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そして僕は途方に暮れる

さて.ぼくはこんこんと仕事を続けて
おりますけれども.その内容は自分で
何かを作り上げるというよりは,他の
働き手さんたちのスケジュール管理が
メインなわけで.こちょこちょと指を
こそばせて原稿を書きつつ,回って来た
仕事をこれはこうそれはそこと分類して
割り振って,サポートするために調査を
請け負ったり,そういう仕事なわけですね.

で,毎週金曜日にはその仕事内容を簡潔に
まとめて報告するわけですが,今週は
すっぱりと仕事が進んでいません.ぐぅ.
こちらで管理するにしても限度があるし
みんなのスケジュールがタイトだったため
どうしようもないというのもあり….で,
今週の報告はとっても簡素なものになって
しまいましたとさ.ちょっとほろにがい.

ひとまず安定して連載の波に乗っている
アロマ関係の調査を今日はやってました.
次は和服だ.さらに北欧神話だ.そして
懸賞情報だ.楽器を弾いたりするのも,
雑誌の情報を漁るのもあれこれお仕事.
我ながら雑食性の仕事だなーと思いますが
仕事で文章書けるなら幸せでございます.

自由に書き殴るだけじゃまだ食えてなぞ
いけませぬ.でもそういうふうになれたら
いいですねえとまるで他人事のように思う.

NO RAIN NO RAINBOW

さて,仕事だ仕事.金曜日に仕上げる予定の
原稿を今日まで引きのばすの巻.もう少し
自分を律して締切をバラせばいいのですが,
そうしたからといって効率が上がるという
ものでは,ないんですね意外とこれがまた.
文章を書くことがオシゴトとして無機的に
こなすエリアに入って来ないんです.ほんの
少しでいいから,情動的な部分が湿らないと
生み出すことができなかったりするんですね.
恵みの雨が降るまで祈り続ける雨乞いによう.

別に書いてる事は立派な韻文でも散文でも
ないんですが,むしろ人から見たらこんなん
15分で書けるぜとか思われてしまいそうな
ものなんですが,どうも心にムラっ気があり
はじまらないとはじめられないんですね.

だけど締切に間に合わせるためには,ひとつ
妥協して落としどころを見つけるよりほかに
方法はないわけで.心臓を絞り取って一滴
エキスを放出したら,それを頼りにがりがり
文章を起こしていきます.21時過ぎまで残り
なんとか今日中に納品終了.でもその他の
企画ものもやらないといけないんだなあ.

きれいな虹をかけるためにはきれいな雨が
必要のようです.誰かの目に少しでも虹が
光るなら,いくらでも汗とか涙とかその他
変な分泌液でも垂らそうではありませんか.

美しさは罪

ぼんやりテレビをながめていたら.それはそれは
おいしそうな料理が.ヒレ肉のおいしいところを
分厚く高く,表面に焼き色を付けたうえに黄金色の
フォアグラを載せ,肉汁にワインを加えたソースを
絡めながら火を通していく.だけど,こんな時間に
料理番組なんかあったっけ.よーく見てみると,
NHK の名曲アルバムでありました.ああ,それなら
話は早い.この料理は,数多くの歌劇を書きながら
同時に美食を探求する料理人でもあった音楽家の
名前を冠して,ロッシーニ風ステーキと呼ばれる
調理方法なのです.後ろではストリングスが流麗に
流れていますああ流れています.番組では簡単に
この音楽家の生涯を伝えていました.幼少期には
肉屋になりたかった少年.ごちそうを夢見ながら
音楽家になり,儲けた金で好きなように料理を作り
おいしい料理や調理方法への研究を続けました.

要するに,オペラを作曲して儲けた金でしこたま
食いまくり,自分でも包丁を握り,食べたいものを
食べたいと言ういやしんぼさんだったのですね.
ロッシーニのおっさん,ある日突然「音楽なんて
やーめた」と五線紙を放り投げ,その後の生涯を
料理人として歩んだといいます.音楽という名の
女神よりも,食欲魔神の微笑みに手をさしのべた
えらいイキったおっさんです.まあ,食事とは
一日の中でも美しい行為のひとつではあります.
しかし音楽という才能と料理という才能を両手に
抱えて,そこで音楽を捨て料理を選んだのは
本人の意思なのでしょうがないことですが….

