Happenings」カテゴリーアーカイブ

ある意味,おいしい生活

普通に生活してるだけのはずなのに,それはまるで
前世からの約束のようにろくな目に遭わない人種と
いうのはやはりいらっしゃるようです.つい先日に
何のお導きかメールのやりとりをするようになった
見目麗しき女性が,私もありますよー,心あたり
がんがん.という御自分の人生を語っておられた.

ふたりしておいしい生活をスケッチしたイロモノの
図鑑など作れそうです.ひとまずぼくの一番ココロが
痛んだお話をひとつ.バイト帰りで睡眠不足が昂じて
あーしんど,あー眠い,どうしよーとか思っていた
地下鉄のホーム.しかもそんなにお上品なエリアでは
なく,むしろお家がなくても生きていく勇気を持った
かたがたの多いエリアだったのですね.そんな時.

「しんどいんか?」と声をかけられました.ホームの
ベンチに座ってた時でした.声をかけてきたのは
なんか人の良さそうなおっちゃんでした.自分こそ
扇風機当てたらぶっとんで行きそうなかぼそい声で
「がんばりやぁ,がんばったらええことあるで」と
両手をグーにして胸の前でがしっと.小さいけど
弱々しいけど目立たないけどガッツポーズかなあ.

そうこうやりとりをしているうちに電車が来たので
それに乗り込む.おっちゃんは手ぇ振ってくれてた.
これがあの噂に聞く下町人情というものかしらん.

最初の意図とはズレてますが,これはまたこれで
おいしい生活のひとつに違いない.世の中はね,
ちょっと歩くとネタが結構落ちてるもんですよ.

LOGIC SYSTEM

地震だ地震だわっしょいしょい.かなり揺れたので
久しぶりに動揺する.最初は気づかなかったけれど
徐々に腰のあたりがぞわぞわする.ゆさゆさゆさ….
これまで建物として普通に生活している部屋が,
その瞬間にひとつの箱でしかなくなってしまう.
再度の揺り返しも終わってようやく一息ついたところ.

ひとまず LOGIC SYSTEM の 1st アルバムをかける.
この無機質な感覚が却って気を落ち着かせてくれる.
4曲目は「天変地異(Convulsion of Nature)」です.

台風のせいで予定されていた寄り合いもキャンセル….
なんやら天の神さまが怒ってはったりするんでしょうか.
7曲目は「Clash (Chinju of Sun)」にさしかかります.

巻き込まれやすい体質

ふらふらと呉服屋や楽器屋をひやかす.ともあれ
人混みの中は久しぶり.ゴミゴミしたところで
幼児期を過ごしているので,精神状態によっては
人混みがダメな時もあれば,逆に無性に落ち着く
場合もある.今日はおそらく後者だったのでしょ.

ひょろりと入ったゲームセンター.絶対にこれは
ハマるから手を出さないでおこうと思っていた
クイズマジックアカデミーの門を叩いてしまった.
600円くらい使って修練生脱出,初級魔術士へと
クラスアップしたところでやめておく.これ以上
財布の中身を吸い出されてたまるもんですかっ.
クイズ解きの楽しさに巻き込まれてはいけません.

ゲームセンターを出てほえーっとしてたところに
声をかけられる.時間ある? とにっこり笑いかける
色っぽい視線.ナンパされたわけですが辞退する.
間に合ってますから,と答えると「じゃ,また
機会があったら」と去って行く髭を蓄えた兄貴.
…ええ,巻き込まれやすい体質なんですってば.

アーケードや地下ばかり通っていたのでぜんぜん
気づかなかったのだが,ものすごい轟音とともに
大雨が降っている.さっきは晴れてたのになあ.
傘なんか持ってきてないんだけどなあ.今日は
天気にまで丸め込まれてる気がする.できるだけ
雨に濡れないルートを辿って,地下鉄で梅田まで.
途中でヨドバシを通り抜け,紀伊之國屋で数冊
本を買い,電車に飛び込んでがたごと帰途に着く.

