静かにお縄を頂戴なさい

午前七時ごろ目が醒める.よっしゃ.
同居のひとはまだ寝ているのですが
まあ大丈夫でしょう,ひとり台所で
朝ごはんを食べる.もくもくですよ.

おなかが軽めに膨れたら,またぞろ
眠気が差してくる.たっぷり寝ます,
おふとんに潜り込んでとろけますよ.

正午を過ぎて夕方前くらいにやっと
二度目に目を醒ます.途中でなにか
同居のひとに起こされかけたような
記憶があります.どうも昼ごはんを
所望されたようななんとかかんとか.
それはいけません,なんかごめんね.

同居のひとが起きたら,お出かけの
身支度を整える.ああ,そういえば
洗濯物が溜まっていることであるな.
今日目が醒めているうちにいくらか
片づけとけばよかった.まあいいか.

同居のひとと買い物をして,その後
流れるように晩ごはんに向かいます.
ふたりで一緒においしくいただいて,
その後コンビニで飲み物などを補充.

家に戻ったら,買って来たマットに
シーツをかぶせ同居のひとの寝床に
セットします.これで同居のひとの
腰痛なんかが治るといいのですけど.

あとはお風呂の支度とか.いろいろ
ひとの手助けになることを為すのは
後々のことを思えば,いいことです.
なにもしないで罪悪感ばかり溜まる
悪循環よりはよっぽどましですから.

お風呂に入って,そんな罪悪感とか
穢れの意識とかを振り払ったあとは
お薬を服みます.服薬は浄化なのか
汚染なのか,ぼくには判りかねます.
だけど服まないと前に進まないので
今日もじゃらっといきます.暢気な
夢と無邪気に戯れていたいものです.

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