その才能,どっちか片方ください.おこぼれ.

それはね,ちがうよ.

そういえばこんなこともありました.買い物の途中
文房具屋に寄りました.ちょっとした仕事をするため
道具が必要だったので.さて.年齢が一桁を越えてから
遥かなる時間を過ごして来てしまった読者のみなさま,
彫刻刀って最後に握ったのいつのことだか覚えてますか?

木に文字や絵を刻むために必要な細くて鋭い彫刻刀.
最近のお子さまにはちょっと手が出しにくい代物だあ.
なにせこれでも人ひとり怪我させるくらいのことは
日常茶飯事でありましたからなあ.今の若い子はなんて
抹香臭いことを喋るつもりはないのですが,三角刀や
丸刀,切り出し刀や平刀でいろんなもんを刻みました.
イモ版とか木版画とかゴム版がとかそこらへんいろいろ.

お店のかたも「この彫刻刀下さいー」と言ったとたんに
「はい,ゴム板や木板はこちらにございますよー」と
親切に勧めてくれる.うーんと.そういえばこの時期は
年賀状の季節でしたね.えーと.ハガキ大の絵を書いて
それをゴリゴリ削るんじゃなくて.当初の目的はですね,
北欧秘術として伝わる占い用のツールチップを作るために
彫刻刀がいるんです,とは言えないとても言えません.
ここは日本だ,相手の価値観を尊重して角が立たないよう
おかしな奴と思われないよう,うんうんとうなずきながら
ゴム板木板を眺めつつ,そーっと帰りました.さてあとは
海外から取り寄せた時におまけでついてきた空白チップに
正しい文字を刻めるかどうか.はてさてどうなるのかねー.

似て非なる

さてと.…うー.昨日作ったファイルの場所を忘れて
しょうがないので検索してみる.本当はとてもとても
やりたくなかったんですよ.なにせファイル名がねえ.
index.html なんてどこにでも転がってますからねえ.

検索で引っかかった index.html をかたっぱしから
確認していく.それらしきものがあったので安心して
開いてみたら….作業内容がほぼゼロ.え,もっと
スタイルシート部分とか凝りまくったはずなのになぜ?
なぜここには素の HTML しかないの? もしかしたら
セーブし損ね? 別のファイルを上書き保存? ぐるぐる
頭の中を言いようのないアクシデントが駆け巡ります.

落ち着け.落ち着けくんだ.もう一度言う,落ち着け.
ということで検索条件を変えて絞り込み.なんだか全然
別の場所に落ちてた index.html がホンモノだと気づき
安堵のため息.ていうか場所が違いすぎました想定より.

ひと息ついたところでファイル修正をかりかりかりかり.
スタイルシートと格闘中であります.全部手打ちなので
自分が何をやってるのかわかりやすい半面,自分のわかる
範囲のことしかやれない気もします.頑張っていろんな
参考文献と格闘しながら,新しい書法を見つけるのです.

ねぇ笑って

会社でもさもさ写真撮影.といっても写る側ではなく
撮影する側だ.昨夜寝る前に撮った資料写真と,それに
別件の資料としていくつかぱちぱち.対象の大きさが
全然違うのでちょっと戸惑う.背景隠しの布がだいぶ
汚れてきているのでこれも家に持って帰って洗濯だな.

ああぅ,手ぶれ防止機能つきのデジカメ欲しいよう.
微妙にブレてるしピントも置けてないし.それ以前に
こういうのも仕事の一貫なのね,とか思ってみたり.
まあ素材の写真がしょぼくても,デザイナーさんが
なんとかこうにかしてくれることを期待して発送だ.

しばらくすると現在コラム連載中の URL がこちらに
知らされる.おお,もっと以前に送った写真が見事に
なんかなんとかこうにかされている.さすがプロだぁ.

そして自分の書いた原稿を一般客の視点で読んでみる.
うーん.どうなんだろう.このへんは自分で考えず
クライアントが OK を出すことで一定以上の水準を
保てたと判断していいんだろうか.まあ,来月には
また同じだけの苦労が待っているのですが.ふむん.