しんどかったので今日は外食で.焼肉うまうま.
手元が狂って茶などこぼして迷惑をかけてしまう.
あーなんか人に迷惑かけてるなーとつくづくと
思い込む一瞬.こういうささいなことって結構
積み重なってある日どさっと落ちて来るからなあ.
できるだけ気を散らさないと.薬も服まないと.

わすれもの

昼近くまでだらだら寝て,家の近くの新しい病院へ紹介状を携えて
出かける.といっても車で送ってもらうのだけれども.久しぶりに
味わう夏の午前中.コントラストがキツすぎて目が追い付かない.
白い物がやたら眩しく見えてくらくらする.もちろん自分の姿でも.

でっかい総合病院なので待ち時間がやたらとやたらとやたらと長い.
ほんやり待っていると実家から電話.昨日までいた病院にぬいぐるみを
忘れていったと連絡があったらしい.ともあれロビーから外へ抜けて
話を聞く.取りに行かないといけないなあ.また,病院内ということで
携帯電話を使うな,と猛烈な勢いで注意され身体ごとごりごりと
押し出されてしまう.PHS だったらいいんでしょうか,とひとまず
基本を尋ねてみたかったが,気づいたらもういなかった.ちぇー.

まず内科.同じくレントゲン撮って血液検査をして,それからの
判断になるということで金曜日にまた来てね,とのこと.だけど
予約がいっぱいなのでまたさんざっぱら待たされることになりそう.

次に皮膚科.後頭部をちょきちょき切られる.麻酔をかけようかと
尋ねられるが,なくても痛くないので平気.鋏のようなもので
こりこりと死んだ皮膚を切り取られ,あとは薬を塗って再生を
待つしかないとのこと.髪の毛が生えて来るまでにはだーいぶ
かかるらしい.ガーゼの上から固定用ネットをかぶらされる….
この暑いのに.そしてそのうえから帽子.見た目が甚だしくまぬけ.

病院がひとくぎりついたところで昼食.うどん屋に入ったところで
後輩に呼び止められる.…太った? 気づかなかった.研究者は
いろいろと不健康になるものであるなあ,と実感した次第.
つつがなく食事を済ませ次の病院へレントゲン写真を返しに行く.
この病院は意識のない時に運び込まれ,意識のないうちにそのまま
転院したのでまったく記憶にない.ここをこんなふうに通って,
こんなふうに待合室で待ってたんだよ,と聞かされるが,いまいち
ぴんときません.必要なものを渡して,また次の病院に向かう.

まさか退院した患者がぬいぐるみを取りに戻って来るとは予想も
しなかったんだろうな.かなりくすくす笑われながらビニール袋に
丁寧に詰められたドラ焼きぬいぐるみクッションを受け取る.
駐車場の問題とかあったので,ここは何もせずそそくさと帰る.

スーパーで買い物をし,別フロアの薬局で今日の処方薬を受け取り
家に帰ってどっかり疲れる.やっぱり長く歩くとへこたれます.
食事の用意も全部なし.ただの居候になり下がって体力回復を
待つことにします.ひさびさのネットワーク接続環境に浮かれず
さっくり寝る.日記は虎視眈々とテキスト化してはいるものの
間に合わなくてくしゅん.急がないからまた明日でもいいか.

いそがしい一日

朝.同居のひとが床の上で冷たくなっているぼくを発見.朝の7時ごろから
救急車を呼びつける.重いので運ぶのに手間取ったそうな.この時点で
タイムカード皆勤の夢が潰える.それどころの話じゃないっぽいですが.
で,病院で「昼には帰れるでしょ」とのこと.同居のひとは一安心,
駅でそばなどすすっていたらしい.病院に帰ると,ちょっとやばいので
身体全体に対して透析を行います,従ってここにサインを.今すぐ.
必要.絶対.というわけで承諾書を書かされたそうな.あと,念のため
「ご家族の方を集めてください」とのこと.

