投稿者「shiromal」のアーカイブ

血圧があがりませんよ

このもっさくてでっかい身体の割には血圧が低くて,ゆえに
朝起きがとっても苦手です.入院してた時も朝のヴァイタルが
体温も血圧も低ーいひくい状態で,起きてるのか生きてるのか
微妙な数字を弾き飛ばす始末.つらいっすよ,低血圧低体温.

ですが,今日はその最たるものだったかもしれません….
せっかく同居のひとが退院して来たというのに朝食も昼食も
作れずじまい.物凄い勢いで寝てて,揺さぶり起こしても
ちっとも起きる気配すらなかったようです.昨夜はそんなに
夜更かししていないのに,これはいったいどういうことだ.

結局同居のひとは諦めてつらい身体をひきずって買い物に
出かけて,なんとか自分で昼ごはんを賄ったようです.
うわあ料理人兼居候としての立場なし.とはいえそれでも
なかなか起きることが出来ず,夕方になっておなかすいたと
揺さぶられる頃にようやくぬぼらーっと起き出したのでした.

喉に悪影響を与えないように柔らかい鶏もも肉を使って
出汁を取り,玉葱・人参を薄切りに,キャベツは千切りで
鍋一杯に詰め込む.野菜の甘さで味をつける方針で.あとは
薄口醤油で味を整え,ごはんを含ませ卵を流し込み,これで
ふっくら雑炊のできあがりっと.熱いと食えないらしいので
盛りつけ椀と冷ますためのミニ茶碗をセットでサーブする.

同じものを食べつつ,それでも身体がぼーっとしている.
風邪でもひいたんでしょうかね.ともあれ今日は早めに
シャワー浴びて寝ることにします.しっかりしろ自分.

ペパーミント過剰摂取

目が醒めると同居のひと自力で帰宅していた.朝八時頃の話.
ぼくはまだ夜更かしがひどくて転がって寝ていた.一瞬だけ
おかえりーと出迎えて荷物を整理したはずなのだけれど,
それすらも覚えていないほど激しく二度寝と三度寝を続けた.

いいかげん夜も19時ごろになって来たために買い物に出かける.
夕飯のリクエストは「味の浸みないもの.喉に刺激を与えない
やわらかいもの」という,普段とはまるで違うお題だったので
こちらもとまどいつつ,どうしたらいいのか暗中模索する.

しかし同居のひとはうどんなどを啜ることすらできないほどに
喉がやられていて,下手なものは本当に出せない.そこで
選んだのはだし巻き卵.醤油ベースではなくコンソメベースで
だしを取り,冷ましてから卵を少しずつ溶いてゆく.四角い
卵焼き器に少しずつ流し込み,ひっくりかえし,ころころと
焼き色をつけることなく巻いていく.わりと美しくできた.

しかしこれが同居のひとにはすこし塩辛いという.普段なら
どれだけ塩加減を多めにしても「味が薄い」と言って譲らず
素材の滋味をぶちこわすように醤油などかけるひとなのに.
それほど喉がやられてるんだなあと反省.会話することが
難しい状況なので,どういうケアをしていけばいいのかすら
手探り状態なのです.役立ちたいのにその方法が分からない,
ちょっと滑稽な話ではありませんか.もの哀しいけれども.

病院から帰って来たぶん,夜になって洗濯物をがじゅがじゅ
洗い始める.虫除けのために滴下したペパーミントオイルが
希釈中に手の甲にかかってしまい,しばらく自分の周囲が
薄荷の匂いで充満.ペパーミントの精油には禁忌があり,
寝つきの悪い人は夜に扱うなといわれているというのに.
このところ崩れた生活をしているので,なおさら悪い方へ
転がった気がします.ひとまずよく手を洗っておきました.

そっと好かれる

少しずつ blog のアクセスが上がっていたり,ソーシャル
ネットワーキングサービスのつながりが増えていったり.
世間様からするとかなりどうでもいい範疇に入るぼくなどに
お声をかけていただくというのはありがたい話であります.

友人の友人が,とかではなく,いきなり知らない人からの
メールとかリクエストがあった時には特に,とまどいつつも
なんだかうれしく思うものです.しかしどういうつながりで
ぼくのところにたどり着いたんかな? というのを考えるのも
またそれでおもしろいのです.実際に知り合った人には大抵
どこから来たのかをお尋ねするし,それがまたひょんな話で
おやこんなところから,と意外な事実に驚くこともあります.

実際に逢ったことがない人のほうが多いのですが,ぼくが
世間知らずのせいか,結構無防備にわちゃかちゃ話したり
メールでわふわふお返事したり.相当敷居が低いようです.
でもこういうゆるいコミュニケーションって,好きですねえ.

これが対面してしまうといろいろバケの皮が剥がれるかも
しれませんが,まあそれまでの間ファンタジーと呼ばれる
物質を提供できるというだけでも人様のお役に立てれば
幸いというものです.あとで詐欺とか金返せとか言われても
そこまでは責任とれませんがノークレームということで.