ペンを持つ

ひさびさにペンを持って企画書のおおまかなイメージを作る.
文字だけで伝えられることの限界とか,図を簡単に作って
自由に書き込めるとか,なんだか忘れかけていたものが手に
戻って来た気がします.そんな大げさなものでもないですが.

デザインって難しいよなあ.ボタンを右に配置するか左に
配置するかで,クリック数のひとつも変わってくるのだし.
やっぱり見出しは左側で大きくとか,表現の自由がどうこう
言ったところで,落ち着くところに落ち着くものなのかも.
読みやすさや読みにくさって不変のものなんだろうかねえ?

いろんなところで調査したおかげでデザインの共通項や
独自性についてはある程度見えて来ているので,あとは
どうやってうまみを採り入れて,かつ押しつけすぎない
オリジナリティを出すかだなあ.はてどうしたものやら.

はてどうするんだろ

いくつか企画を立てていくうちに,やっぱりいくつかのネタは
取材をしないとちょっと無理かもなあという状態に.もちろん
自分の見聞を広めるためにも,いろんなところへ出かけてみて
モノやコトに触ったほうがよかろう.ひきこもってばかりでも
しょうがないですから.だからといって職場をほったらかして
行くわけにもいかないし.うー,休みの日に取材して原稿書いて
提出するんだったら,稿料として欲しいところですなぁ.まあ
会社の中の人として仕事してるんだから外部発注みたいな扱いは
決してないんだろうけど.まあ今度お出かけの時に足を伸ばして
あちゃらこちゃらに行くかな.んもうしょうがないなあわくわく.

ま,できるだけ出費を抑えつつ楽しんで仕事できればいいかな.

産みの苦しみ

今日が原稿の締め切りひとつ.昨日の分はリライト要求が
来たので合計ふたつ.まあなんとかなるでしょ,と思って
取り掛かったものの,想像以上に難産な野郎でありました.

ひとまずタイトルは決まってる.テーマも決まっている.
資料も一通り揃えた.しかしその資料内容をただたらたら
並べただけでは単なる紹介文にしかならない.ということで
作者の視線を作らないといけない.かといって独りよがりに
走ってしまうとクライアントの要求と食い違いが生じて結局
要修正箇所が多くて書き直しになっちゃうしね.そのへんは
徐々にコツをつかんでいかないといけないようです.ふにゃ.

そして.思った以上に予定はずれ込み,退社時刻は大幅に
遅れてしまい.あうう,午前中のほほんとしすぎたツケが
回って来ました.最終原稿をメールで飛ばした時はすでに
20時を大きく回っていました.頭をよぎる単語,自業自得.

電話で原稿に関する確認.そこで「あのアコーディオンを
弾いてる写真,いいですね」と.は? それはもしやぶろぐの
ことですかー.「今度の企画に使えますよー.」うむむむ.
たいがいのことは受け流したりできますが仕事の上でこの
ブログに関して触れられると一瞬固まります.自縄自縛.

数えたまえ清めたまえ

原稿書きかりかり.文字数制限があるのでさーて
どうしたものかなと.もちろん原稿用紙に手書きで
書いているわけではない.デジタルデータなので
うまくすればいとも容易く文字数カウントができる
はずなのである.wc が使えればいいのだけれども,
Windows の事は詳しく知らないのさ.だけど本当は
Word に文字カウント機能があるのは実は知っている.
しかしそれを使うのは癪に触る.そのためだけに
あんな富豪的なアプリケーションをわざわざ起動する
気にもならない.というか嫌いだし,ワープロソフト.

で,秀丸エディタ+マクロということで一気に解決.
なーんだ検索すれば解決方法はすぐ見つかるじゃーん.
軽くて安定なエディタで話が済むのならそれに越した
ことはない.で,無用の長物にはしばらくおねんねして
いただきましょうね.M$ には関わりたくないのさー.

で,まだこの時間になっても原稿があがってないのは
どういうことでございましょう.気がつけばこんな
時間になってて.18時30分までしか給料つかないのに.

さて文字数も数えたことだし,書き足しを始めるか….