ということでパニックになった同居のひと,ひとまずぼくのことを
知ってそうなひとたちに連絡を入れ,携帯電話などから情報を割り出し
実家のひとや姉のひとへ電話をかける.そりゃあもう大騒ぎさ.

13時ごろ一度目の,15時ごろ二度目の透析.その間に数人の友人や先輩,
社長,姉一家などが駆けつけてくれる.17時ごろに透析センターから
その病院の ICU に移動.完全に危篤状態.意識の戻らないぼくは
なんかやたらめったら身体中に管を付けられ,安い RPG のボスっぽく
なっていたらしい.デジカメで撮ろうかとしたひとが数人いたそうだが
さすがに不謹慎と思ったらしくやめたらしい.ちょっと残念ではある.

さて,このままではこのままなので大きな病院に転院します,との
意志判断を同居の人と姉のひととで決定.しかし完全に呼吸が
止まっているため,救急車で移動中も主治医手ずからポンプを
うんせうんせと押しながら移動してくれたそうな.この救急車の中で
「住所と名前を記入してください」とカルテを渡された姉のひとは
自分の住所と名前を書いたらしく,後で医師から問い詰められたらしい.

夜になってから実家から親のひとたちがやってきた.さよならの確率が
かなり高いことを知り泣いていたらしいが,見てないので実感がない.
お見舞いのひとたちもぼくの意識が戻らないので,むしろ来た人同士の
語らいが中心となる.両親のひとが,同居の人や社長と話し合い
病気について深い理解を持ってくれていることを知ってくれたのが
今回の大きな収穫か.とにかく機能しない肺の透析と点滴を続けて
ごぷごぷと周囲に希望と不安をまき散らしながら眠り続けていました.

無機物におちょくられて

鍵の壊れた自転車をわっせわっせ担いで最寄りの自転車屋へ.
坂を降りて踏切を越えて,汗をかきかきなんとか到着.

店の中でなんかパンク修理っぽい作業をしていたおっちゃんに
すいません,このチェーン,錠が壊れてるんでなんとか
直してもらえませんか,と懇願.実はその時年齢につりあわない
かわいらしい額しか持ち合わせがなかったので,
チェーンを切ってもらう間にそばのコンビニの ATM で
金を下ろしてこようと思っていたのでした.

自転車の鍵の修理というのはもっとものものしいものだと
思っていたのです.なにせ防犯上切れにくいように
作ってあるものだし,それをごりごり切るのだから
大変な時間がかかるものだと思っていたのです,思っていたのです.

ちょっと見せてな,とおっちゃんにチェーンのかかったままの
自転車とその鍵を渡して,とりあえず鍵を挿してもらう.
かすっ.くるり.ぱちん.
目の前で鍵が開きました.ぼくの口は開きっぱなしでした.
はい,これでタダやで,と言っておっちゃんは自分の作業に
戻ろうとして.いやいやこれはおかしい,と自転車から
チェーンを外した状態で再度鍵を挿そうとしてみると
やっぱり挿さらない.再度視てもらうと今度はおっちゃんも
顔をしかめ,錠のほうへオイルなど吹きかけてがちゃがちゃ.
でもさすがにもうお亡くなりになられたらしい.
最後の最後でなんだったんだおまえの人生は.

新しいチェーンを買う.どれにする? …スペアキーの一番多い奴.
チェーン切断料金はかからなかったので,チェーン代のみで980円.
なんとかその場の持ち合わせで払って,ため息つきながら
自転車に乗って駅まで.なんか釈然としないけどまあいいか.

下駄履きでダッシュ

ふつーの格好に下駄履きってのは微妙なもんがあるかも
しれませんが,からころ鳴らして歩くのが結構好きです.
で,今日の格好はいつもの帽子にワイシャツに半ズボンに,
素足で下駄.それで自転車.事故っても知らねぇぞ.
でも歯と歯の間にペダルは充分置けるのでいいやーと思い
ぎこぎこ会社まで漕いで行きました.

