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無機物におちょくられて

鍵の壊れた自転車をわっせわっせ担いで最寄りの自転車屋へ.
坂を降りて踏切を越えて,汗をかきかきなんとか到着.

店の中でなんかパンク修理っぽい作業をしていたおっちゃんに
すいません,このチェーン,錠が壊れてるんでなんとか
直してもらえませんか,と懇願.実はその時年齢につりあわない
かわいらしい額しか持ち合わせがなかったので,
チェーンを切ってもらう間にそばのコンビニの ATM で
金を下ろしてこようと思っていたのでした.

自転車の鍵の修理というのはもっとものものしいものだと
思っていたのです.なにせ防犯上切れにくいように
作ってあるものだし,それをごりごり切るのだから
大変な時間がかかるものだと思っていたのです,思っていたのです.

ちょっと見せてな,とおっちゃんにチェーンのかかったままの
自転車とその鍵を渡して,とりあえず鍵を挿してもらう.
かすっ.くるり.ぱちん.
目の前で鍵が開きました.ぼくの口は開きっぱなしでした.
はい,これでタダやで,と言っておっちゃんは自分の作業に
戻ろうとして.いやいやこれはおかしい,と自転車から
チェーンを外した状態で再度鍵を挿そうとしてみると
やっぱり挿さらない.再度視てもらうと今度はおっちゃんも
顔をしかめ,錠のほうへオイルなど吹きかけてがちゃがちゃ.
でもさすがにもうお亡くなりになられたらしい.
最後の最後でなんだったんだおまえの人生は.

新しいチェーンを買う.どれにする? …スペアキーの一番多い奴.
チェーン切断料金はかからなかったので,チェーン代のみで980円.
なんとかその場の持ち合わせで払って,ため息つきながら
自転車に乗って駅まで.なんか釈然としないけどまあいいか.

下駄履きでダッシュ

ふつーの格好に下駄履きってのは微妙なもんがあるかも
しれませんが,からころ鳴らして歩くのが結構好きです.
で,今日の格好はいつもの帽子にワイシャツに半ズボンに,
素足で下駄.それで自転車.事故っても知らねぇぞ.
でも歯と歯の間にペダルは充分置けるのでいいやーと思い
ぎこぎこ会社まで漕いで行きました.

で,ま,ふつーに仕事をして,帰り道に買い物.
食材より前に日用品をがらがらと買う.
ハンガーとか卵焼き器とかおたまとか.
重くはないがかさばる.で,自転車のカゴに
ほおりこんで鍵を開けようとすると.

…鍵が入りませんが.

鞄の中のヒミツ道具でごにょごにょして開けようにも,
幸か不幸か特殊な工具がないと開けられないタイプの
チューブラーロックなので手も足も出ない.
自動販売機とかについてるあの丸い鍵ね.
セキュリティ意識の過剰さに足元をすくわれた気分.

しかたないので自転車を放置して歩いて帰る.
ふだんは自転車でほほほーいと飛ばしていく
大きな道路をまたぐ横断舗道をもそもそ歩くが
途中で車の流れとかの都合によりダッシュするはめに.
からんころんじゃなくてがっつがっつがっつがっつ.
風流もなにもあったもんじゃありません.

家に帰る.スペアキーが見つからないよう.さめざめ.

まだ混じってたみたいです

以前どこかで,ぼくは実は100%日本人じゃないんだよーと
いうような話をしたと思うのですが.なんか調べてみたら
ほかにもまだいろいろ混じっていたようです.えーと.
説明すると長くなるのですが,簡単に言うとほかに
イタリア人の血もひいていたようです.どこまで本当なのか
知りませんが.

ジャガタラお春,というのがうちの先祖らしいですが.
彼女についての話はぐぐると結構出て来ました.
イタリア人の父と日本人の母を持つそうな.
で,1639年に徳川幕府が混血児をバタビアへと追放.
現在のジャカルタ,当時オランダ領ですな.
後に平戸生まれのオランダ人シモン・シモンセンと
結婚して,そらまあえらいこと裕福な暮らしをしたらしいです.
その財産残しといてくれよー.

しかし歴史をたどってみると,彼女はその後日本の
土を踏む事は無かったそうな.ん? じゃあなぜぼくは
ここにいるんですか?子孫が日本に帰って来たとでも?
当時事情が厳しかったはずなのに? むー.

1/64 のオランダ人の血,さらにその半分の 1/128 の
イタリア人の血がこの体に流れる,とか言われても
ピンと来ないし,なんだか調べる程にウソ臭く
聞こえて来ました.体格がいいと言われても
別に日本人なら並にいる体だしその他はどう見ても
季節風に吹かれる日本人だ.確かに父親の瞳は少しだけ
ブルーグレーだけれど,そんな劣性遺伝とっくに
打ち消されてますしねえ.

