罪悪感はミステリアス

午前四時ごろ起床.まだもうちょい
寝ててもかまいませんか.二度寝で
起きたら午前五時半.もうこれなら
起きてても不審ではない時間かなあ.
自分の部屋でちょこまかと作業する.

同居のひとが起きてくる.それでは
身支度しましょうか.朝のお仕事を
ぱたぱたとこなす.それじゃどうぞ
気をつけて.あっと,今晩の予定は
いかがですか.もし遅くなるのなら
晩ごはん食べときますが.おそらく
そんなに遅くならない,とのことで
では待ってます.行ってらっしゃい.

洗濯物をたたみこんで,またゆらり
三度寝する.それがまたえらく長い
睡眠になってしまい,ちゃんと動く
ことができるようになったのはもう
お昼過ぎのことでした.いろいろと
つらいね.こんなにぼんやり過ごし
どんどん忘れゆくものを忘れてゆく.
せめて記憶力が良かったら,だとか
思うのですが,忘れやすくなる薬を
服んでいるのでそれもまたしんどい.
だからこうやって日記という名前の
外部記憶に頼っているのですけれど
それもまたそれで良し悪しなわけで.

同居のひとから連絡.予定が変わり
やはり今日は遅くなるとのことです.
それではその心づもりで待ってます.

お風呂の支度をして,ごろりと寝て
湯が貯まるのを待つ.こぽこぽこぽ.
動画の変換をちょこまかとやりつつ
同居のひとのお帰りを待ち続けます.

帰ってきたらお風呂に入ってもらい
ぼくもお薬を服む.日が迫るほどに
身に迫るものをはらいのけるように
ごくりと飲み下す.喉の奥のほうに
錠剤が当たって痛いのです.そっと
しょんぼりしながら寝ることにする.

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