21世紀の精神異常者

そういう名前のアルバムがあったことだけでもいいから
覚えててください,思い出してください.最近の版では
「21世紀のスキツォイド・マン」と回りくどく書かれて
余計によからぬ響きを醸し出していると思うのですが.

で,会社からの帰り際,自転車の鍵開けにもたもた
手間取っていると,食堂の出待ちをしている学生さんが.

「そういえばな,このへん最近パトカー多いやんかー」
「なんか近くで殺人事件起きたらしいでー」
「こないだチャリ乗ってたら呼び止められたわー」
「おまえ連れていかれたんちゃうんかー」
「いやぁなんか精神異常者がうろついてるらしいでー」
「それ恐いなー」
「火ィとかつけるらしいしなー」
「はよ捕まえてくれよなー」

…えーっと,そういう人は実はあなたの隣にいたりも
するのですよ.とか思いつつ鍵をカチカチ差し込んで
おりました.いやぼくはまだ火をつけたり人を刺したり
してませんが.のうみそ系のおくすりをぐっと飲み込んで
今日も仕事が終わったところですよ.でも世間さまから
見たところでは同じような見解なのかもしれませんなあ.

そこで笑ろてた学生さん,君もこれからの生涯の中で
どうなるかわからんぞ.あんまりキツいこと言いないな.

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