山は紅,明日は雪,三月桜の夏の夢

おはようが言えなくて.気づけば
昼をそこそこ過ぎた時刻.電話に
メッセージが.同居のひとからだ.
昼ごはんを食べに行ってきますと
帰りましたとのふたつのお便りで,
なんのことはない今は家にいると
いうわけです.ぬごうと起きたら
ひとまず同居のひとの部屋に行き
起きましたとのご挨拶.こういう
自分がどうしても情けないですよ.

ぼくは自分の部屋で片づけものを
やってみて,少しすっきりします.
段ボール箱をめきょめきょ折って
部屋に空間をちょろっとだけ作る.
そのぶん窓との遮蔽物がなくなり
冷えはしますが,しょうがないね.

同居のひとは自室での作業を終え
ゲームを始めたようです.明日と
明後日は忙しいから,今日だけは
家での作業にして,あとは寛いで
いるみたいです.それでは楽しく
過ごしてください.ぼくはぼくで
のんびりおよびぐったりと過ごす.

夕方になりアラームが鳴りました,
それでは出かけます.歩いている
最中に腰の痛みがさしてきたので
杖を持ち替えバランスを取ります.
右半身も左半身も大切な身体です.

三十分弱歩いて英会話教室に到着.
前のクラスのキッズがまだいます.
だけどあんまり気にせず入室する.
先生に挨拶をして,始めましょう.

イラストとか文言を見直しながら
あれこれ話していると,その途中
先生に宛てて電話がかかってくる.
悪魔について話せばそこに,です.
先生もいろいろ考えることがあり
最終的なプランを決めたようです.
ちょっとだけ手伝えて光栄ですよ.

では帰ります,同居のひとはもう
近所のコンビニで待ってくれてて
ただひたすら歩いて合流するだけ.
車に乗せてもらったら晩ごはんへ.

何が食べたいですか,そうですね,
どうしましょうかね,と言ってる
その間に適切に食事処に到着です.
マシーナリーな店内でしっかりと
いただき,会計まで誰にも会わず
電子マネーで支払って退出.もう
未来ですよ.二十一世紀もだいぶ
過ぎちゃいましたからね.じゃあ
参りましょう.寄り道せずに直帰.

同居のひとがお昼に買ってきてた
おやつをいただいて,やんわりと
堪能したらお風呂の支度.ざぶん.
同居のひとがゲームをしてる裏で
ぱかぱかと自室で作業をしたりと
いろいろと思う.適度なところで
切り上げて,お風呂入りましょう.

明日は同居のひとが出かけるのが
判っているので,早めに片づけて
寝てもらいます.ぼくもとっとと
寝ます,少し未来の幸せについて,
少し未来の不幸について思いつつ.

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