素直じゃないからいろいろ伝えにくいところがあるのですが
ひとまず嫌いになるより好きになる方が簡単ではありませんか.

強制終了

最大限の努力はした.一生懸命やりました.ということで
なんとか予約時間通りに病院(皮膚科)にたどり着く.少し
待った後に診療.もう傷の部分もだいぶ塞がって,地の肉が
盛り上がって来ているので手術はいらないでしょうとの判断.
よかったよかった.看護師さんに「あと少しですからね」と
ひとこと声をかけられたのがとてもうれしく感じました.

そのままエレベーターを上がって同居のひとのお見舞いへ.
明日退院らしい.だけど痛み止めが切れていて,少々参って
いる模様.薬の調合は夕方になるそうな.しゃべらせると
つらそうなので,いきおいこちらが喋ることになる.日常の
無駄な時間を無為に過ごしています,要約するとそんな話を
続けていた.でもあまり長くいると大変そうなので退散.

家に帰る.そのままぱたん.目が醒めたら夜だった.むー.

イキって生きろ

さてまっすぐ家に帰る.今日こそは早く食事の支度をして,
まじめなごはんを食べて,定刻通りに薬を服んで,そして
朝には起きて予約時刻に病院(皮膚科)に到着しなくては
ならない.総合病院は時間に遅れると悲惨だからねえ.
すでに麦飯は温めてあり,あとは昨日買ってきたけれど
放置されていた材料を適宜ざくざく処理するだけである.
ちゃんとビタミンやミネラルを摂取しないと体が持たない.
体重を計ると100kgを割っていた.いいのやら悪いのやら.

そしてメールのチェックをしていると,やっと社長から
コンタクトが.しかし復帰のためのスケジュール調整は
もうちょっと時間がかかるという話.無収入期間延長かー.
手術のことを気にしてくれていたのだけれど,ひとまずは
明日の皮膚科の診療によります.このまま自然治癒だけで
治していくか,やっぱり手術して頭の皮を縫いつめるか….
いずれにしろはっきりしたことは言えないのでその点を
簡単にまとめて報告.でも首の皮一枚で会社に繋がって
いることが確認できて,それだけで幸せになれました.

現場に復帰できた日にゃ,ぎっちり仕事してがっちり
お給金もいただいて,入院費やその他もろもろの費用に
充てるんだい.生まれたからには生きなくちゃいけない.

なにがきみのしあわせ? なにをしてよろこぶ?

昨夜は遅くまで夜更かししました.神さまごめんなさい.
食後の薬を飲んだのは午前5時ごろでした.お医者さま
反省してます.目が醒めたのは夕方の4時過ぎでした.
世間のみなさま申し訳ありません.昼夜逆転生活に
なりがちな体質を改善するために睡眠薬とか処方して
もらってるのに,きちんと取り組むことができてません
薬剤師さんすみません.というわけで世界の各方面に
謝りながら起床.すでに夕刻.ひとまずざくざくと
荷物を詰めて自転車に乗り,お見舞いへとレッツゴー.

家から病院までは電車やモノレールを使うよりも自力で
歩いた方が早かったりする.今日はひとりなのでのんびり
無理しない程度に坂をへいこら登る.かなり急な坂で,
変速機能つきの自転車でないとたぶん無理.坂なんか
嫌いだ….ともあれ一番ラクなギアで,急ぐことなく
慌てることなく,ゆっくりひと漕ぎに力を込めながら
無理しない程度に進む.脱落せずに無事病院へ到着.

同居のひとはしきりに喉の痛みを訴えていた.どうやら
痛み止めがちょうど切れたらしい.慌てて冷蔵庫から
水薬を出して,小さなカップでひとすくい.まだまだ
傷口は塞がっておらず,部分的に物が浸みるらしい.

今日は適当に暇つぶしになりそうな本を選んできたけれど,
もうすぐ退院して通院療法になるため,そんなにたくさん
持ってこられても,ということだった.また,疲れるので
細かい文字のものは除外していた.また個人的にセンスが
合わないものも「これは持って帰っていい」袋に詰められ
残ったのは2〜3冊かな.持って帰っていい袋は鞄に入れて
しばらく話す.が,やはり疲れさせてしまうようで,また
明日はぼくも皮膚科で受診するから,その後ででも来ると
告げて辞去する.一日一日よくなっているとは思うけれど
声を出せないつらさをどうケアしていけばいいのかなあ.

さよならを言わない動物たち

昔読んだ星新一のショートショートにあったようなことが
またひとつ現実になろうとしています.アフリカに棲息する
キタシロサイが今はもう20頭前後しかいないという話を
見つけて哀しくなりました.普段地球に優しくーとかあんまり
思わないほうだし,エコロなひとでもなんでもはないのですが,
何も言葉を語らずに絶滅していく動物たちのことを思うと
なんとも言えない気分になります.やっぱり,もう後戻りは
できないんでしょうか.20頭.残念だけど無理でしょう.

