忘れものを忘れない

今日は職場の大掃除.風邪気味なのは治ってないけれど
スケジュールを立てたのも自分だし,こんな日に自分だけ
お休みするのはものすごい気ぃ悪いのでちゃんと参加だ.
いろんな悪いものを煤払いして年を越さなくてはですよ.

普段は触らないよな荷物というか機械のかたまりというか
そういう部分をまさぐりたおしてわたゴミを掃除したり
地味に溜まる段ボールゴミをまとめてヒモでくくったり
燃えないゴミと粗大ゴミの微妙な境界線上にいるすてきな
あんちくしょうを適当に分解して無理矢理燃えないゴミと
いうことにしたかったり.ひとまず一番寒さに耐性があると
思われるので外の窓拭きを買って出る.洗剤を吹きかけて
ぬぎゅー,ぬぎゅーと雑布で拭う.あー汚れてますこと.

室内に戻って床を拭いたり資料をまとめなおしたり.うー,
この部署内で一番荷物が多いのはやっぱりぼくか.なにぶん
原稿用の資料がアホほど積み重なっているのさ.あとはもう
人海戦術でがっつんがっつん部屋を磨き上げ,大掃除終了.

さて,次は忘年会であります.あらかじめ会費を徴収して
ひとつの封筒に収めてもらう.がんばれ幹事さま.掃除後の
疲れでまったりしてしまうが,一応時間が迫っているので
みんなに腰を上げてもらう.なかなか招聘したえらいさまが
来ないのでしばらく待つが,しょうがないのでひとまず乾杯.
乾杯の音頭を年齢順によりぼくに任されてしまいましたが
こういう時にはこのひとこと,「明日の世界制服のために」.

料理に箸を伸ばしてあれやこれやと歓談.徐々にメートルは
上がってゆき,若者はガンスカ飲んでゆく.みんな自分以外の
誰かを酔い潰そうと虎視眈々である.そしてついにひとりの
勇者が焼酎をごきゅごきゅと飲み干し,まるでコントの中で
酔っ払いを演じているかのようなわかりやすーい酔っ払いが
ひとり完成して伝説となる.ひとの顔と名前との結び付きが
ズタボロになっており,誰に呼びかけるにもいちいち名前を
間違えてくれるとか,同じことを繰り返し話したり同じことを
繰り返したり繰り返し同じことを話したり述べることがずっと
繰り返されたり同じことを喋ったり何度も同じことを話したり.
みんな最初は生暖かく見守っていたが,本気で酔われてしまい
どーしようかと思案.えっと,とりあえず清算を済ませた後は
いったん職場へ帰りましょう.ぐだぐだになった奴をなんとか
部屋に放り込んでみんなでお茶でも.はんなりとまったりー.

というわけで職場でこのぶろぐを書いているわけなのですが.
そろそろ事態が収束してきたようなので帰ることにしますか….
今もまだお酒の国の言葉しか喋ってませんが,どうなるやら.
忘年会で忘れられない思い出を残してくれた勇者に感謝です.

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