人生を煙に巻く

目が醒めたのは午前四時.もう一度
寝なおすにも中途半端な時刻ですが
どうしたものか.再度寝入るまでに
ちょっと時間がかかりましたが無事
眠りにつきました.二度目の起床は
午前六時.二時間ぶり二度目の朝ー.

ばたばたと同居のひとを送り出して
今日の予定を確認.ライヴハウスへ
フライヤーを持っていくように,と
いうことだったのでまず電話をかけ
様子を窺います.だけど返事がない.
昼は誰もいないのかなあ.それでは
見切り発車だけれど出かけてみよう.

このあいあは入口まで来た場所です.
地図も把握をした.つもり.のはず.
まあちょっと覚悟しながらてくてく.
駅からだいぶ離れた場所まで歩いて
それらしきところへは来たのですが
詳細を間違えていて結局は迷います.

ようやく発見.電話をしてみたらば
やっと出てくれた.ではどっさりと
封筒を渡して,ミッション完了です.
帰り道に喫茶店でのたくたとお茶を.
今日はよく歩いたんじゃないかなあ.
途中で飛び込みで友人に会いに行き
本を貸してもらう.どうもありがと.

家に戻る.同居のひとは先に帰って
おりました.もうお風呂入れるよと
声をかけてもらう.ありがたいです.
煙の匂いを払って洗濯物をカゴへと
突っ込み,今日一日を終えるために
おくすり服みます.もぐもぐという
擬音は服薬の時には似合わないかも
しれませんが,本当にそれくらいは
口に突っ込んでます.粉薬も錠剤も
全部ひとまとめで流し込んで腹の中.
なにもかも煙に巻いて逃げの一手で
どこかへ走り去っていくような人生.

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