日本で最後のトキが死んだ時にも,小さな頃に『モアよ
ドードーよ永遠に』を読んだ時にも,同じように同じような
感じ方をしました.ぼくのこころの根っこの部分はあまり
成長していないようです.もしくは,誰の心にも同じように
同じことを考える機能が備わっているのかもしれませんが,
人はそれぞれですから強要することもできません.ぼくは
ただひとりエゴイスティックにしんしんと悲しむだけです.

もし機会があったら,星新一の「ボンボンと悪夢」の中に
収録されている『友を失った夜』を読んでみてください.
最後のサイが死ぬ時,どんな顔をして泣けばいいんだろう.

めしをくってもひとり

適当にのんびりと買い物をする.いつものスーパーに
ケンタッキー屋さんが来ていたので2ピース買ってゆく.
家に帰って麦飯を炊き,その合間に鳥を食ってると….

おなかいっぱいになりました.今日の夕飯おしまい.

ひとりだとなんにもしません.作りがいがないので.
炊き上がったごはんはそのままにしておくとどんどん
ヌカ臭くなるので,とっととタッパーにいれて冷蔵保存.
わしにとっていかに食生活がどうでもいいかが如実に
現れていれば幸いです.その割には卵が割れたのを
いいわけにしてケーキとか作ったりもしますがそれと
これとは別のお話でありまして.結局気が向かないと
なにもやらかさない自分を再確認.どうでもいいやー.

豪快な咳ができない

寝坊.ひたすら寝坊.昨晩寝る前の記憶がすっとび.これは
薬の副作用なのでしかたがないとする.風呂に入ろうとした
直後に寝たらしく,下着のまま部屋につっ伏していた模様.
シャワー浴びようかなと思ったが,今日は持っていくものが
あったのでそのまま服を着て帽子をかぶり財布と鍵を持って
ざくざく自転車を漕ぐ.今日は直接ではなくいったん駅まで
行ってから,自転車を停めてモノレールで病院へと出向く.

モノレールに載っている途中,さりげなく後頭部を叩く.
ちょうど傷のあたり.ガーゼがずれてないかな,ちゃんと
守ってくれてるかな,と確認するために.ぽむぽむ.…ん?
そーっと帽子を脱いでそーっと触れてみると.生.剥き出し.

どうやら昨夜風呂に入る前に絆創膏を剥がして,そのまま
意識が落ちたのではないかと推測される.しかしこれじゃ
いかんよな.まあ帽子でガードしてるから右や左の旦那様に
不快感を覚えさせることもなかろうと,帽子をかぶり直す.

病院に着いてこまごましたものを渡し,洗濯物を受け取る.
ついでに傷を見てもらうと,壊死した後の部分はずいぶん
よくなっていて,かさぶたとして再生しつつあるらしい.
全体的に髪の毛も生えてきだしてよきかなよきかなである.

同居のひとは喉そのものはよくなってきたものの,喉の
かたちを再生させようとして顎の筋肉が張ってしまって
とても痛いそうだ.しゃべるのもつらいし咳をするのも
しんどい.そういう目の前でぼくは先日の肺炎のツケを
払うべく,やたらと男らしい咳をする.顔をそむけて.
咳ひとつでもできる人間とできない人間とがいるのだ.
できない人間の前でできる人間がこれみよがしに物事を
やらかすのはよくないことだと思う.だから咳がひとつ
こぼれてしまうごとに,なんだか申し訳ない気分になる.

あまり長居すると疲れさせてしまうので早々に辞去する.

パティシエになりたかった

予備校生活二年目に突入していたころ,親のひとからは散々
「無理して大学なんか行くことないんや.今度失敗したら
調理師になれ」と言われてました.ねぎらいではなくむしろ
脅迫めいて.おまえはもう駄目だ無理だ無駄だ,とかいろいろ
言われて育ったものですよ.昏い青年時代でございました.

しかし炊事をすること自体に抵抗感はなく,むしろ台所は
好きな空間でした.両親のひとは料理を作ることで生計を
立てていて,なおかつ多忙なため家に帰ってもひとりである
ことが多く,自然と食べたい物は自分で作るようになって
いきました.家にある素材を使って,クッキーを焼いたり
プリンを蒸したり,そしてそれらを家人に振る舞ってみたり.

親のひととは仲が良いとは言えないのですが,お菓子作りを
していた時の思い出はなぜかなごやかなものばかりです.
そういえば幼稚園の頃,大きくなったらケーキ屋さんに
なりたいとか書いていた憶えがあります.お菓子は心を
なごませてゆるませてくれる不思議なものかもしれません.

そして今親のひととは離れて暮らし,料理ができるところを
買われて居候の身分に落ち着いています.こんなところで
芸が身を助けるとは思いませんでしたが,このままそっと
フライパンを振ったりオーブンの火加減を確認しながら
生きていくのもいいなあと思っています.もちろんいろいろ
外で働かなくては不都合も生じるのですが,それがなくても
台所にいればなんとかなる,という妙な自負もあります.

もしぼくが進学をあきらめていたら,どうなってたのかなあ.