いつもまじめに君のこと

電話のベルが鳴る午前七時.土曜の
こんな時間になんじゃいな.と思って
出てみたら,すでに親が家の前まで
来ているという.なんということじゃ.
ばたばた起き出して布団をかついで
玄関のドアを開けると,本当に目の前に
親御さんの車がどーんと停まっていた.
ちょっと非常識じゃございませんこと,
さすがにこの時間って.お願いやから
そんなに大声出さんといてください,
マンションは響くから.ということで
早急に招きいれる.というかですね,
昨日の夜22時頃に電話がかかってきて
その時既に広島を通過中とか言ってたし.
着くのが早すぎて時間を余らせるのも
確かにもったいない話ですが,せめて
着く30分前くらいには連絡が欲しかった.

とはいえ,来ることは確定していたので
昨夜は一人で片づけをしていたのですが.
部屋はどんだけ散らかっててもぜんぜん
気にならない.というか気にしません.
しかし,なぜか台所だけは片づけないと
きっと文句のひとつも出るに違いないと
重点的に掃除を行いました.重層を撒き
油分を浮かし,くすんだステンレスや
黄ばんだホーローをゴシゴシこすりあげ.
普段も部屋はともかく台所だけはきちんと
しているのですが,寸分も妥協を許さず
とにかくピカピカにいたしましたとも.
このへんはきっと台所を賄うものとしての
プライドってか意地だったのでしょうか.
薬が入ってたのであんまり覚えてないけど.

さて,朝のそんな時刻から来られたんじゃ
いろいろ言われたい放題に説教食らうと
思っていたんですが,存外話は早く済んで
30分くらいで帰って行きました.おやおや.
拍子抜けしてしまって,再度布団を敷いて
睡眠を取る.睡眠は大切ですよう,むにゃ.

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