.途中で入る
アニメ的表現は,却ってクラシカルであり
トムとジェリーを思い起こさせる.もはや
現代劇ではないなあ,というのが悲しいかな
正直な印象です.ただ,次のリニューアルで
一気に設定が変わって21世紀の現代が舞台に
なってたら,これもまた泣くな.うーん.
結局,DVD だから早回しもできるというのに
画面に貼りついて見てました.ドラえもん
ソーセージは作らないけどニッスイって
まだスポンサーからは降りてないんだとか,
最近の小学生ってこんなんなん? という
気分でした.好奇心のアンテナがそっちへ
延びてないのでよくわかりませんでした.
ショウワノートや COCO’sとかは理解できる.
さて,次の映画のあとは,いよいよ新しい
声優陣の御披露目ですか.よりよいものへ
仕上っているといいなあと心から望みます.