実はすでにこの頃,いくつかの薬の投与を止めれば意識が戻る
状態ではあったらしい.でもそうすると体の本能が嫌がって
点滴やカテーテルのたぐいを引っこ抜こうとするので,化学の力で
寝かしつけておくことに.意識はあってないようなもので,
声をかけられると魂のない目でそちらをぬぼりと見たそうな.
ぞっとしない話であります.自分のことなんですけれどもね.
以前「最近ちょっとしんどいー」というメールを書いていたことを
気に病んで,東京から友人がやってきた.こりゃ大変なことです.
しかしこんな状況なのでそのことを憶えているわけもなく.
ただ,手を握ると握り返したそうです.ちょっといい話である.