夜は千の眼を持つ

昨夜は同居のひとがスキーに出かけると
いうことで,夜中に出かけてゆきました.
それを送って戸締まりをして,のんびり
薬を服んで夜を過ごそう.と.思って
いたのですが.眠りに直滑降軟着陸を
することができませんで.寝つけなくて
しかも早朝覚醒.2時間しか寝てないぞ.

閉じたカーテンの向こうは朝になっても
光が差さず,良く聞くと土砂降りの音.
今日は出かける予定なのに.なんだか
気圧とともに気が滅入ってしまいます.
横になっておくだけでも体力の回復は
期待できるので,自分に休んでなさいと
言い聞かせながら昼過ぎまで寝床で横臥.
お出かけのベルはバルトークの舞踏組曲.
変拍子に追い立てられて支度をしますよ.

幸い雨は降るだけ降ってあがったようで
保険の傘を手に駅まで歩いていきました.
待ち合わせ時間より早め.あとは書店で
本の吟味などして,さりげなく全員集合.

集まったものの場当たりな計画のために
どこに行くかは決まってない.適当に
お茶の飲める場所,ということで無事に
喫茶店へ移動.ぼーっとした三人組が
ぼんやりとおしゃべり.あまり計画的で
ないことを散漫に話す会.これが安らぐ.
話さなくては,という空気ではなくただ
安穏と過ぎる時間を楽しむ,そんな会議.
3時間くらい粘って,午後のメニューが
ディナー仕様に移る頃に散会しました.

途中で本を買い足して帰宅.ああ結局
あんまり読めてない.あとはどっしり
寝ることにします.紫の楕円形の錠剤.

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