で,ま,ふつーに仕事をして,帰り道に買い物.
食材より前に日用品をがらがらと買う.
ハンガーとか卵焼き器とかおたまとか.
重くはないがかさばる.で,自転車のカゴに
ほおりこんで鍵を開けようとすると.

…鍵が入りませんが.

鞄の中のヒミツ道具でごにょごにょして開けようにも,
幸か不幸か特殊な工具がないと開けられないタイプの
チューブラーロックなので手も足も出ない.
自動販売機とかについてるあの丸い鍵ね.
セキュリティ意識の過剰さに足元をすくわれた気分.

しかたないので自転車を放置して歩いて帰る.
ふだんは自転車でほほほーいと飛ばしていく
大きな道路をまたぐ横断舗道をもそもそ歩くが
途中で車の流れとかの都合によりダッシュするはめに.
からんころんじゃなくてがっつがっつがっつがっつ.
風流もなにもあったもんじゃありません.

家に帰る.スペアキーが見つからないよう.さめざめ.

まだ混じってたみたいです

以前どこかで,ぼくは実は100%日本人じゃないんだよーと
いうような話をしたと思うのですが.なんか調べてみたら
ほかにもまだいろいろ混じっていたようです.えーと.
説明すると長くなるのですが,簡単に言うとほかに
イタリア人の血もひいていたようです.どこまで本当なのか
知りませんが.

ジャガタラお春,というのがうちの先祖らしいですが.
彼女についての話はぐぐると結構出て来ました.
イタリア人の父と日本人の母を持つそうな.
で,1639年に徳川幕府が混血児をバタビアへと追放.
現在のジャカルタ,当時オランダ領ですな.
後に平戸生まれのオランダ人シモン・シモンセンと
結婚して,そらまあえらいこと裕福な暮らしをしたらしいです.
その財産残しといてくれよー.

しかし歴史をたどってみると,彼女はその後日本の
土を踏む事は無かったそうな.ん? じゃあなぜぼくは
ここにいるんですか?子孫が日本に帰って来たとでも?
当時事情が厳しかったはずなのに? むー.

1/64 のオランダ人の血,さらにその半分の 1/128 の
イタリア人の血がこの体に流れる,とか言われても
ピンと来ないし,なんだか調べる程にウソ臭く
聞こえて来ました.体格がいいと言われても
別に日本人なら並にいる体だしその他はどう見ても
季節風に吹かれる日本人だ.確かに父親の瞳は少しだけ
ブルーグレーだけれど,そんな劣性遺伝とっくに
打ち消されてますしねえ.

ま,相変わらずネタにしかならない情報でありましたことよ.
やれやれ….

無理です

晩ごはんは待ち合わせて回転寿司.
普通に入れたので席に座ってお茶を飲んで
適当につまみつつ注文を出す.

来ないんですけど.ちっとも来ないんですけど.
あまりにも遅いので嫌がらせまじりで
「甲いかとあおりいかとヅケいかとやりいかを」とか
無茶な注文を飛ばすが,朝日のようにさわやかに無視される.

しかし周囲を見渡すと,なんだかおかしい.
ほかのテーブルもオーダーが通ってないらしく,
全体がざわめいている.明らかに裏方に人手が足りない.
注文はさばききれずブザーだけが鳴る.しかもそれでも
客が入り続けている.判断ミスだろこれはー.

ようやく「30分待ちです」との店内放送が入るが,
すでに客はぞろぞろ入っている.表方の女の子が
半泣きで「無理」と口走る.結構な修羅場であります.

結局頼んだ品の半分も来ていないうちに
流れて来たものを食べておなかいっぱい.
さっくり退散することにしました.

…帰りに隣のハンバーガー屋の中に
寿司屋で怒ってたねーちゃんが何か食ってるのを発見.
よほど腹に据えかねたらしい.おつかれさまでした.