ま,相変わらずネタにしかならない情報でありましたことよ.
やれやれ….

無理です

晩ごはんは待ち合わせて回転寿司.
普通に入れたので席に座ってお茶を飲んで
適当につまみつつ注文を出す.

来ないんですけど.ちっとも来ないんですけど.
あまりにも遅いので嫌がらせまじりで
「甲いかとあおりいかとヅケいかとやりいかを」とか
無茶な注文を飛ばすが,朝日のようにさわやかに無視される.

しかし周囲を見渡すと,なんだかおかしい.
ほかのテーブルもオーダーが通ってないらしく,
全体がざわめいている.明らかに裏方に人手が足りない.
注文はさばききれずブザーだけが鳴る.しかもそれでも
客が入り続けている.判断ミスだろこれはー.

ようやく「30分待ちです」との店内放送が入るが,
すでに客はぞろぞろ入っている.表方の女の子が
半泣きで「無理」と口走る.結構な修羅場であります.

結局頼んだ品の半分も来ていないうちに
流れて来たものを食べておなかいっぱい.
さっくり退散することにしました.

…帰りに隣のハンバーガー屋の中に
寿司屋で怒ってたねーちゃんが何か食ってるのを発見.
よほど腹に据えかねたらしい.おつかれさまでした.

メガネメガネ

朝,寝床でないところで目が醒める.
眼鏡が身体の下にある.うぎゃあ.
ありえない方向に弦が曲がっている.
こわごわとありえなくはない方向へと
曲げなおして顔の上に載せる.

この眼鏡を作ってからもだいぶ経つかなあ.
でも最近調整してもらってないので
このところ目が霞みがち.気を許すとふらふら
目が回ってしまうのでやばいなーと思ってました.

その後買い物.棚とか収納箱とかそんなん.
部屋をごそっと片付ける計画が進んでいたので
やってまれやってまれでなんとかしようと.

家に帰ってふたりでもぞもぞ.捨てるものいらないもの
見切りをつけるもの名残惜しくも手放すもの.
そういう感傷を乗り越えてぼくの部屋には
本が蓄積されて行くのであります.

ひと息ついたところで,ぐるぐるな眼鏡を
精密ドライバーで調整.くりっ.ぽろっ.
…折れてしまいました.

明日は大きな出費をしそうです.
気分は一気に sage 模様.さようならぼくのなけなしの貯金.

いつのまに.

会社を早退して銀行とか市役所とか私用を片付ける.
微妙に遠いので自転車ではなく電車での移動.
しかし足が痛い….右足の薬指と小指が破損してる.
さらに気がつくと左足まで痛い.こっちはぶつけちゃ
いないはずなのになぜだ.その理由がわからない.

人混みの中をこてこて歩いていると時々靴ごと
前の人の踵にごつっと当たる.これがまた痛い.
いい大人が思わず「痛っ」と口に出してしまうほど.
またそんな時にラッシュに巻き込まれたりして,
足を踏まれたりして目を白黒させる.ひぃー.

誰か即効で足の指をぶつけた際に治る方法を教えてください.

寝覚めの悲鳴

激痛で目が醒める.
…強烈にふくらはぎが痛い.
笑うほど普通に痛い痛いと悲鳴をあげる.
ひとまずマッサージしてもらって落ち着くが
なんかこう土曜の朝のさわやかさなど
遠くに放り捨ててしまったようでかなしい.

最近服む薬が微妙に変わったので
慣れない体に悪夢でも見させたんでしょうかね.
これにも慣れていかなくちゃいかんな.

左うでの夢

捻挫したところは固定するためにぐるぐるぐるっと
テーピングしてあります。だけど遠めに見ると、
いや近くで見ても手首を切った後の処置に見えなくもありません。

雨の日に電車で通勤するときなどは、周囲にいらぬ心配を
かけたりしないようポケットに腕まで突っ込むなどの
自意識過剰な方策を採るがよいわ。

で、ポケットにぎゅうっと…。ん。おかしいぞ。
なぜぼくはベルトを身に付けていませんか。
大きめのハーフカーゴはずるずる落ちてゆきます。
もちろん落ちるがままでは大恥をかいてしまうので
必死に食い止める。ずりあげる。ひきとめる。

電車を降りて買い物。夕食の材料をあれこれと買う。
手首を捻ると痛いので荷物は右手で持つ。左手は
傘を固定。…さてこれで両手がふさがりますが
いったいどの手がずれゆくズボンを支えてくれるのですか。
なんか歯がゆいまま歩いては引き上げを繰り返しようやく帰宅。

ベルトは部屋の隅に落ちていましたとさ。
慌てて出勤してはいけないという学習をすることにしよう。