恋なんて知らない

おはようが言えなくて.さらに続き
こんにちはすらも言えなくて.目が
醒めたのは夕方,十七時半を超えた
あたりでした.泣きたくなりますね.

同居のひとは自分の部屋でひとりで
なにやらごそごそやっていたようで,
まあ楽しそうだったのでそっとして
おきました.こちらは早く洗濯物を
取り入れないといけないんですから.
ややしっとりしかかったものを回収.
あと少しで日が暮れる時間でしたよ.

ストーブを焚いた部屋で服を畳んで,
そうこうしていると同居のひとから
声をかけられる.おはよう,という
時刻ではありませんが,ともかくも
晩ごはんどうしましょうかとのお話.
クーポンがあるのでそれを使っては
いかがかと提案,そうしましょうと
話がまとまり,わふわふ準備をする.

電話がかかってきたりと忙しなくも
なんとか食事にありつきます.では
いただきます.同居のひととともに
もしゃもしゃ,テレビを観ながらの
楽しい夕飯.適当なところで片づけ
ぐんにゃりと.同居のひとは明日が
めったやたらと早いそうで,すぐに
お風呂の支度に取りかかりましょう.
さっさと入ってさっさと寝るが吉で
ありましょう.ざぶざぶやっつけて
お湯をとぽぽぽぽと貯めていきます.

それではどうぞお先に入浴をどうぞ.
ぼくもひとのことは言えませんので
ざっくり入ります.そして寝る支度.
お薬がぶがぶ,おふとんに潜ります.