拒否回避型承認のかなしみ

ぼーんやり目醒め.ぼんやりと光る
電話の画面の光に包まれて,ただの
無気力なおじさんがおふとんの中で
微動する.夢も希望もない世界です.

同居のひとも起きたらしく,そっと
挨拶をします.おはようございます.
お昼ごはんとかどうしましょうかね.
昨日の夜買っておいたパンがあるし
それでいきましょう.同居のひとは
コーヒーを淹れ,ぼくはかふかふと
クロワッサンを食べる.おいしいね.

その後一緒にテレビとか観てました.
だけどぼくはまた眠気が襲ってきて
立ち向かえない.ずるずると二度寝.
同居のひとは作業をしてたようです.

くずくずと目が醒めたらもう夕刻に
なっています.十八時にもなったら
晩ごはんのこととかも考えなくては
いけません.正直そんなに空腹では
ないのですが,ものを食べる行動は
生活のリズムとバランスを整える時
必要なものなんですよ.よろよろと
外に出て,駐車場まで歩いていくよ.

さて連休中なので,どこに行くのが
よろしいかと逡巡する.混み具合が
読めないんですよね.そんなわけで
ここを目指そうか,とくねくね移動.
思惑通り,このへんの店は駐車場が
みっちりです.目指す店はたまたま
空席がありました.車を停めて入店.

テーブルに着いて注文.ゆっくりと
食事をする.あまり派手に動いたら
服に撥ねてシミをつけそうだからね.
するすると食べ,さっくり帰ります.

家に到着して,ぼんやりした時間が
またやってくる.さすがにまた寝る
ことはありませんでしたが,あまり
有益な時間ではなかったのも事実で
あります.益体もない動画を観たり,
旅のヒントみたいなものを知れども
そもそも旅なんかしないから,ねえ.

お風呂の支度をして,ぐったりする.
適当なレベルを超えたら寝ましょう.
湯上がりに冷水でお薬を飲み下して
体調を整える.明日までぐったりだ.

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